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プロダクトアウトとコンセプトアウトの違い

プロダクトアウトは商品・サービスを提供する側がメインの販売戦略です。顧客のニーズなどに影響を受けずに、自由に製品開発をすることができます。そのため、イノベーティブな製品が生まれやすいのです。

対してコンセプトアウトの場合、重要になるのは製品の持つスペックなどではなく、製品自身の付加価値です。製品の使用を通じて新しい体験をすることで、ユーザーは性能以上の価値を得ることができます。コンセプトアウトによってユーザーを惹きつける商品ができれば、その商品のブランドを確立することができるでしょう

時代の変化に適応していくことの必要性

日本に資本主義が確立したのは1900年ごろとされていますが、日本が高度経済成長やバブル経済を経験していく中で、マーケティングも変わってきています。かつては「プロダクトアウト」が主流だったのが、消費者目線での「マーケットイン」に変わり、そして「コンセプトアウト」に移ってきました。

これの意味しているのは、ただモノを大量生産すれば売れるという時代から、新しい体験なり価値なりを消費者に提供できなければモノが売れない、という時代に変化したということです。例えば、Appleは、新商品が出るたびに人々に驚きと新しい体験を与えています。このように、すでにコンセプト重視のマーケティングを行っている企業は多いのです。

大量生産に価値が時代は終わり、一つの商品を多くの人が求める時代から、それぞれの人が自分だけのためのモノを求める時代が近づいてきているのかもしれません。コンビニには毎週100種類もの新商品が並ぶそうですが、どれもモノとしてのクオリティーはかなり高い水準に保たれています。にも関わらず、「売れるもの」と「売れないもの」の差は歴然としています。

これは価値がある、というのは普遍的なものではなく、極めて主観的なものである、という事実の象徴かもしれませんが、とにかく、ヒット商品を生み出すのに必勝法はありません。モノは作れても、ヒトの心までは操れませんからね!

いずれにせよ、今の時代、商品開発の現場には「押し付け」になりすぎず「いいなり」にならない、そのような、絶妙なバランス感覚が必要なのかもしれません。ただ、一つ確かなことは、時代の変化に適応していくことが、企業が生き残る術だということです。

【参考記事】
 ※1 プロダクトアウト Product-out _ は行 _ 用語集 _ マーケティングキャンパス
 ※2 プロダクトアウト・マーケットインとは?誤用されがちな両者を解説します|ferret [フェレット]
 ※3 マーケットインとプロダクトアウトの向こう側|日本総研
 ※4 「マーケティングはプロダクト・アウトからマーケット・イン、そしてコンセプト・アウトへ」 | TKP研修ネット
 ※5 JUDEの開発と営業活動:An Agile Way:オルタナティブ・ブログ
 ※6 第4回 コンセプト・アウト_デマンド・インを実践する3つの企業 _ 日経 xTECH(クロステック)
 ※7 「プロダクトアウト」と「コンセプトアウト」の違いとそれぞれが果たすべき役割|U-NOTE [ユーノート]

(安齋慎平)

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