今回のサミットでは、感性科学を活用した消費者行動の分析、グローバル市場を見据えた新たなマーケティング戦略、そして企業ブランディングの最前線など、多彩なテーマが取り上げられます。
基調講演には、オラクルひと・しくみ研究所の小阪裕司氏、アース製薬やコロプラなどの社外取締役を務めるハロルド・ジョージ・メイ氏、アパホテル株式会社の元谷芙美子社長が登壇予定です。
また、パネルディスカッションや1対1のビジネスミーティング、ネットワーキングセッションを通じて、参加者同士の知見共有や新たなビジネスチャンスの創出が期待されます。マーケティングの未来を切り拓くこの2日間は、業界のリーダーたちにとって見逃せない機会となるでしょう。
本イベントは、2025年6月12日(木)および13日(金)、東京都文京区のホテル椿山荘東京で開催されます。
第20回目を迎える今回のCMO Japan Summitでは、講演者15名とともに、企業のマーケティング部門責任者やIT関連サービスを提供するソリューションプロバイダーが一堂に会し、現在の市場環境下での課題やビジネスチャンスについて議論を交わします。
開催期間中は、講演、ディスカッション、One-to-One Meetings(商談会)、およびお食事を兼ねた交流会を通じて、参加者が直面する課題の解決を図りながら、国内有数の企業のCMOや情報システム部門の統括責任者との繋がりを深める絶好の機会となります。
・日本企業を牽引するマーケティングリーダー
マーケティングリーダーにとって本イベントは、重要な専門的情報交換の場であると同時に、ビジネスチャンスを創出する貴重な機会です。年次の戦略的目標とニーズの評価に基づき、最適なソリューションを紹介することで、提供者の選定プロセスを簡略化し、時間と手間の削減につながります。
・世界中から集められた革新的なソリューションプロバイダー
本イベントには、厳選されたソリューションプロバイダーがパートナーとして参加します。事前に提供者のプロフィールとサービス内容が、マーケティング部門のニーズに合致しているかを確認し、CMO Japan Summitの共同アプローチを通じて、提供価値と顧客ニーズのマッチングを図ります。
市場の変化と技術革新が加速する中、CMOに求められる視座はより広く、深くなっています。
CMO Japan Summit 2025では、感性科学を活用した共感戦略、AIとクリエイティブの融合、推し活に代表されるファンマーケティング、メタバースや動画を活用した次世代ブランディング、広告投資の最適化、多様化する顧客層へのアプローチなど、マーケターの今と未来を支える6つのテーマが展開されます。
・感情を揺さぶる戦略設計
顧客起点へと原点回帰し、人の感情に訴えかけ、心を揺さぶり、共感を生むメッセージと質の高い関係を築くための戦略を探る
・テクノロジーとクリエイティブの融合
AI革命による人間との役割分担を理解し、マーケターとしての価値を開花させる
・熱狂的ファンづくりの新潮流
推し活を正しく理解したファンマーケティングや、熱狂的な支持を集めるコミュニティ作りの重要性を学ぶ
・拡張・進化する情報発信方法
メタバースや短尺動画など新しいメディア環境の活用を考え、次世代のブランディング戦略を進化させる
・投資の最適化と再建
広告・販促費用や方法を再構築し、マーケティング効率を最大化するための戦略を立てる
・多様化する顧客分析戦略
Z世代からシニア層・富裕層と適切なターゲティングとそれぞれのニーズに合う新しい戦略を探る
実践的かつ先進的なインサイトが詰まった2日間に、ぜひご注目ください。
最新の動向と展望に精通しているだけでなく、鋭い洞察力を持つCMOの専門家たちが、現在の市場環境下で直面している課題や、潜在的なビジネスチャンスについて、講演、ケーススタディプレゼンテーション、パネルディスカッションを通じて活発に議論を展開します。
