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10/31開催「updataNOW23」|関西最大級の小売グループH2Oリテイリングが目指す「コミュニケーションリテイラー」とDXの最前線 –H2O株式会社小山徹氏が解説、ITと流通業界に精通したプロのCIO/CDOが推進するDXとは?

         

こんにちは、データのじかん編集部です。

本日は、データのじかんを運営するウイングアーク1stのアンカーイベント「updataNOW23」へのご招待と、そのフィーチャーセッションに焦点を当てた内容をお届けします。

このイベントでは、関西最大級の小売グループであり、阪急百貨店や阪神百貨店をはじめとした百貨店、食品スーパー、ショッピングセンターなどの事業を展開するエイチ・ツー・オー リテイリング株式会社で変革の舵を取る同社執行役員IT・デジタル推進室長(グループCIO/CDO)の小山徹氏が「コミュニケーションリテイラー」にスポットを当てたセッションを展開します。

そこで本記事では、小山氏が過去に発信してきたH2Oリテイリングが目指す「コミュニケーションリテイラー」とそれに必要な「強くて、やさしいDX」を基に、updataNOW23でのセッションの見どころやおすすめポイントを紐解いていきます。

これまで小山氏は日本IBM、ファイザー製薬を経てプライス・ウォーターハウス(当時)のコンサルタントに転身し、流通業界を中心に豊富な経験を積んできました。さらに2014年には三越伊勢丹ホールディングス役員 兼 三越伊勢丹システム・ソリューションズ代表取締役社長としてシステム構造改革を推進、IT戦略部長としては海外現地法人を含むグループITガバナンスの強化にも携わりました。その後PwC Japanグループ 小売・流通セクター統括パートナーを経てH2Oに入社した、まさにITと流通業界に精通したプロのCIO/CDOです。

前例をドラスティックに強く変革・推進するというよりは、むしろ既存の店舗や働き方にやさしく寄り添いながら、「お客様基点」「従業員中心主義」で、”わらしべ長者”のように段階を踏みながら進める同社のDXを通じて、小山氏が私たちにどのようなメッセージや価値をもたらしてくれるのかを、探っていきましょう。

そんな小山氏がIT・デジタル推進室長として身を置くエイチ・ツー・オー リテイリング株式会社は、2030年に向けた長期事業構想「コミュニケーションリテイラー」という新たなビジネスモデルの実現を目指しいています。

その内容について同社は、『デジタル技術とリアル店舗を融合したお客様とのダイレクトなコミュニケーションを重ねることで継続的な強くて深い関係を築き上げ、それをベースにさまざまな商品やサービスを提供しビジネス化していくことで、お客様に「楽しい」「うれしい」「おいしい」生活をお届けし、地域とともに成長し続けていきたいと考えています』と説明しています。

具体的な施策として「既存事業の再建・磨き上げ」「新市場への展開」「新事業モデルへの挑戦」などを挙げていますが、特に「新事業モデルへの挑戦」で計画している、関西圏1000万人規模のアクティブ顧客基盤を活用した「関西エリア×オンライン軸×サービス事業化」と、「顧客データのプラットフォーム化によるBtoBビジネス展開」は同社のDXが実現しなければ成しえないことを前提としています。

エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)は低層階には阪神梅田本店が入居する大阪梅田ツインタワーズ・サウス(大阪市北区)への移転を機にDXに取り組み続けています。

今では、Google Workspaceなどのデジタルツールも導入し、それまで紙で配布していた給与明細もノートパソコンやスマートフォンで確認できるようになりました。さらに、各社ごとに振られていた社員番号もグループ全体で共通IDとして統一しました。これにより出向したり転籍したりしても共通IDを下に人材情報の一元管理ができるようになり、今後は、社員間の横の繋がりによって、従業員同士の協力や協調といった相乗効果も得られるようになるとグループCIO/CDOである小山氏は期待を寄せています。

さらに驚きなのが、社内の業務改善を中心とする「守りのDX」の範囲を超え、「コミュニケーションリテイラー」を具現化するプロジェクトなどが既に着々と生まれていることです。

H2Oのグループ会社であるエイチ・ツー・オー コミュニケーションNEXT株式会社は、スマートフォンアプリの「まちうま」を開発、2023年5月から大阪府の高槻市エリアでサービスを開始しました。

着任後わずか1年で経産省DX認定企業に選定されるほどのドラスティックな改革を、小山氏はどのように進めていったのでしょうか?

同社のDXへの向き合い方としては、『To-Be(あるべき姿)ではなく、Can-Be(できること)からやっていこう』を掲げており、ステップを踏んで進め、それに合わせてマインドセットも変えていくアプローチこそが「強くて、やさしいDX」で、同社が目指す『コミュニケーションリテイラー』など、新たなビジネスモデルを実現する『デジタルトランスフォーメーション』実現に繋がると小山氏は考えています。

関西最大級の小売グループH2Oリテイリングが目指す「コミュニケーションリテイラー」とDXの最前線」 では、阪急百貨店や阪神百貨店などをはじめ多岐にわたり事業を展開する関西を代表する小売グループ、エイチ・ツー・オー リテイリングが実現を目指している「コミュニケーションリテイラー」という新しいビジネスモデル、その達成のため欠かせない同社のDXについて紹介します。そのアプローチは、前例にとらわれず”強く”変革を進める方向と、既存の店舗や働き方を尊重し”やさしく”進化させる方向の両輪で進められています。本セッションでは、そのDXの舵取りを担当する小山徹氏が、同社の独自の取り組みと裏側のストーリーを共有します。

 

参加無料|「updataNOW23」10月31~11月1・2開催

10/31(火)~11/2(木)開催のデータでビジネスをアップデートする3日間のビジネスカンファレンス「updataNOW23」に小山徹氏も登壇。「updataNOW23」はウイングアーク1st社主催の国内最大級のカンファレンスイベントで、DX・データ活用を軸にした約70セッションと30社以上が出展する展示など、会場とオンラインのハイブリッド形式で開催されます。


関西最大級の小売グループH2Oリテイリングが目指す
「コミュニケーションリテイラー」とDXの最前線

関西を代表する小売グループ、エイチ・ツー・オー リテイリングは、阪急百貨店や阪神百貨店などをはじめ多岐にわたる事業を展開しています。同社は「コミュニケーションリテイラー」という新しいビジネスモデルの実現を目指し、その達成のためDXが欠かせないと考えています。そのアプローチは、前例にとらわれず”強く”変革を進める方向と、既存の店舗や働き方を尊重し”やさしく”進化させる方向の両輪で進められています。本セッションでは、そのDXの舵取りを担当する小山徹氏が、同社の独自の取り組みと裏側のストーリーを共有します。

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