本記事は「データマネジメント・ラジオ」に配信されたコンテンツを許可を得て掲載しています。(放送日は2024年09月16日)
特集「データマネジメント・ラジオ」へようこそ!データマネジメント・ラジオは、「データ横丁」が運営するラジオ番組。パーソナリティのよしむらさんといずみさんが、データマネジメント業界で活躍する人々や、これからデータマネジメントを目指す人々からのお便りや質問に答えながら、ゆるーく語り合う番組です。
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データマネジメント・ラジオ始まりました。いずみです。
よしむらです。
よしむらさん、今日はですね、またお便りが届いておりますので、ちょっとご紹介したいかなと思ってます。
ラジオネーム、DM初心者さん、ありがとうございます。
こんにちは。最近、DM(データマネジメント)関連部門に異動になったDM初心者です。聖典DMBOK、よくわかってらっしゃいますね。
の、理解を深めるためにCDMP試験を受けてみたいと思っているのですが、おすすめの勉強法とかありますか?ということなんですけども。
よしむらさん、受けたことあります?
これ知ってるんですけれども、受けたことないんですよ。
なので、今回は合格された方に聞くのが一番ということで、CDMP合格者のメタファインドの鶴田さんをお招きしました。
ようこそいらっしゃいました。
メタファインドの鶴田です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早速、鶴田さんに伺ってみたいんですけど、この方ですね、CDMP試験を受けてみたいんですが、おすすめの勉強がありますか?なんですけども。
そこに行く前に、そもそもCDMP試験ってどんな試験なんですかね?
そうですよね。あまり一般的に有名じゃない試験だと思うんですけども、CDMP、何の略かというと、Certified Data Management Professionalと。
データマネジメントの専門家の認定試験みたいな試験でしてね。
DAMAの国際本部で監修しているデータマネジメントの国際的な試験になります。
なるほど。じゃあこれは同じ試験を世界のデータマネジメントを志している方が受けられているということなんですかね?
そうですね。日本国内だけじゃなくて世界全体でのデータマネジメントの認定資格になります。
DAMAはですね、聖典DMBOKを出版しているというか、執筆している団体ですね。
なるほど。じゃあそこが鶴田さんを認定したと。
勉強法と試験内容
おかげさまで。
受験されたのはいつなんですか?
結構前でして、3、4年ぐらい前。まだCDMPが本当に日本できっと合格者が一桁ぐらいのときに出てきた資格で、ちょっと時間に余裕があったのでやってみようかなということで受けてみたら、1回目落ちちゃったんですけども、2回目のトライアルでなんとか合格できました。
すごい。
それってどうやって勉強したら受かったんですか?
当時何も対策とかっていうのを公表している人がもちろんまだ合格者が一桁だったっていなかったんで、まずはこの試験って何がベースに作られているかというとDMBOK。
DMBOKの試験になりますので、まずはDMBOKをしっかり読みましょうというところが基本の対策にはなりますと。
なので一つ目の対策としてDMBOKを買ってください。
聖典ですからね。一家に一冊DMBOK。
多分この方はお持ちだと思います。
確かに。
ただDMBOKは600ページ以上ありまして、それ全部読んでくださいっていうつもりはなくてですね。
やっぱり試験って傾向がありますので、よく出る分野とあまり出ない分野というのがありますと。
なので上位6分野ありまして、ちょっとこの場でですねパッと何だったかなというのが、例えばメジャーどころですねデータガバナンスとかメタデータ管理とかそういったメジャーなところはやはり出題数もかなり多いので、そういった上位の分野に絞っていただくといいかなと。
なるほど。これ何問ぐらいの問題出るんですか?
全部でですね100問。100問を110分で解きます。
合格ボーダーラインみたいなのがあるんですか?
ボーダーラインがですね、実はCDMPの認定ランクというかレベルが4段階ありまして、一番下がアソシエイト、おそらくみなさんここをまず目指しているんですけども、アソシエイトが100問中60問、60%合格で取得できるレベルになります。
いけそう?
いや私は絶対無理ですけど。
ちょっといけそうな気がしてきました。
これってじゃあ6割取ったらアソシエイトで、その獲得点数が上がれば上がるほどその認定レベルが上がっていくということなんですか?