買いたい!のスイッチを押す方法:感性科学で創り出す消費者行動
オラクルひと・しくみ研究所 博士(情報学)/代表
小阪 裕司 氏
[プロフィール]
九州大学招へい講師、日本感性工学会理事。1992年「オラクルひと・しくみ研究所」設立。人の「感性」と「行動」を軸にした独自のビジネス理論と実践手法を研究・開発し、2000年からその実践企業の会「ワクワク系(感性科学)マーケティング実践会」主宰。現在全都道府県および海外から千数百社が参加。成果実例を再現性のあるものにする為、学術研究にも邁進し、2011年に博士号(情報学)を取得。提唱する理論の実践は、生産性向上に資することが立証されており、2017年に全国展開する事業が、経済産業省の認定を受ける。2019年には慶應義塾大学との共同研究で、その実践・習得のコツ「感性科学マーケティング・パターン」をまとめる。著書は海外出版等を含め計46冊。
[プログラム概要]
現代のマーケティングはますます複雑化しており、消費者の行動も技術の進化とともに劇的に変化しています。しかし、どれほどテクノロジーが進歩しても、人間の根底にある「心の動き」は変わりません。
本講演では、最新のマーケティングトレンドや消費者動向を踏まえながら、あらためて消費者行動の本質に立ち返ります。なぜ人は「買いたい!」と思うのか、どのように“ファン化”するのか、そして「買う」行動を生み出す鍵は何か──その本質に迫ります。
具体的には、消費者心理を理解するための基本的な理論を学びつつ、それを実際のマーケティング活動にどのように応用できるかをご紹介します。人の心を動かすアプローチや、心を揺さぶるコミュニケーション手法、さらには新たな時代における消費者との接点づくりにも焦点を当ててまいります。
特に、感性科学に基づいたマーケティング手法については、「ワクワク系マーケティング実践会」での豊富な成功事例を交えて解説いたします。消費者行動論や心理学の深層に触れながら、ブランド戦略やマーケティング活動に新しい視点をもたらす講演となっております。
グローバル市場を攻略する新・マーケティング戦略
(元)タカラトミー 社長・(現)アース製薬・キユーピー(株)・パナソニック(株)
社外取締役・サンリオ(株)顧問
ハロルド・ジョージ・メイ 氏
[プロフィール]
1963年オランダ生まれ。日本語、英語、オランダ語など6カ国語を話す。ニューヨーク大学修士課程修了。ハイネケンジャパン、日本リーバ、サンスター、日本コカ・コーラ副社長を経て、2015年にタカラトミー代表取締役社長となり、赤字経営から大幅黒字回復を成し遂げ、過去最高売上げ・最高利益を達成。2018年に新日本プロレスリング代表取締役社長に就任。海外進出に尽力し、過去最高売り上げ・最高利益を出す。2020年10月退任。これまでの経営手腕が話題となり、マスメディアに多数出演。NHK「おはよう日本」「ザ・ヒューマン」「サラメシ」、テレビ東京「ガイアの夜明け」、CNN特集、TBS「Nスタ」コメンテーター、「がっちりマンデー」、活字媒体では「日本経済新聞」「東京新聞」連載、「日経トレンディ」「東洋経済」「PRESIDENT」「経済界」「中央公論」「週刊新潮」など。第45回経済界大賞(2019)ではグローバル賞に輝くなど、経済界からの注目度も高い。
[プログラム概要]
現代の企業は、グローバル市場での競争に勝ち抜くために、従来の枠にとらわれない新たなマーケティング戦略を構築する必要があります。
本講演では、ハロルド・ジョージ・メイ氏がこれまでの豊富な経験をもとに、成功する企業のマーケティング戦略とその実行方法について語ります。
特に、タカラトミーにおけるV字回復や新日本プロレスのグローバル展開といった実績を踏まえながら、マーケティング部門が企業の成長にどのように貢献できるかを探っていきます。
