About us データのじかんとは?
本記事は「データマネジメント・ラジオ」に配信されたコンテンツを許可を得て掲載しています。(放送日は2024年07月22日)
特集「データマネジメント・ラジオ」へようこそ!データマネジメント・ラジオは、「データ横丁」が運営するラジオ番組。パーソナリティのよしむらさんといずみさんが、データマネジメント業界で活躍する人々や、これからデータマネジメントを目指す人々からのお便りや質問に答えながら、ゆるーく語り合う番組です。
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みなさんこんにちは、いずみです。
よしむらです。
なんか最近梅雨入りしまして、雨降ってる日多いですよね。
うん、多い。と言いつつ、意外と今日も晴れてる。
で、私いつもお昼ってお弁当持ってくんですよ。 雨降っても晴れてても関係ないから。
で、ちょっと気になったんですけど、データマネジメントしてる方って忙しいイメージがあって。 ですね。
よしむらさんってお昼いつもどうしてるんですか?
そうですね、僕結構普通に、社食があるんで、社食を食べることが多いんですけど、結構この業界忙しいのか何か、完全食みたいなのを食べる人が多くて。
完全食って、ベースフードって知ってます?
知ってます。 パンとか、コンビニに置いてある?
コンビニにも置いてあって、あれを箱買いするそうなんですよ。
で、その箱買いって何十個も入ってるのを、朝昼晩それしか食べない。
かつ、1年ベースしか食べなかった男が、しかも2人もいるっていう身内というか身近に。
身近に? 身近に。
すっごい、何か昔のSF映画で、何か未来は、何カプセル状の錠剤だけ飲めば、何か事足りるみたいな、そんなの映画で見たことあって、味気ないなーって思ってたんですけど、ベースってどうなんですか?
そうなんですよ。聞いたら、1年間ベースを食べ続けたらしいんですね。
で、どうでしたかって聞いたら、1年食べて気づいたんだけど、ベースは1年食べると美味しくないことに気が付いた。
ダメだ、ダメだ。
その美味しくないっていうのが、味も美味しいの、もちろん売れてるし美味しいと思うんですけれども、1年3食ベースしか食ってないっていうのを、それはさすがに普通味覚としてね。
どれだけ美味しいものを食べても、3食も食べれば飽きるということかなと。しかも1年やらないと気づかなかったって、ちょっと面白いなと思って。
逆に言うと、1年は続いたっていうことは、ベースはすごく優秀だってことですよね。
そう、たぶんデータ的に。
素晴らしい。
ではですね、今日もお便りをいただいております。
ラジオネーム「なかむら、とあるしがないデタマネ担当者」さんです。ありがとうございます。
データ提供の課題
質問です。
データを出してくれないです。隣の部署がいろいろ理由をつけてデータを出してくれないです。
また、わがままですが、可能であれば品質を担保した形でデータを出してほしいです。向こうの部署のやっていることをこちらで把握して品質担保するのは難しいので。
いろいろとやり方があるとは思っていますが、可能であれば他の部署でも同じことを繰り返さないように、ルールや制度で出すやり方を考えたいです。データを出す側のインセンティブを含めて考えられる施策を教えてほしいです。
というお便りをいただいています。
なるほど。これはよく聞くケースですね。
あるあるの一つ。
データマネあるあるですね。
そうなんだ。
これは、出す側のコストとメリットの話が一番あると思っています。
出してくれというのは、おそらくDX系の部署とかシステム系の部署から依頼が出るわけですね。
そっちは依頼する側でメリットがあるので頼むと思うんですけれども、それを実行する側は出すのは手間であると、メリットは出してほしいからであるということで、あんまりメリットを感じなくて出したくないというのがあるあるです。
そういうケースはあるあるなんですけれども、一般的な事例としてどう解決することが多いかというのが今回のポイントだと思うんですけれども、
解決策1:口コミの広め方
一般的には狙った部署をやるというよりは、口コミを広げていくというのが大事かなと思っていて。
口コミを広げる。それは社内で。
社内で。 一本釣りみたいに、この事業部のデータしか欲しくないというケースだと難しいんですけど、今回相談のように他の部署もって書いてあるんで、いろんな部署があるんだろうというところで、そのいろんな部署をまず掛け合ってみたら、大体のところでデータ活用したかったんだって人がいますと。
大体いますね。その5部署中1部署ぐらいは。
いない場合はちょっと考えましょうって感じなんですけど、大体いますと。
そこの人はメリットを感じてくれるんで、そこの部署とまずはやりましょうと。
そうすると口コミが結構広がるもので、情報系部門、DX部門にデータ渡してみたら、自分の事業部にとっていい新たな発見気づきが得たよっていう。
なるほど、なるほど、なるほど。
なんかあれですよね、味方をまず1人作ってみて、ここからポジティブな輪をどんどん広げていく。
しかも自分たちが働きかけるんじゃなくて、その相手にじわじわと広めてもらうみたいな感じ。
そうですね、それが結構攻略のポイントかなと思います。
なるほど、それ実際よしむらさんの体験なんですか?
