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株式会社良品計画が提供しているスマートフォンアプリ「MUJI passport」は、無印良品で使用できるマイルを貯めたりお得なサービスが利用できたりするサービスです。
無印良品ではネットを中心とした「MUJI.net」「LINEアカウント」「ソーシャルアカウント」のほかに「MUJI Card会員」のサービスを提供しています。MUJI passportは、これらを連携させ利用することができ、さらに実店舗にある商品や店舗検索ができる機能もついている無印良品を利用する人のためのアプリとなっています。
MUJI passportはO2O(Online to Offline)アプリであり、MUJI passportを利用することで無印良品の実店舗利用も促す効果が期待できます。MUJI passportでO2Oを上手に展開しているサービスとして、チェックイン機能があります。無印良品の店舗にチェックインすることで、スタンプとMUJIマイルを貯めることができ、1店舗につき1日1回チェックインすることが可能です。そのためいつも利用している店舗に商品が無い場合でも、ネット購入ではなく別店舗に誘導するような仕掛けにも応用することができます。
また、ソーシャルネットワークとの連携により、利用者の知人・友人にMUJI passportの存在を知らせることができ、さらなる利用者の拡大も期待できます。
MUJI passportは、O2Oアプリの中では特に注目を集めるアプリの一つになっています。
O2Oアプリのメリットとして、顧客の利用状況をデータ化するのに適している点が挙げられます。ITの知識が乏しくても、MUJI passportで集めたチェックインや購入履歴、クーポン利用、ポイント加算などのデータを見ることで顧客がどれだけ店舗を利用したかを確認することができるのです。
また、ネットストアとの連携によって、オンラインショッピングのデータも一緒に確認することができます。 実店舗販売を行っている企業は、O2Oアプリを取り入れることで利便性を上げることが期待できます。
また、オンラインストアも運営している企業は顧客の詳しいデータを集めるのに適したO2Oアプリを活用することで、より詳細なデータを収集することができ、売上戦略を立てやすくなるでしょう。実際に店舗に立たなければわからなかった顧客のニーズも、O2Oアプリの利用で形式化しやすくなります。O2Oアプリには、今まで暗黙知であった部分を形式知に変換できる利点があり、店舗にずっと滞在することができないエリアマネージャーや本社スタッフでも顧客のニーズを把握することができる可能性を秘めているのです。
(データのじかん編集部)
株式会社良品計画の元会長、松井忠三氏は、「実行以上に大切なものはない」と「戦略よりも実行力で一流を目指す」ことが大切だと明言する。良品計画社長就任後、赤字状態だった組織を改革し、ブランド「無印良品」の復活を実現。今や国内外870店舗(2017年2月期時点)の「無印良品」において、全店舗全社員による“100%実行力”がどのように生み出されたかを語った。続きを読む
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