グローバル化を推進するためには、単にマーケティング戦略を見直すだけでなく、企業文化や組織体制そのものを変革・適応させる必要があります。
メイ氏は、組織の体制改革、社員のモチベーション向上、そして適材適所の人材配置を通じて、「最強のチーム」を築くことの重要性を強調します。
そのうえで、グローバル市場で通用するための「10の実行可能な戦略」を提示し、明日からでも導入できる具体的な施策をご紹介します。
・大胆な目標が持つパワー
・企業に対する社員の誇りこそが必要
・記憶に残るマーケティングで顧客をファンにするなど10科目
「私が社長です。」
アパホテル株式会社 取締役社長
元谷 芙美子 氏
[プロフィール]
福井県福井市生まれ。福井県立藤島高等学校卒業後、福井信用金庫に入社。22歳で結婚し、翌1971年、夫の元谷外志雄が興した信金開発株式会社(現アパ株式会社)の取締役に就任する。1994年2月にアパホテル株式会社の取締役社長に就任。会員制やインターネット予約システムをいち早く導入し、全国規模のホテルチェーンへと成長させる。2006年早稲田大学大学院公共経営研究科修士号を取得し、2011年には同博士課程を修了。現在、アパホテル株式会社取締役社長をはじめ、アパグループ11社の取締役、日韓文化協会顧問、株式会社SHIFT社外取締役、株式会社ティーケーピー社外取締役を務める。また、全国各地からの講演依頼にも精力的に取り組み、地域社会の活性化に努めている。
[プログラム概要]
創業以来53年にわたり連続して黒字経営を達成し、地域から全国、さらには海外へと事業を拡大してきたアパホテルは、業界のリーダーとして確固たる地位を築いています。
本講演では、これまでの歩みの中で、いかにしてブランド力を高め、業界ナンバーワンを目指してきたのか、また、ピンチをチャンスに変える独自の経営哲学について、元谷芙美子社長自らご紹介いただきます。
さらに、連続黒字経営を維持してきた秘訣や、総資産1兆円を超える規模へと成長した背景についても、経営戦略およびマーケティングの視点から深掘りしてまいります。
「私が社長です」という力強いメッセージには、経営者としての揺るぎない信念と行動力が込められています。そして、「やるからにはその業界のナンバーワンになるつもりで挑み、無限の可能性を信じて全力で行動する」という言葉には、挑戦を恐れず前に進み続ける姿勢が如実に表れています。
本講演では、アパホテルがどのようにブランドを築き上げ、業界内で成長を実現してきたのか、そして次世代のリーダーに求められるマーケティング戦略や企業文化について、元谷社長の成功の極意を余すところなくお話しいただきます。
JR東日本におけるデータマーケティングの取り組みと人材育成の軌跡
東日本旅客鉄道株式会社
マーケティング本部 戦略・プラットフォーム部門 データマーケティングユニット 担当部長
渋谷 直正 氏
[プロフィール]
2002年に日本航空に入社、JALオウンドサイトのレコメンド施策の立案・企画・実施を担当。2014年、日経情報ストラテジー誌による「データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞。2019年にデジタルガレージ転職、同社グループでのデータ活用を統括・推進する執行役員CDOに就任。2021年より現職、JREポイントやSuicaデータを活用したマーケティングを統括。統計解析や実務に役立つ分析手法に詳しく、データを使ったマーケティングを得意とする。講演・記事掲載など多数。
[プログラム概要]
JR東日本の渋谷直正氏が登壇し、企業の成長を加速させるデータマーケティングの成功事例と、その取り組みについてご紹介いただきます。
渋谷氏は、これまで十分に活用されてこなかった膨大な顧客データを活かし、データドリブンなアプローチを推進してこられました。さらに、鉄道事業にとどまらず、生活ソリューション事業(非鉄道事業)への事業領域の拡大を実現するために、データを活用できる人材を社内で育成し、持続的な成長を目指しておられます。