基本的にはそうですね。その100問のデータマネジメントのいろんな分野を扱っている100問、その試験の名前データマネジメントファンダメンタルズっていう試験の1科目なんですけども、それで70%を取り、かつ各データマネジメントの専門分野に絞ったより専門的な試験それぞれあります。
メタデータならメタデータの100問、データ品質ならデータ品質の100問といういくつか分野がありまして、その中から2科目、受験してそのどれもが70%以上取れたらやっとレベル2のプラクティショナーという資格が取れます。
やっぱ無理かもしれないですね。
めちゃくちゃレベル間の壁が高いですね。
アソシエイトからプラクティショルに行くのが一つ結構の山場で。
私もちょっとそこを目指していきたいなと思っているんですけども、まだ取れていないです。
それでもすごい。なんかその600ページの聖典をやっぱり全部ほぼほぼ暗記しないと難しいんじゃないかなって思ったんですけど。
ちょっとグッドニュースとしまして、DMBOK持ち込むことができますと。
そうなんですか。持ち込み可。
持ち込み可。その場で中身ペラペラ開いて見ることもOKです。
あれめっちゃきついですからね。
そうですね。だって100問を110分で解くんですよね。
1問に割り当てられている時間って結構短いですよね。60数秒で。
1問。
ここだバーって辞書みたいな。
メタデータ管理じゃないですか。DMBOKをメタデータ管理して索引化して試験が出た瞬間に索引をやってパッとたどり着けるって。
DMBOKをデータマネジメントすればいいんじゃないですか。
そういうハックの仕方になるんですか(笑
本だと私やってたのが付箋を貼ってですね。キーワード書いてタグ付けしていく感じで。
このキーワードなんだっけここにあったなすぐ開くかっていうのはやっておりましたが、本以外にもですね。
実は本を持ち込まない代わりにインターネットに接続されてない電子書籍を持ち込むこともOKですね。
そうなんですか。
でも実本、物理本の方が良くないですか。
でもキーワード検索ができるから。
なるほどね。ページのめくりやすさかデジタル検索かどっちを取るか難しいですね。どっちがいいんですか。
個人的には本の方がすぐここにあったはずパッと見て一覧性があるという意味では本の方が個人的にはいいかなというふうに思っています。
なるほどなるほど。
あとはちょっとこの試験ですね値段が割としまして。
1回あたりの受験料がですか
受験料が311ドル。
中途半端ですね。
日本円すると約4万5千円とか。
なので一発勝負って怖いじゃないですか。
そうですね。
CDMP側もそこは優しくて模擬試験というものがあらかじめありまして何回でも解いていいよと練習していいよという模擬試験が実はございます。
それはもうホームページ上にアップされているとか誰でも見れるとかそんな感じなんですか。
その本試験その311ドルの試験を買った人に付与される受講権限みたいなものですね。
それ毎回毎回問題変わる感じですかね。
毎回毎回似たような問題もありますけども新しい問題も割と出てくるので。
すごいな。
なのでお勧めとしては結構合格された方皆さんおっしゃってるのはその模擬試験をもう何回も何回も本当に何回も何回も解いて1回あたりの模擬試験が40問まで40問なんですけども本当に40点満点取れるまでも繰り返しましたという方が周りには結構多くいらっしゃいます。
なるほどなるほど。
そこでそのテキストだったり電子書籍だったりかを持ち込んで調べる練習もできてということですね。
CDMP資格試験の勉強法
あとはもうどんな問題が出るのかとか問題の傾向とかもその模擬試験で掴んでいただけるんじゃないかなと思います。
なるほどなるほど。
つまりDMBOKを持ち込んで模擬試験を受けまくるっていうのが受かるための勉強法みたいになってくるって感じですかね。
一人でコツコツということであればまだそちらがお勧め。
王道でありながらお勧めな勉強法っていうね。
鶴田さんは一人でコツコツ派だったんですか。
私はもう当時DMBOKを読んで受験していたわけですけども、周りにそういうCDMPのための勉強会やってるなんて人誰もいなかったので、もう一人でまずはやってみよう精神で乗り切りました。
孤独な戦いでしたね。合格してよかった。
本当によかったです。
もしかしてそれを思って後世に残してもらうためにブログとか書いたりしてません?
