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【タイムくん – 第49話:DATALYMPIC 2019】

         

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ここがポイント:ミスター・データリンピックがDatalympicを改めて振り返る!


どーもー、皆さん。わたくしミスター・データリンピックこと吉田守です。

昨年に続き、今年のDatalympicも173チーム86作品という多くのご参加とご提出をいただきました。ご参加いただいた皆さん、また予選会や決勝戦にお越しいただいた皆さん、ありがとうございました。

データ活用と言うと、普段はビジネスでのデータ活用シーン、例えば売上データや在庫データ、生産データの可視化などと接することが多いのですが、Datalympicの作品を拝見すると「データって、こんなに多くの活用シーンがあるんだ!」と改めて気づかされました。

今年のDatalympicは、昨年と比較してより多岐にわたったデータ活用作品が多く集まりました。

同じビジネスでも、研修受講者の目線のデータを可視化して研修効果を測定する、脳波データを使って作業効率をアップさせるなど、ちょっと変わったデータを使う作品もあり、普段の業務では気づかない「データ」と呼ばれるものが存在していることが分かります。

「業務」ではなく普段の生活の中でのデータ活用をテーマにした作品も多くありました。アミューズメントパークやショッピングモール、イベント会場など多くの人が集まる「場所」を起点としたデータ活用、最近e-sportsとして注目されているコンピュータゲームや家庭菜園、旅行など特定の「趣味」を起点としたデータ活用など、暮らしの中にもデータがあふれており、まだまだ十分に活用されていないことも作品からは感じとれました。

皆さんも、今取り組まれているデータ活用に加え「他にどんなデータがあるんだろうか? そのデータも加えて活用できないだろうか?」と少し幅を広げて考えてみると面白いヒントが見つかるかもしれません。

そうそう、昨年と違う点がもう1つありました。それは「あったらいいな」や「面白い!」だけではなく、「データ活用を事業に落とし込んでいる作品が多かった」という点です。

昨年も事業化に向けて進めていただいた作品もありましたが、今年は予選会直後から事業化が進められている作品が複数あり、決勝後も「事業化の検討を進めています」というご連絡も数件いただいています。

決勝進出作品だけでなく惜しくも決勝進出できなかった作品からも事業化が進んでおり、最初から事業化を狙って取り組まれたチームもあれば、予選会で発表したあと周りの反響がよく事業化を進めておられるチームもあります。私どもDatalympic事務局としては、そして、ミスター・データリンピックを名乗り続けている私吉田守としてはここまでの動きは予想外でうれしい誤算でした。

もちろん、事業化まではいかないものの「普段の業務では『事業』という目線で考えたことがなかったが、Datalympicに取り組んで事業目線で自分の業務やお客様の業務を考えれるようになった」というお声もいただいており、ご苦労をお掛けした分、皆さんに何らかの成長や気づきをご提供できたのではないかと考えています。

皆さんも、データ活用で何らかの成果を上げておられる場合は、「その成果を同様に困っている方に提供して事業化することはできないのか?」と考えてみるのも、ご自身の思考を広げる訓練になるので、一度チャレンジされてみてはいかがでしょうか?

さて、Datalympicは今年の大成功を受けて、来年も実施する方向で進めています。
春には詳細をご案内させていただきますので、ぜひ皆さん今からアイデアを温め、募集開始とともにお申込いただければ幸いです。

Datalympicにより、データ活用が促進し、かつ皆さんの成長やノウハウ向上のお役に立てるよう、Datalympic事務局一同、支援させていただきます。

ああっとまた私、喋り過ぎてしまいました。1000文字で良いと言われていたのに1600文字くらいありますね。それではここらへんでお別れを言いたいと思います。参加者のみなさん、本当にありがとうございました。そして今年参加できなかった方、来年の参加を心よりお待ちしております。ミスター・データリンピックは永久に不滅です。それではまた来年の春まで、皆さんさようなら~。

それではまた来週、月曜日の朝にお会いしましょう!先週のマンガを見逃した方は、こちらをどうぞ。1話目から読むにはこちらをどうぞ!「タイムくんの特集ページ」へはこちらから。

(吉田守)


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イラストレーター:トツカケイスケ

埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業
デザイン制作会社にてグラフィックデザイナーとして勤務
2004年に独立、シュールな文章がクセになるブログやコミカルでカワイイLINEスタンプが好評。

イラストは漫画とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。

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