本講演では、データ分析の経験がなかった社員に対して、どのように意識づけを行い、主体的に取り組む姿勢へとマインドセットを変革していったのか、その具体的なアプローチについて事例を交えてご紹介いただきます。
また、ジョブ型人材の採用をはじめとした近年の取り組みを通じて、社内に醸成されてきたデータドリブン文化をいかに高度化・浸透させているかについてもお話しいただく予定です。
この講演は、データマーケティングの実践的な手法に加え、組織文化の変革や社員のモチベーション向上に関する知見、そして「人の心を動かすマーケティング」の本質を学ぶ貴重な機会となるでしょう。
・データマーケティング(BtoC)
・予測モデル
・データ分析人材の育成
・ジョブ型人材の活用
【特別対談】新価値創造の先駆者たちが語る時代を先取りするマーケティング論
株式会社MICHI / (元)株式会社資生堂 CEO
北原 規稚子 氏
[プロフィール]
2002年にライオン株式会社へ入社。営業を経て、ライオン史上最年少の27歳でブランドマネージャーに就任し、ボディケアの新ブランド立ち上げに従事。産休・育休を取得し復帰後、2010年に株式会社資生堂へ入社。TSUBAKI、ELIXIR等のブランドマネジメント、MAQuillAGE等メイクアップ領域のマーケティング部長を経て、2021年からは副CMO、マーケティング本部長、新価値創造マーケティング本部長等マーケティング組織を広く管掌。ELIXIRではBMとして、”つや玉で肌を最高の味方に”というベネフィットを軸としたリブランディングで日本におけるスキンケアシェアを6位から1位に導き、しわ改善の新市場創造プロジェクト等をリード。MAQuillAGEではVPとして、ベースメイクの概念を変えるコンセプトリニューアルや、コロナ禍でのマスクにつきにくいBBクリームの開発、美容部員のSNS発信活動立ち上げ等、時代の変化を捉えた新しい価値創造でベースメイクシェア1位、メイクカテゴリー1位を達成。その他、コーポレートを横断して社会価値と経済価値を両立する”表情プロジェクト”、”Hand in hand プロジェクト”、”みんないい顔プロジェクト”、”ファンデ美容液プロジェクト”等、複数の全社プロジェクトのPMOとして、5つの社長賞受賞プロジェクトをリード。2023年には個人事業を立ち上げ、2025年1月に法人化。化粧品以外のブランディングやコンセプト開発にも携わる。
[プログラム概要]
ライオン株式会社にて、史上最年少でブランドマネージャーとしてキャリアをスタートさせた北原規稚子氏は、株式会社資生堂においても数々の有名ブランドのブランドマネージャーやマーケティング本部長を歴任されました。現在は、マーケティング主導による企業変革を目指し、「新価値創造マーケティング本部」の本部長として活躍されたのち、2025年5月より株式会社MICHIのCEOに就任し、多くの企業の新価値創造に伴走しておられます。
担当するブランドを常に輝かせ、消費者の心を深く捉えてきた北原氏は、新価値創造や新市場開拓のプロフェッショナルです。本講演では、これまでのご経験をもとに、その秘訣や考え方についてお話しいただきます。
講演は、株式会社JTBの風口悦子氏との対談形式で行われます。風口氏は、JTBの事業ドメインである「交流創造」を基盤に、環境変化を新たな価値創出と事業拡大の機会と捉え、旅行業界の枠を超えてさまざまな事業分野において人々が交わる場を創出されています。
今回の対談では、「X創造」をテーマに、消費者がワクワクし、輝く未来を想像・創造していくために必要な新しいマーケティング戦略や事業展開のヒントを共有いただきます。また、時代の変化をチャンスへと変えるための視点や、具体的な方法論について学べる貴重な機会となります。
・新価値創造とは?