ありがとうございます。実はCDMP合格体験記とか勉強方法とかっていうふうにご検索いただけると私の書いたブログも出てきますし、(https://metafind.jp/2020/07/13/cdmp-experience-note/)先ほどお伝えできなかった上位6科目、6データマネジメント分野についてもちゃんとパーセンテージとともに載っけてますので、そちらをご覧いただけると詳細の情報載っております。
ダーマ日本支部の参加
自分ももちろんDMBOK読ませていただいて、試験でも受けてみるかと思ったことがあって、鶴田さんのブログを拝見したことがありますと。
聞いていてあの鶴田さんだと思ってたんですけれども、自分の一番壁になったところはそこのブログの一番下らへんに書いてあるんですけど、この試験は英語ですっていうところで書いてて。
そうですね国際的な資格ですので言語は英語で。
英語オンリーですか?
英語オンリーです。
オンリー?
オンリーです。
ただ翻訳は使って良いっていう、電子翻訳ツール。
使って大丈夫だという風にCDMPの公式ホームページにも書いてありますが。
そんな時間ない?
あらかじめブラウザ上で。
なるほど問題が表示された瞬間に。
日本語が表示されるように設定しておけば、日本語訳として表示されますが若干やっぱりニュアンスが違うのでそこで本来だったら解けるのにそこで惑わされて違う方を選んでしまったなんていうこともやっぱりあります。
おすすめは英語で読みましょう。
そこら辺を読んだ時に理解して。
これは翻訳って専門用語になればなるほど難しいので。
なんでこれは英語でやるしかないかっていうのでちょっと今心がずっと折れてる。
3、4年ぐらいずっと折れてる。
ボキボキのバラバラじゃないですか。
ずっとDAMAさんには日本語のCDMP出してくれることを祈ってる感じですね。
実はですね、DAMA日本支部に加入いただけるといろんな分科会、勉強会というのがありそこに自由に参加することができるんですね。
鶴田さん、DAMA日本支部に入ってらっしゃるんですか。
入ってますし、その中の一つデータマネジメントの初心者、初学者向けの勉強会を主宰、開催しておりまして。
その私の分科会以外にもですね、DMBOKについて学ぼうという分科会だったりとか、あとはもうドストレートにCDMPの対策に特化した分科会などもですね、実は最近出来上がりましたので。
いいですね。
なので仲間と一緒に勉強したいなという場合はですね、DAMA日本支部に加入いただいてそういった分科会に入られるといいんじゃないかなというふうにも思っております。
いいですねいいですね。
そうですね。僕も鶴田さんと一緒に勉強できると教えてもらえると、今DAMAに入れば。
そうですね。ちょっと折れかけてたボキボキの心がちょっと修復されたんじゃないですか。
そうですね。
あら、よしむらさん。
やる気出てきた。
ついに。
ついに。
受けちゃいます?
英語が、英語のところはやっぱり厳しいんだよね。そこはDAMAさんに日本語版を出してくれることを僕は祈ってます。
二度目。
そうですね。ちょっとそれを待ちつつ。でもあれでしょうね。DMBOKはもう暗記するほど読み込まれましたもんね。
そうですね。暗記パンにして食べましたんで
あとはもう言語の問題だけだと。
はい。
ちょっとこうやってね、鶴田さんとお話しできましたので、よしむらさんの心がきちんと修復されたらぜひお力添えいただきながら続けてみてください。
そうですね。わかりました。
どの目線からだっていうのになっちゃいましたけど。
じゃあちょっとそうですね。DM初心者さんも今回の回かなり勉強にお役に立ったのではないかと思います。
概要欄のほうに鶴田さんのブログですとか、DAMAの日本支部の何かアナウンス的なものがあれば載せておきたいと思いますので、ぜひご参考になさってみてください。
では本日は以上となります。
ありがとうございました。
それではまた次回。さよなら。
さよなら。