ここがポイント： ダジャレは人類にのみ許された嗜み！？

みなさん、おはようございます。

ダジャレっていうのは、いわゆる言葉遊びなので、本来は割と高度というか学のある人たちが嗜む「貴族的なお戯れ」として尊重されていたものらしいですね。ただ、高度なものがある一方で「フトンがふっとんだー」とか「レモンの入れもん」みたいな、そんなに高度ではない庶民レベルの人たちがうっかり口走るといわゆる「オヤジギャク」として冷たい視線の対象となる種類のものも同時に存在してるわけです。

で、おじさんたちがなぜ自慢げにダジャレを披露してしまうのかっていうのは結構いろんな説があるようです。一説によると、若い頃はたとえその発言を思いついたとしても、その発言を慎み、お口にチャックすることで社会の調和を保とうとする自制心が働くんですけど、年齢とともにその自制心が薄れたり失われたり、あるいは笑いの沸点が極限状態まで下がってしまったり、調和を重んじる意識が緩んでしまい、うっかり発言してしまうという行為に手を染めてしまうらしいです。まぁ、そういう意味ではウサギ社長の場合は、率直に言ってしまえば、おじさん化したという部分もあれば、ニューヨーク仕込みのアメリカンジョークが、時には氷点下10度と下回ることもあるニューヨークの冬並みに寒いという部分もありそうです（笑）。

ま、でもアート思考っていうのは、クリエイティブ脳をフル稼働させて、いわゆるゼロイチの部分を考える作業を効率的または継続的に行うための考え方なので、どんなに寒いダジャレだったとしても、何も思いつかないよりも良いし、それを発言することで次のアイデアに進めるっていう点では、どんどん発言した方が良いらしいです。まぁ、冷たい視線の対象となる場合があるリスクは否めないですけど（笑）。

特に最近のご時世だと、今までのサービスとか商品とかの延長線上に次のサービスがあるわけではないですもんね。たとえば、10年くらい前にDVDレンタル事業でそれなりの規模を誇っていた会社が、時代に合わせて動画ストリーミングサービスに着手したり上手くいくかっていうと全然そんなことないですもんね。2004年には9,000店舗以上を展開してて、今後も絶対安泰なんじゃないかって思われていたアメリカのブロックバスターっていうレンタルビデオチェーンも動画ストリーミングが本格化し始めた2015年にはあっけなく倒産しちゃいましたし。やっぱり、柔軟な発想とか既成概念を超えていくためのブレインストーミングとかする時には一周回ってダジャレとかがブレイクスルーを生み出す鍵になるかも知れないので、あながち否定もできないんだなぁって思ったりしてます。

それに、僕もそのうちダジャレを自制できない体質になるかもしれないので、今のうちからくだらないダジャレを擁護しておくのは保険として必要かもしれないと思ってます。それに、そんな保険にまで考えが及んでいるのもちょっとしたアート思考なんじゃないのかなって思ったりするので、「あぁっと」驚くような発想は大事だなって最終的には思ってます（笑）。ちなみに、ChatGPTに「面白いダジャレを教えて」と問いかけてみたところ、こんな回答が返ってきました。

「コンドルがめり込んどる」くらいのレベルを期待しちゃっていたので、AIに期待し過ぎるのもよくないと改めて実感している今日この頃です（笑）。

ま、そんなわけで、では、また二週間後にお会いしましょう。さよなら ！

作者：トツカケイスケ
埼玉県生まれ／東京都在住
明治大学理工学部卒業、デザイン制作会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして勤務し、2004年に独立。
「タイムくん」の漫画は、そんな作者のITへの予備知識やデザイナーとしての情報整理、イラストレーターとしてのスキルとシュールな性格が掛け算されて生まれています。
普段は本作とは違う３つの作風（コミカル・キュート・クール）を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。

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