・じゃないほう市場から発想する
・生活者と協創するUGCアップサイクルマーケティング
家電の王者タイガー魔法瓶、V字成長ブランディングと新規事業マーケティング
タイガー魔法瓶株式会社 取締役CMO
浅見 彰子 氏
[プロフィール]
大学卒業後、画像エンジニアとしてスティーブ・ジョブスと仕事をし、「ライフスタイル提案型・戦略マーケティングとブランディング」の重要性を体感する。ソニー時代はエンジニアと広報を兼任、社内ベンチャーコンテスト1位を経て、ソニー本社研究開発本部事業戦略部統括課長を最後に卒業。お料理好きが高じて2019年にタイガー取締役に就任、次世代技術研究・知財法務・事業戦略・商品企画・デザイン・ブランディング・広報宣伝・マーケティングを統合したオペレーションを担当、社内「ワンチーム」にて、国内炊飯器シェアは5年連続で毎年2~3%ずつのアップを継続している(2023年3月数量トップシェア初記録)。
[プログラム概要]
タイガー魔法瓶株式会社の取締役CMOである浅見彰子氏が登壇し、企業の中長期戦略に基づき展開された、既存の「民生向け事業」と新規の「産業向け事業」、この2つの分野におけるブランディングおよびマーケティングの成功事例をご紹介いただきます。
創業100年を超えるタイガー魔法瓶は、長年にわたり民生用家電企業として確固たる地位を築いてきました。特に調理家電分野においては、業界のトップ争いを繰り広げるなど、高い競争力を誇っています。直近では、日経優秀製品・サービス賞の複数受賞をはじめ、家電大賞を含む18冠(※2024年4月現在、正確な数は確認中)を獲得するなど、その実績も輝かしいものがあります。
しかし同社は、こうした成功に甘んじることなく、コア技術である「熱制御」を軸に、ハイテク産業用製品事業の拡大に挑戦しています。これまでにも、SpaceXに搭載された真空断熱運搬容器や、トヨタ・プリウス向け部品の提供といった実績を残しており、技術力を活かした新たな分野への展開を加速させています。
本講演では、家電市場での成功を礎に、タイガー魔法瓶がいかにして「ハイテク企業」としてのブランドを構築し、民生分野・産業用分野の双方で競争優位性を確立してきたのかを深掘りしてまいります。
具体的には、民生分野における「世界中に幸せなだんらんをひろめる」、産業分野における「温度を見つめ、未来をつくる」というキーメッセージを軸に展開された、それぞれのブランディングおよびマーケティングの取り組みをご紹介いただく予定です。
ドン・キホーテ躍進成功の秘訣:目から鱗のマーケティング戦略と”情熱価格”リブランディング
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
常務執行役員・PB事業統括責任者
森谷 健史 氏
[プロフィール]
2005年4月㈱ドン・キホーテ入社。入社後は家電部門の店舗担当者として新宿店配属。エリア担当を経て家電部門責任者。商品開発も経験したことをきっかけに、PB推進部の家電責任者として、PB商品開発を手掛ける。17年からデジタル戦略責任者としてアプリ開発に携わる。19年PB事業戦略本部本部長に就任、情熱価格のリニューアルを実施。22年マーケティング管掌、23年リテールメディア事業管掌
株式会社 博報堂 クリエイティブ ディレクター
宮永 充晃 氏
[プロフィール]
2012年 博報堂入社。マーケティング セクションでブランド戦略・デジタルマーケティングを担当。その後、クリエイティブ セクションへ異動し、クリエイティブ ディレクターに任用される。【受賞】クリエイター・オブ・ザ・イヤー(2024) / ACC TOKYO CREATIVE AWARD / SPIKES ASIA / ADFEST / PR グランプリ アワード / GOOD DESIGN AWARD / 読売広告大賞 / JPM AWRD SILVER / DIMEトレンド大賞 etc
[プログラム概要]
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの森谷健史氏がご登壇されます。
本講演では、ドン・キホーテがどのようにして躍進を遂げたのか、そのきっかけとなったプライベートブランド「情熱価格」のリブランディングについて、森谷氏とともにこのプロジェクトを成功へと導いた博報堂のクリエイティブディレクター・宮永氏が、対談形式で解説いたします。
森谷氏が手がけた「情熱価格」のブランド再生における成功の秘訣を中心に、ブランディングの過程で見えてきた“こだわるべきポイント”についても詳しく語られます。
さらに、クリエイティブな商品開発や店舗づくりが、どのように企業の競争力を支えてきたのかについてもご紹介いたします。
