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#11【質問】金融企業でデータマネジメントオフィスを運営しています。データマネジメント活動の定点観測の軸や指標、また施策をどんなタイミングで見直したら良いでしょう?ラジオネーム「デタマネ鋭意推進中」さん–データマネジメント・ラジオ by データ横丁

データマネジメント・ラジオとは?

データマネジメント・ラジオは、「データ横丁」が運営するラジオ番組です。パーソナリティのよしむらさんといずみさんが、データマネジメント業界で活躍する人々や、これからデータマネジメントを目指す人々からのお便りや質問に答えながら、ゆるーく語り合う番組です。番組の目的は、データマネジメントの魅力を広く伝え、リスナーとの交流を深めることです。これからは、リスナー参加型のイベントや勉強会も企画していく予定ですので、ぜひ一緒に番組を作り上げていきましょう。

この番組では、データマネジメントに関する様々な疑問や悩みに答えることを通じて、データマネジメント業界の理解を深め、初心者から専門家まで幅広い層に楽しんでいただくことを目指しています。毎回、リスナーからの質問やお便りを紹介し、時には特別なゲストを招いてデータマネジメントのトピックについて深く掘り下げていきます。データマネジメントを楽しく、気軽に学べる場を提供し、業界全体の発展に寄与することを目指しています。

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登場人物

よしむらさん(データマネジメント実務家)
事業会社でデータマネジメントを担当。会社が持つデータを管理すべく日々取り組んでいます。 Webエンジニアから社会人スタートし、Webプロダクトマネージャーや、データマネージャー、データプロダクトマネージャーなどの職種を経験。https://note.com/datamanagement/

いずみさん(元データマネジメント業界の人)
データマネジメントに関してはほぼ素人。MC初挑戦です。

運営:データ横丁
データ関係の団体に関わってかれこれ数十年。データ業界の人達との空間・時間が、すっかり居心地よくなりました。データ業界の人達と新しいコミュニティづくりや、情報発信をしたいです。https://note.com/datayokocho

 

 いずみさん

データマネジメント・ラジオ始まりました。いずみです。

 よしむらさん

よしむらです。

 いずみさん

毎回このネタを擦るのはあれかなと思うんですが、今日もちょっと触れさせてください。
よしむらさんのTシャツの柄、めっちゃ気になるんですけど、今回は漫画のカイジですよね。

 よしむらさん

知ってます?カイジってどんな漫画か。

 いずみさん

私、読んだことないんですけど、なんとなくあらすじは知っていて、ギャンブルで窮地に陥った人たちが人生逆転しようと這い上がっていくような漫画であってます?

 よしむらさん

そうです。めっちゃギャンブル好きなんですよ。

 いずみさん

そうなんですか?

 よしむらさん

そうなんですよ。窮地に追い込まれたら這い上がらないといけないんで。

 いずみさん

カイジはストーリーが面白いというよりも、どちらかというとシンパシーを感じて見てる感じなんですか?

 よしむらさん

そうですね。友達みたいな感じで、自分の影みたいな感じですね。

 いずみさん

ギャンブルで何か思い出とかあるんですか?

 よしむらさん

自分、けっこう競馬が好きで、昔は賭けてたんですよ、普通に。

 いずみさん

競馬場に行ってね。

 よしむらさん

でもそれじゃ飽きたらず、馬を買いたいなと思って。

 いずみさん

馬主ってめっちゃお金かかるものですよね?

 よしむらさん

1千万円くらいからして馬。で、僕も1千万円くらいはちょろいんですけど、

 いずみさん

え!?

 よしむらさん

でもですね、さすがに1千万円で馬買いますって言ったら奥さんに怒られちゃうんで。

 いずみさん

そうでしょうね。

 よしむらさん

そういう僕みたいなためにある一口馬主っていうサービスがあるんですよ。

 いずみさん

あ、はいはいはい。あれですか、一匹の馬の権利をみんなでシェアするみたいなイメージですか?

 よしむらさん

そうですそうです。

 いずみさん

それで一口馬主になったんですか?

 よしむらさん

そうなんですよ。ずっと5年くらいやっていて。

 いずみさん

今もですか?

 よしむらさん

今もです。つい先週、もうレース出てたんですけれども。

 いずみさん

すごいですね。どこで走ってる?

 よしむらさん

もう本当、ついこの間出たのは新潟ですね。

 いずみさん

現地まで応援しに行ったりするんですか?やっぱ馬主の皆様は。

 よしむらさん

そうですね。東京とか千葉とかはよく行きますよ。

 いずみさん

す、すごい。まさかよしむらさんにそんな一面があるとは。その一口馬主はご家族のご理解があって。

 よしむらさん

黙ってますよ。

 いずみさん

この放送、これ放送されたらやばいじゃないですか。

 よしむらさん

確かに聞かないでください。

 いずみさん

よしむらさん、今回もですね、お便りいただいております。

 よしむらさん

ありがとうございます。

 いずみさん

ありがとうございます。
早速ちょっとお答えしていきたいなと思うんですけど。
ラジオネーム、デタマネ、鋭意推進中さんです。
こんにちは。金融企業でデータマネジメントオフィスを試行錯誤しながら運営しています。
データマネジメントはDMBOKにも記載の通り、しっかりやるためには領域がかなり幅広く、コストも労力もかかります。
自社課題に基づき優先順位を決めて対応していますが、見直すタイミングも必要かと思います。
データマネジメント活動の定点観測の軸や指標、またどんなタイミングで施策を見直したらよいかアドバイスいただけると嬉しいです。
ということなんですが、どんなタイミングで見直したらよいか、軸や指標なんですが、よしむらさんも今、自社でやられてますけど、

定点観測と利用者の意見

 いずみさん

何かタイミングで指針にしているものがあったりとか、見直すタイミングがあったりとか、気をつけてやっていることとかありますか?