そうですね、よくその技を使ってます。
なるほど、なるほど。なかむらさんいかがでしたでしょうか?
ちょっとね、社内政治っぽい香りがしますけど。
でもあれでしたね、データマネジメントをする人にとって必要なのは、最初の頃コミュニケーションがとても必要だ、みたいなことをよしむらさんおっしゃってましたよね。
そうですね、一番喋るかもしれないみたいな感じで。
解決策2:組織の共通認識
ここに書かれてる、ルールや制度で縛るのはどうだって話があるんですけれども、これ成功するケースは、自分の頭の中で思いついたのは、金融系は結構成功しているのがありますね。
金融系はルールや制度で縛るっていう。
なるほど、業種によってフィットするやり方が違う場合もあるっていうことですね。
はい、で、なぜ金融系は成功するのかっていうと、金融系って監査機関がすごいしっかりしていて、ちゃんとデータは整えて、いつでも提出できるような状態にしなければならないっていう決まりが業界的にはある。
なので、ルールや制度っていうものに対応することもやらなければならないって、社内の組織がそうなってるから、かなりうまくいくんですけれども、金融以外はメリットを感じないとやらないよって言っても成り立つ世界なんで、ルールや制度をいきなり持っていくとうまくいかないっていう。
なるほど、なんか組織体質というか、組織の皆さんが持ってる共通認識みたいなところで、ルールを守った方がいいよねってそこにメリットを感じてくれる人が多いところだと、
メリットではないですね、金融系は。縛らなければ怒られる。
じゃあルールとか制度に慣れてるというか、それやらなきゃなって思っている組織だとこのやり方は合ってるけど、それ以外の業種業界だとそうではなくて、やっぱりコミュニケーションとかメリットとかやる意味とか意義とか、そっちの方を重視されている場合が多いので、だったらそっちの方に働きかけましょうっていう感じですね。
そうですね。
なるほど。
もう1個いいですか。
はい。
もう1個はインセンティブっていうのが書いてあるんですけども。
ありますあります。
これよくある、データ活用側のインセンティブって活用した結果を渡すことだと思っていて、こういう資産が入れましたよとか、こういうシステム作れましたよとか、それをもらった側に返すことがインセンティブだと思ってるんですけど、ここはいきなりもらうことに対してWinWinに関係性にするっていうことはすごい重要ですね。
なのでもらいっぱなしにならずに、ちゃんと手を動かして、ダッシュボードと資産をちゃんと報告するとか、もらった結果こういうメリットが生まれて、事業貢献ちゃんとできてますよ、有難うとか、そういうことはすごい重要かなと思います。
本当にフィードバックが大事っていうか、本当にそこだからコミュニケーションちゃんと取りましょうねっていうところに帰結するような気がしますよね。
もらったらありがとう、何かしてくれたら結果を返す。
そうやってどんどん味方を増やしていくと、何かで縛るんじゃなくて、自発的に協力していただけるような体制が整ってくると。
よしむらさんの周りはそうなっていると
そうですね。経験談、体験談。
いいですね。中村さんいかがでしょうか。
いかがでしょうか。
ご参考にしてみてください。
ご質問ありがとうございました。
それでは皆さんまた次回お会いしましょう。
さようなら。