理論にとどまらず、森谷氏が実際に実行された戦略やインナー意識改革を通じて、ブランドがどのように成長していったのかを学ぶことができる講演です。
メタバース時代の広告戦略と未来のマーケット
日揮グローバル株式会社
デジタルプロジェクトデリバリー部 プリンシパルエンジニア
横山 拓哉 氏
[プロフィール]
2004年、日揮(現:日揮グローバル)株式会社に入社。サウジアラビア、オマーン、クウェート、オーストラリア、ベトナム、フィリピン、カナダなどの海外大型プラント建設プロジェクトにプロジェクトコントロールエンジニアとして従事し、サウジアラビアとクウェートでは長期現場駐在を経験。2020年12月、月面推薬生成プラント建設を目指す月面プラントユニットが発足し、海外プロジェクトで培ったプロジェクトコントロール技術を宇宙開発へ応用すべく同ユニットに異動。月面推薬生成プラントの認知向上のため、Lumarnity VR(VRChat)を制作。
横須賀市 アドバイザー / 株式会社V 行政戦略部長/アカウントエグゼクティブ
小山田 絵里子 氏
[プロフィール]
2025年3月まで横須賀市職員として勤務し、4月から株式会社Vの行政担当部長に就任。横須賀市では、ゲーム・アニメ文化への興味を活かし、Ingress、Pokemon GO、シェンムー、アズールレーン、モンハンなどのIPとのコラボを企画・推進。さらに、eスポーツ事業の立ち上げを主導し、市内高校への支援やスカラー制度の設立に貢献。2023年には「メタバースヨコスカ」の統括を務め、2024年には観光×AIの開発に携わるなど、新技術を活用した自治体の新規事業を推進。今後は株式会社Vにて、メタバース領域を軸に、新技術を活かした企画・事業を推進。
株式会社大丸松坂屋百貨店 DX推進部 部長
岡﨑 路易 氏
[プロフィール]
2004年、㈱大丸入社。店舗勤務ののち本社にて財務・経理業務を担当、持ち株会社へ出向しM&A戦略推進に携わる。2018年、大手IT企業へ入社。2020年、㈱大丸松坂屋百貨店へ再入社。DX推進部部長として新規事業開発・既存事業DXに取組む。2025年、企業や行政へのインフルエンサーマーケティング・SNS運用支援、メタバース参入支援、ショールーミングストア”明日見世”を用いたブランドディング支援といったサービス展開をするマーケティングソリューション事業の拡大に注力。島根県江津市の観光大使であるGOTSU CREWとしても活躍。
株式会社JTB 執行役員ブランディング・マーケティング担当 兼 CMO
風口 悦子 氏
[プロフィール]
2023年9月より株式会社JTBに入社、ブランディング・マーケティング担当執行役員、チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)に着任し、ツーリズム事業に加えてB2B領域のマーケティング強化やグローバルブランドの強化を推進する。前職の日本IBM株式会社では、執行役員チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)、パフォーマンス・マーケティング・ディレクター、クラウド・AI担当プロダクト・マーケティング・ディレクターなどマーケティングの要職を歴任。システムズエンジニアや営業職の経歴も持つ。
[プログラム概要]
メタバースの登場により、企業はどの程度、実際のビジネスへと活用を進めているのでしょうか。仮想空間内でのブランド構築やエンゲージメントは、従来のデジタル広告とは一線を画す新たな可能性を秘めており、企業がその未知の領域でどのように存在感を示していくべきかが問われています。
仮想空間における体験型広告や、NFTを活用した新たな価値創出の手法は、今後のマーケティング戦略に大きな変革をもたらすと考えられます。
メタバースは、単なるエンターテインメントの場ではなく、企業が新たな形で消費者と直接つながり、リアルとバーチャルが融合する未来型マーケットを創出する舞台でもあります。この新しい空間で消費者との関係性を築くために、次世代のインタラクティブ広告やブランド体験、さらにはバーチャル商品やサービスの提供を通じて、企業はどのようにメタバースにおける価値を最大化できるのかが問われています。
本ディスカッションでは、メタバースにおける最新の取り組みをご紹介するとともに、未来志向のマーケットにおける広告戦略や消費者エンゲージメントのあり方について議論いたします。デジタル空間における新たな価値創出、そしてその先にある「次世代の広告体験」をいち早く実現するための鍵を探ります。
相反する顧客層に共通する戦略はあるのか?
