本記事は「データマネジメント・ラジオ」に配信されたコンテンツを許可を得て掲載しています。(放送日は2024年09月01日)
特集「データマネジメント・ラジオ」へようこそ!データマネジメント・ラジオは、「データ横丁」が運営するラジオ番組。パーソナリティのよしむらさんといずみさんが、データマネジメント業界で活躍する人々や、これからデータマネジメントを目指す人々からのお便りや質問に答えながら、ゆるーく語り合う番組です。
本特集はこちらメルマガ登録をしていただくと、記事やイベントなどの最新情報をお届けいたします。
30秒で理解!インフォグラフィックや動画で解説!フォローして『1日1記事』インプットしよう!
データマネジメント・ラジオ始まりました。いずみです。
よしむらです。
毎回このネタを擦るのはあれかなと思うんですが、今日もちょっと触れさせてください。
よしむらさんのTシャツの柄、めっちゃ気になるんですけど、今回は漫画のカイジですよね。
知ってます?カイジってどんな漫画か。
私、読んだことないんですけど、なんとなくあらすじは知っていて、ギャンブルで窮地に陥った人たちが人生逆転しようと這い上がっていくような漫画であってます?
そうです。めっちゃギャンブル好きなんですよ。
そうなんですか?
そうなんですよ。窮地に追い込まれたら這い上がらないといけないんで。
カイジはストーリーが面白いというよりも、どちらかというとシンパシーを感じて見てる感じなんですか?
そうですね。友達みたいな感じで、自分の影みたいな感じですね。
ギャンブルで何か思い出とかあるんですか?
自分、けっこう競馬が好きで、昔は賭けてたんですよ、普通に。
競馬場に行ってね。
でもそれじゃ飽きたらず、馬を買いたいなと思って。
馬主ってめっちゃお金かかるものですよね?
1千万円くらいからして馬。で、僕も1千万円くらいはちょろいんですけど、
え!?
でもですね、さすがに1千万円で馬買いますって言ったら奥さんに怒られちゃうんで。
そうでしょうね。
そういう僕みたいなためにある一口馬主っていうサービスがあるんですよ。
あ、はいはいはい。あれですか、一匹の馬の権利をみんなでシェアするみたいなイメージですか?
そうですそうです。
それで一口馬主になったんですか?
そうなんですよ。ずっと5年くらいやっていて。
今もですか?
今もです。つい先週、もうレース出てたんですけれども。
すごいですね。どこで走ってる?
もう本当、ついこの間出たのは新潟ですね。
現地まで応援しに行ったりするんですか?やっぱ馬主の皆様は。
そうですね。東京とか千葉とかはよく行きますよ。
す、すごい。まさかよしむらさんにそんな一面があるとは。その一口馬主はご家族のご理解があって。
黙ってますよ。
この放送、これ放送されたらやばいじゃないですか。
確かに聞かないでください。
よしむらさん、今回もですね、お便りいただいております。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
早速ちょっとお答えしていきたいなと思うんですけど。
ラジオネーム、デタマネ、鋭意推進中さんです。
こんにちは。金融企業でデータマネジメントオフィスを試行錯誤しながら運営しています。
データマネジメントはDMBOKにも記載の通り、しっかりやるためには領域がかなり幅広く、コストも労力もかかります。
自社課題に基づき優先順位を決めて対応していますが、見直すタイミングも必要かと思います。
データマネジメント活動の定点観測の軸や指標、またどんなタイミングで施策を見直したらよいかアドバイスいただけると嬉しいです。
ということなんですが、どんなタイミングで見直したらよいか、軸や指標なんですが、よしむらさんも今、自社でやられてますけど、
定点観測と利用者の意見
何かタイミングで指針にしているものがあったりとか、見直すタイミングがあったりとか、気をつけてやっていることとかありますか?
