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データで見る純喫茶の移り変わり:昭和レトロを代表する純喫茶はどのようにして生き残るべきか?

         

皆さんはコーヒーを飲みたい時、あえて「純喫茶」に行くことがありますか?

純喫茶というと古くて、静かで、気軽には入りにくいという印象を持つ方が多いかもしれません。近くにあったとしても足を運ぶのは本当に時間があるときだけで、普段は気軽に入れるフランチャイズ系のお店やコンビニのコーヒーを飲む、という方が最近は主流ではないかと思います。

そんな純喫茶ですが、オーナーの高齢化や店舗数の減少によって、存続の危機にあります。昭和を代表するレトロ文化である純喫茶は、今後令和の時代にどのように変化し、生き残っていくべきなのでしょうか。

今回はそんな純喫茶を巡る現状を調べてみたいと思います。

SNSでつながる純喫茶

前述の通り、純喫茶の店舗数は年々減少しています。

日本コーヒー協会によれば、最も喫茶店が多かったのは1986年の約15万店で、その年をピークに年々店舗数は減少。統計上最新のデータである2016年には、半分以下のおよそ6万7000店にまで減少しました。推測ですが、2020年のコロナウイルスが飲食業界に与えた影響を考えると、最新の数値はさらに減少しているのではないでしょうか。

意外なことにそんな喫茶店を支えているのは、実は若い女性です。

非日常を手軽に体感することのできる純喫茶は、単純にそのコーヒーや料理を楽しむだけではなく、女性達にとってはそれらの写真を撮ってSNS映えを狙うことができる場所でもあります。一日に利用する顧客の半分が若い女性である喫茶店もあるといい、実際にインスタグラムで「#純喫茶」での投稿はおよそ34万件あり、「#純喫茶巡り」でも、およそ4万件の投稿があります。

厚生労働省の調査によれば、男性よりも女性のほうが「口コミや紹介」「喫茶店のSNS」「個人のSNS」から情報入手しているといい、いかにSNSを利用する女性にアプローチしていくかが求められることになるでしょう。

 

スターバックス一号店と純喫茶

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