株式会社Oshicoco 代表取締役社長
多田 夏帆 氏
[プロフィール]
早稲田大学文化構想学部卒。1998年生まれ。大学卒業後、「推し活」に関する企業のマーケティング支援とグッズ販売を行うOshicocoを創業。エンタメ企業の企画コンサルティングを多数務める。自社メディアは2年でSNSフォロワー10万人までグロースし、全国でPOPUPを開催。イベント開催のたびZ世代を中心に1万人を集客している。推し活文化の解説者としても多数のメディアに出演。タイドラマ、T-POP推し。推し活総研所長。
MHDモエヘネシーディアジオ株式会社
取締役マーケティングディレクター モエヘネシーマーケティング部
島岡 芳和 氏
[プロフィール]
株式会社NTTドコモで販売戦略策定及びMBA留学後、日本コカ・コーラ株式会社でコーヒーブランド「ジョージア」、炭酸飲料ブランド「コカ・コーラ」「ファンタ」「スプライト」等のマーケティングを担当。日本支社炭酸・エナジーカテゴリーバイスプレジデント、日韓フレイバー炭酸事業本部長を歴任後、2022年よりMHDモエヘネシーディアジオ株式会社に取締役マーケティングディレクターとして参画。日・米・欧州系企業勤務経験を活かし、グローバル戦略をもとに日本の消費者インサイトを捉えたシャンパーニュ、ワイン、スピリッツ事業のマーケティングを展開。
(元)株式会社 DoCLASSE マーケティング統括
福島 博和 氏
[プロフィール]
40代からの大人世代向けDtoCファッションブランド DoCLASSEのマーケティング責任者としてデータドリブン経営の中核を担い、年1,100万部以上お届けする日本最大級の女性向けカタログの顧客分析に基づく戦略設計と実行のPDCA、デジタル広告のROI最大化、新規顧客獲得(テレビCMの出稿他)、DX・OMO推進、CDP(顧客データ基盤)の構築等に従事。キャリア初期には東京ディズニーランドのキャスト、小売での販売職、旅行会社の企画営業といった現場を数多く経験現在は、複数社の役員を務め、AI等のテクノロジーとデータを活用しつつ『人の心を動かし、行動を促す』マーケティング戦略の立案・実行を担う。
[プログラム概要]
一見、相反するように見えるターゲット層――ラグジュアリー市場の富裕層、デジタルに精通したZ世代、そして成熟したミドル・シニア層。これらの層にはそれぞれ特有の戦略が必要とされる一方で、実は共通する顧客行動や価値観が存在するのではないかという視点もあります。
本セッションでは、ブランディングと顧客分析を通じて、それぞれのターゲットに適した戦略をどのように設計し、実践していくべきかを深掘りしてまいります。
そして結論として、顧客起点に立ち返り、人々の感情に訴えかけて共感を生み出す戦略こそが、質の高い関係を築き、長く愛されるブランドへとつながるのではないかという観点を探っていきます。
スキップされないコンテンツ:縦型やSNSの波を乗りこなす!