はい、これは今の会社に入った時に体制を作ったんですけれども、まずどんな指針でっていうところは、自分、DMBOKをよく見るんですけれども、データマネジメント成熟度アセスメントをやりましょうというのが、確か17章ぐらいに書いてあるんですね。
そこにはDMBOKホイールに基づいて定点的に観測していきましょう。レベルが1から5まであって、それに基づいて定量的に判断しましょうというのがあって、僕はDMBOK信者なんで、ちゃんとそれを見ながら定点観測できるようにやってます。
それにプラスして、それは一般的な本のことなんですけれども、ちゃんと利用者のことも把握しないといけないなと思っていて、アンケートを取っています。
利用者に対して今困っているようなことは何ですか?データ活用、データ分析したい時に課題となっているものは何ですか?っていうのを聞いて、その2つを回しています。どんなタイミングっていうところで、そのタイミングもちゃんと決めていて、年に1回3月にやりましょうって決めています。
これには社内的な都合があって、大体どの会社もだと思うんですけれども、年に1回目標の管理みたいなのがあるじゃないですか。
ありますね。
そこで1年の業務を棚下ろしするみたいなことをやると思うんですけれども、そのタイミングに合わせて見直して、次の年度に備えるというところをやってますね。
なるほど。DMBOKってどの企業さんにも当てはまる基本のことが書いてあると思うんですけど、そこにやっぱり自社によってカスタマイズを入れたりとか、そういったことってした方がいいとかってあるんですか?
DMBOKって超抽象的なんですね。なので、自分の要素を入れるというよりは、ここをどう読み解くかっていう形ですよね。
その解釈を自社の現状にあった形に変えていくみたいな。
そうですね。
それに役立てるためにアンケートを取ってらっしゃるみたいな感じですか?
そこはあくまでも定点観測でデータマネジメント成熟度を取って、ガバナンスがどれだけ効いてるかとか、そういうのも取るんですけれども、ただガバナンスが取れているからといって利用者は役に立っていると思ってなかったらしょうがないと思っているので、一般的な軸とは別にちゃんと利用者の役に立ってますよねってところでアンケートを取っています。
なるほど、なるほど。この見直すタイミングなんですけど、たぶんある程度運用に乗ってしまったら年に1回の棚下ろしのタイミングでっていうのがあると思うんですけど、立ち上げの初期とか、もっと早くに結果を回さないとみたいな時って、よしむらさんの場合は見直しとかってどれくらいの頻度でやられてたりしたんですか?
見直しはやっぱり年に1回ぐらいでいいと思うんですけど、これは自分がこれを見て思ったのは、ちゃんとロードマップを引きましょうだと思っていて、年間計画ですね。年間計画でまず定点観測します。1年間に伸ばすのはどういうふうにしましょうっていう年間計画を決めて、そこに沿ったように改善していく。
見直すのは大きな戦略としては年に1回でもいいんですけれども、日々やる中で1ヶ月単位とか細かい単位でロードマップにちゃんと乗っかるように見直していくっていうのは、本当月次ぐらいですかね。見直していくと。
ちょっと道にそれてないかなとか、変な方向行ってないかなっていうのは、ちょっと微調整を月に1回かけていきながらっていう感じですかね。
そうですね。
なるほど。
これ見ていて思ったのは、データマネジメント、成熟度アセスメントってアセスメントなんで、あんまりそれだけには意味がないかなと思っていて、おそらくですけど、あるべき姿みたいなものに対して戦略をまず立てようっていうのがすごい重要だと思いますね。 戦略を立てるために現状をアセスメントしよう、戦略を立てよう、あるべき姿に向かっていこうみたいなローテーションができるといいかなと。
これがまさに優先順位というか、対応の優先順位をしっかり決めて取り組んでいくっていう感じですかね。
そうですね。
見直しのタイミングと戦略
順番って言えばいいのかな。対応の順番を間違わないようにしようっていう感じですかね。
そうですね。対応の順番をつけるために。この人は金融企業って言っているんで、結構ガバナンスというか守りのところを重点的に置いた戦略が立つとか思ったりして見てます。
なるほど。
以上ご参考になりましたでしょうか。では次回もどうぞお楽しみに。
さようなら。