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125m四方単位での人口が把握できる「あさひる統計」データが3rd Party Data Galleryで使用可能に!

         

ウイングアーク1stは2018年12月18日から「あさひる統計」を自社サービスである「3rd Party Data Gallery for MotionBoard Cloud」と「3rd Party Data Gallery On Demand」のラインナップに追加しました。

あさひる統計とはスマートフォンアプリから得られる位置情報を処理することで125m四方という小規模の人口を推計して把握可能な統計です。

どのように計策をしているのかなどを含め、改めて

  • あさひる統計とは
  • あさひる統計の特徴

などについて簡単に説明していきます。

あさひる統計とは

あさひる統計とは、スマートフォンのアプリから得られる位置情報をビッグデータ統計処理し、125m四方(6次メッシュ)という小規模単位で人口を平日・休日・時間帯別に推計したのちに、見たい・知りたい場所・時間帯ごとの人口を把握可能にするものです。

都心部や観光地では流動性が激しく、国勢調査で調べた人口統計データをそのまま活用することは困難です。ビジネス展開をするのであればもっと細かな流動性の人口が見れるデータを活用したい。それを実現可能にするのがあさひる統計です。

例えば、飲食店をオープンしたい、自動販売機を設置したい、などの場合、できるだけ人通りが多い場所の方がビジネス的には有利だと考えられます。あさひる統計は、データを活用することで、飲食店や自動販売機の設置に適した立地を見つける手助けをしてくれる統計サービスです。

3rd Party Data Galleryとは

3rd Party Data Galleryとは、ウィングアーク1stが提供しているサービスの1つで

  • 3rd Party Data Gallery On Demand
  • 3rd Party Data Gallery for MotionBoard Cloud
  • 3rd Party Data Gallery for Business Intelligence

の3プランあります。

3rd Party Data Gallery On Demand


On Demandは外的環境、マーケットの変化を素早く、かつ気軽に把握したい人にお奨めです。

国勢調査をはじめとした各種統計データや訪日外国人の動態データなどを、定型のデータコンテンツとして閲覧可能なWebサービスです。データマーケティングに長けていない人でも視覚的にわかりやすいのが特徴です。

3rd Party Data Gallery for MotionBoard Cloud


自社データと第三者データを統合分析したい方向けのプランです。

第三者のデータだけではなくて、自社のデータを入力することで、企業活動により役立てることができます。

3rd Party Data Gallery for Business Intelligence


多様なデータを駆使するデータサイエンティスト向けハイエンドモデルです。

データはCSV形式で提供され、ユーザー環境で自由にオリジナルの分析が可能です。

あさひる統計は上の2つ「On Demand」「for MotionBoard Cloud」のプランのラインナップの追加になり、より細かな分析が可能となりました。(On Demandは14日間の期間限定試用版も提供されており、無料で試してみることができます。)

あさひる統計の特徴

では、この「あさひる統計」にはどのような特徴があるのでしょうか?

流動性のある人口を地理的に理解する


流動性のある人口の把握に特化している、というのがあさひる統計の一番の特徴です。

流動性のある人口とは通勤、通学、買い物、旅行などの行動をしている人口の意です。国勢調査からわかることは居住地別の人口や、勤務地や通学先の情報を基にした昼間人口で、流動性のある人口由来の人口の把握はできませんでした。

あさひる統計ではスマートフォンの位置情報ともとにしているために時間単位での人の動きを反映した統計データを見ることが可能です。より正確な人口データを見ることができます。

ちなみに上の画像は、東京都、渋谷区にエリア限定し、駅周辺の休日の12-15時の分布を可視化したものです。

平日、休日の時間帯別の人口状況の把握ができる


平日と休日別に3時間おきの推計人口を見ることができます。

  • 深夜の在宅時
  • 夕方の余暇時間
  • 休日の買い物
  • 休日の娯楽時間

そういった状況別の特定の地域の人口を把握することができます。

狭域の精細な人口動向が把握できる


「あさひる統計」の集計単位は約125m四方のメッシュ単位となっています。

国勢調査の町丁字等集計や一般的に利用されている4次メッシュ(500m四方)の1/16のサイズであり、より細かな領域の人口を確認ができます。

更新サービスによって最新状況を反映している


「あさひる統計」は、年に4回ほど情報が更新されます。メンテナンス契約を利用すると、自動で更新されるので、常に最新情報を確認することが可能となります。

事業計画に役立てられるあさひる統計

あさひる統計を使用することで、より細かなリアルタイム情報が取得できます。これらの情報は様々なシーンで活用することができます。

例えば、

  • 出店計画
  • 販促計画
  • 都市計画

などではあさひる統計の数値が役立てられるでしょう。

出店計画


出店をするエリアが決まっている状態で、具体的な出店場所を決める際に、北側と南側どちらの人口が多いのかを確認ができます。

午前が多いのか、午後が多いのかも分かり、店舗の大きさも人口の流動から考えることができるでしょう。

販促計画


チラシや屋外での広告などの最適な場所、時間がどこなのかを分析することができます。

流動性の人口がわかるために、自社の広告がどの場所に合っているのかなどがわかるでしょう。

都市計画


都市計画はする前とした後では流動が変わってしまうケースもあります。

都市計画では災害時の人命救助などの緊急事態の対応も含めて考慮する必要があるため、時間単位での流動を見ることも不可欠となります。

あさひる統計では、平日休日の時間単位での人口が確認できるために、より具体的なイメージを持って計画を進められます。

観光客向けビジネスとしての活用

日本にはいわゆるインバウンドと呼ばれる外国からの観光客が毎年何千万人と訪れています。2018年には3000万人を上回り、今後も増加すると予測されています

スマートフォンの位置情報をうまく活用することで、観光客をうまく誘導し、事故や混乱を防いだり、渋滞を未然に防いだりなど、観光業をより活性化したりすることも可能となります。災害時の対応にもデータは役に立ちます。あさひる統計のデータをうまく活用すれば、街づくりや地方創生にも繋げることができるかも知れません。

 

終わりに

今回の記事では、3rd Party Data Galleryに新しくラインナップとして追加したあさひる統計についてお知らせしました。

IT含め、産業の流れが早い今、正確な情報をいかに早くつかみ、使いこなすかが勝負の鍵となるかもしれません。

企業活動をする上で、より細かなデータ分析をするための情報として役立てることができるでしょう。

(桑折和宗)

 

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