株式会社セガ 広報部 副部長
山田 愛 氏
[プロフィール]
X(Twitter)をはじめとするSNSセガ公式アカウントを2012年より10年超にわたり担当。X(Twitter)フォロワー数は約57万フォロワー。企業広報、社内広報に従事する傍ら、SNSを活用したレピュテーションの向上や顧客との関係強化、採用広報に携わり、硬軟織り交ぜた情報発信を積極的に展開中。
ディップ株式会社 マーケティング本部長
中村 大亮 氏
[プロフィール]
ブランド、サプライヤー、両サイドでマーケティングを経験。LION、Allabout、三菱電機においてマーケティング業務、KDDIの戦略子会社SupershipではCMOとしてデータ基点のマーケティング支援を担当。オンライン・オフラインのマーケティングを経験。バリュエンスホールディングスにてマーケティング責任者、野村ホールディングスを経て、現在はディップ株式会社でマーケティング責任者に従事。また、マーケターキャリア協会の理事として、マーケターのキャリア支援も行っている。
パーソルテンプスタッフ株式会社 執行役員CMO
友澤 大輔 氏
[プロフィール]
1994年にベネッセコーポレーションに入社。その後、ニフティ、リクルート、楽天などを経て、2012年にヤフーに入社。マーケティングイノベーション室を新設。18年10月にパーソルホールディングスへ転じ、19年4月よりグループデジタル変革推進本部本部長CDO。グループ全体のデジタル変革を推進するために中期事業計画策定から各社協働PJなどを推進。2021年4月に東京海上ホールディングスデジタル戦略部のシニアデジタルエキスパート兼イーデザイン損害保険CMOに就任。
[プログラム概要]
現代の生活者は、テレビなど従来の広告手法から離れ、よりリアルでパーソナライズされた情報を求めるようになっています。こうした変化に対応するために、企業は「スキップされないコンテンツ」の創出を追求し、強い印象を与えるための新たなアプローチを模索する必要があります。
特に、TikTokやYouTubeショートといった新しいプラットフォームが購買行動に大きな影響を与える中、SNSを活用した情報発信は、今や重要な役割を担っています。
セガの山田様は、SNSを活用した採用広報により、新卒応募者数を前年比15%増加させる成果を挙げ、Z世代をターゲットにした戦略の有効性を実証されました。
また、ディップの中村様は、SNSを活用したコンテンツマーケティングに注力し、わずか1年で50万人を超える登録者を獲得されました。さらに、わずか4か月で約200名のTikTokクリエイターを起用するなど、Z世代のファン化を大きく促進しています。
こうした実践的な取り組みは、SNSを駆使したマーケティングや採用活動が、企業と生活者との関係性を深めるための重要な手段となっていることを示しています。
本パネルディスカッションでは、こうした変化に企業がいかに適応し、次に打つべき戦略とは何かについて、具体的な事例をもとに議論してまいります。
「CMO Japan Summit 2025」は主催社の厳選な審査を経たマーケティングリーダーの方々と最先端のソリューションプロバイダーの方々のみ参加されるサミットです。
そのため、参加基準を設けていない一般のイベントと違い、利害関係が一致する将来のビジネスパートナーや問題解決策の提供者との高いマッチングも実現します。
企業が抱える課題解決に取り組むCMOたちの視点に直接触れられる1年に1度の機会。
ビジネス変革の課題・問題の解決、ビジネスチャンスの獲得の場にぜひともご活用下さい。
第20回を迎える『CMO Japan Summit』では、6つの主要テーマを軸に、第一線で活躍する講演者がマーケティング業界の最新動向を共有します。マーケティング部門の統括責任者や、最先端のソリューションを提供する企業が一堂に集い、2日間にわたって講演、ディスカッション、1対1のミーティング、ネットワーキングを通じて、業界が抱える課題とその解決策について議論を深める貴重な場となります。
イベント名 | CMO Japan Summit 2025 |
---|---|
開催日時 | 2025年6月12日(木)・13日(金) |
開催場所 | ホテル椿山荘東京 〒112-8680 東京都文京区関口2−10−8 |
主催 | マーカスエバンズ |
URL | https://events.marcusevans-events.com/cmo25h1data |
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