 よしむらさん

はい、これは今の会社に入った時に体制を作ったんですけれども、まずどんな指針でっていうところは、自分、DMBOKをよく見るんですけれども、データマネジメント成熟度アセスメントをやりましょうというのが、確か17章ぐらいに書いてあるんですね。
そこにはDMBOKホイールに基づいて定点的に観測していきましょう。レベルが1から5まであって、それに基づいて定量的に判断しましょうというのがあって、僕はDMBOK信者なんで、ちゃんとそれを見ながら定点観測できるようにやってます。
それにプラスして、それは一般的な本のことなんですけれども、ちゃんと利用者のことも把握しないといけないなと思っていて、アンケートを取っています。
利用者に対して今困っているようなことは何ですか?データ活用、データ分析したい時に課題となっているものは何ですか?っていうのを聞いて、その2つを回しています。どんなタイミングっていうところで、そのタイミングもちゃんと決めていて、年に1回3月にやりましょうって決めています。
これには社内的な都合があって、大体どの会社もだと思うんですけれども、年に1回目標の管理みたいなのがあるじゃないですか。

 いずみさん

ありますね。

 よしむらさん

そこで1年の業務を棚下ろしするみたいなことをやると思うんですけれども、そのタイミングに合わせて見直して、次の年度に備えるというところをやってますね。

 いずみさん

なるほど。DMBOKってどの企業さんにも当てはまる基本のことが書いてあると思うんですけど、そこにやっぱり自社によってカスタマイズを入れたりとか、そういったことってした方がいいとかってあるんですか?

 よしむらさん

DMBOKって超抽象的なんですね。なので、自分の要素を入れるというよりは、ここをどう読み解くかっていう形ですよね。

 いずみさん

その解釈を自社の現状にあった形に変えていくみたいな。

 よしむらさん

そうですね。

 いずみさん

それに役立てるためにアンケートを取ってらっしゃるみたいな感じですか?

 よしむらさん

そこはあくまでも定点観測でデータマネジメント成熟度を取って、ガバナンスがどれだけ効いてるかとか、そういうのも取るんですけれども、ただガバナンスが取れているからといって利用者は役に立っていると思ってなかったらしょうがないと思っているので、一般的な軸とは別にちゃんと利用者の役に立ってますよねってところでアンケートを取っています。

 いずみさん

なるほど、なるほど。この見直すタイミングなんですけど、たぶんある程度運用に乗ってしまったら年に1回の棚下ろしのタイミングでっていうのがあると思うんですけど、立ち上げの初期とか、もっと早くに結果を回さないとみたいな時って、よしむらさんの場合は見直しとかってどれくらいの頻度でやられてたりしたんですか?

 よしむらさん

見直しはやっぱり年に1回ぐらいでいいと思うんですけど、これは自分がこれを見て思ったのは、ちゃんとロードマップを引きましょうだと思っていて、年間計画ですね。年間計画でまず定点観測します。1年間に伸ばすのはどういうふうにしましょうっていう年間計画を決めて、そこに沿ったように改善していく。
見直すのは大きな戦略としては年に1回でもいいんですけれども、日々やる中で1ヶ月単位とか細かい単位でロードマップにちゃんと乗っかるように見直していくっていうのは、本当月次ぐらいですかね。見直していくと。

 いずみさん

ちょっと道にそれてないかなとか、変な方向行ってないかなっていうのは、ちょっと微調整を月に1回かけていきながらっていう感じですかね。

 よしむらさん

そうですね。

 いずみさん

なるほど。

 よしむらさん

これ見ていて思ったのは、データマネジメント、成熟度アセスメントってアセスメントなんで、あんまりそれだけには意味がないかなと思っていて、おそらくですけど、あるべき姿みたいなものに対して戦略をまず立てようっていうのがすごい重要だと思いますね。 戦略を立てるために現状をアセスメントしよう、戦略を立てよう、あるべき姿に向かっていこうみたいなローテーションができるといいかなと。

 いずみさん

これがまさに優先順位というか、対応の優先順位をしっかり決めて取り組んでいくっていう感じですかね。

 よしむらさん

そうですね。

見直しのタイミングと戦略

 いずみさん

順番って言えばいいのかな。対応の順番を間違わないようにしようっていう感じですかね。

 よしむらさん

そうですね。対応の順番をつけるために。この人は金融企業って言っているんで、結構ガバナンスというか守りのところを重点的に置いた戦略が立つとか思ったりして見てます。

 いずみさん

なるほど。
以上ご参考になりましたでしょうか。では次回もどうぞお楽しみに。

 よしむらさん

さようなら。

本記事は「データマネジメント・ラジオ」に配信されたコンテンツを許可を得て掲載しています。(放送日は2024年09月01日)

 

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