今、日本では急速にDXが推進されています。ですが、デジタル基盤が整備されつつある一方で、多くの企業に未だに残る組織内部の壁(データに対する理解のギャップ、データ活用への意欲の差、データが変える未来へのイメージの差など)が、有機的なデータ活用を阻んでいます。DXへの最も大きな課題は技術ではないのです。マッキンゼーが実施した2,135名の経営者へのインタビューの結果も、それを証明しています。IT、テクノロジー、データを活かす上で、現状の日本が抱えるもっとも大きな問題は、Technical Problem(技術的課題)ではなく、Adaptive Challenges(適応課題)なのです。
またDX、デジタル変革においては、組織内、組織間には様々なギャップがあり、それはプロジェクトの障壁になっているという研究もあります。
これらの問題は、データサイエンス、技術、MBAなどのフレームワークなど専門知識だけを学んでも、なかなか解決されません。なぜならば、データや技術を使うのも人であり、適応するのもまた、人であるからです。そこに、Adaptive Challenges(適応課題)の壁があります。
重要なのは、企業組織の古い慣習や旧態依然としたビジネスモデルを乗り越えるBoundary Spanner(越境者)の存在です。適応課題が技術ではなく人の問題である以上、組織間における人材の変化がまずは求められており、その変化をリードするキーパーソンとしての越境者が、日本には必要なのです。
そして、これから越境者になろうとする人々が率先して動きやすくなるよう、データのじかんはデータにまつわる先駆者の実績やさまざまなアイデアを紹介します。より多くの人々が越境者になるために、データという文化の土壌を耕すこと、それがデータのじかんの目的なのです。
さあ、今こそ「データの文化」をつくりだそうデータのじかんでは、データサイエンティスト協会の定義するスキルセット(ビジネス課題解決力/データサイエンス力/データエンジニアリング力)に加え、データを文化として捉え直すことが重要だと考えています。
データは単なる数字ではありません。データからは、人やモノやコトの行動や変化、感情や思考の動きなども見て取ることができます。データは、社会や人々の姿を映し出す、ひとつの文化なのです。
そして、データのじかんは、テクノロジーやデータで、ビジネスや社会を変え、文化をつくりあげようとする越境者のみなさまに寄り添うメディアです。越境者の興味・関心を高める話題や越境者の思考を発信するレポート、あるいは越境者の負担を減らすアイデアや越境者の拠り所となる居場所などを具体的なコンテンツとして提供することで、データのじかんは現状の日本にあるさまざまなギャップを埋めていきたいと考えています。
データ・テクノロジーに振り回されるのをやめて、本質を探るためのアクションを起こしましょう。さまざまな壁を打ち破ろうとするビジネスパーソンの未来を応援すること、それがデータのじかんの目標です。
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