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#18【質問】 基幹システムを構築するプロジェクトマネージャーです。経営層にデータマネジメント活動を理解してもらうためには?ーラジオネーム「DX準備屋」さん–データマネジメント・ラジオ by データ横丁

データマネジメント・ラジオとは?

データマネジメント・ラジオは、「データ横丁」が運営するラジオ番組です。パーソナリティのよしむらさんといずみさんが、データマネジメント業界で活躍する人々や、これからデータマネジメントを目指す人々からのお便りや質問に答えながら、ゆるーく語り合う番組です。番組の目的は、データマネジメントの魅力を広く伝え、リスナーとの交流を深めることです。これからは、リスナー参加型のイベントや勉強会も企画していく予定ですので、ぜひ一緒に番組を作り上げていきましょう。

この番組では、データマネジメントに関する様々な疑問や悩みに答えることを通じて、データマネジメント業界の理解を深め、初心者から専門家まで幅広い層に楽しんでいただくことを目指しています。毎回、リスナーからの質問やお便りを紹介し、時には特別なゲストを招いてデータマネジメントのトピックについて深く掘り下げていきます。データマネジメントを楽しく、気軽に学べる場を提供し、業界全体の発展に寄与することを目指しています。

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登場人物

よしむらさん(データマネジメント実務家)
事業会社でデータマネジメントを担当。会社が持つデータを管理すべく日々取り組んでいます。 Webエンジニアから社会人スタートし、Webプロダクトマネージャーや、データマネージャー、データプロダクトマネージャーなどの職種を経験。https://note.com/datamanagement/

いずみさん(元データマネジメント業界の人)
データマネジメントに関してはほぼ素人。MC初挑戦です。

運営:データ横丁
データ関係の団体に関わってかれこれ数十年。データ業界の人達との空間・時間が、すっかり居心地よくなりました。データ業界の人達と新しいコミュニティづくりや、情報発信をしたいです。https://note.com/datayokocho

 

トーク

 いずみさん

データマネジメント・ラジオ、いずみです。

 よしむらさん

よしむらです。

 いずみさん

このラジオを収録しているときは、ようやく長かった夏も終わり、気抜いてきたなあという感じなんですけど、涼しくなって過ごしやすくなりましたよね?

 よしむらさん

そう、最近やっと涼しくなりましたよね。

 いずみさん

どうですか?

 よしむらさん

いや、今年の夏、全然一歩も動けなかったんですよ、ずっと。

 いずみさん

それは、夏バテとかそういう感じで?

 よしむらさん

いや、腰痛で。

 いずみさん

腰痛?

 よしむらさん

腰。

 いずみさん

腰?

 よしむらさん

腰、やっちゃいまして。

 いずみさん

え、やっちゃったってどういうこと?ぎっくり腰とかそういう感じですか?

 よしむらさん

椎間板ヘルニアってやつで。

 いずみさん

やばいやばいやばい、痛い痛い痛い痛い。

 よしむらさん

椎これ、めっちゃ痛いんですよ。

 いずみさん

いや、そうでしょうね。

 よしむらさん

で、ヘルニアって聞くと腰だと思うんですけど、腰の神経を圧迫して足が痛くなるんです、実は。

 いずみさん

あ、そうなんですか?
足が痛くなるってことですか?

 よしむらさん

足が痺れて痛覚がなくなるみたいな感じになって。

 いずみさん

え、じゃあずっと正座してた後のピリピリした感じが続いて感じ?

 よしむらさん

そうそう、ピリピリした感じで、もう歩いてらんないみたいな感じでずっと療養してました。

 いずみさん

それって自然に治るもんなんですか?

 よしむらさん

8割の確率で半年経ったら治るっていう。

 いずみさん

ちょっと待って、半年?半月じゃなくて。

 よしむらさん

半年。

 いずみさん

半年!
うわー、それ待ってられなくないですか?

 よしむらさん

そう、待ってられなかったら手術するかっていうのもあって。

 いずみさん

へー、よしむらさんはどっちを選択したんですか?

 よしむらさん

今やったのが7月11日なんで、だいぶ様子見たんでもうちょっと様子見ようかなっていう勝負ですよね。
様子見たら治るって信じるか治らないままこのままいくか。

 いずみさん

へー、自分の体力に賭けたわけですね。

 よしむらさん

そうですね。

 いずみさん

でもそんだけ痛かったら、今日も歩いてこのスタジオまでいらっしゃいましたけど、日常生活を送るのめっちゃ大変じゃないですか?

 よしむらさん

めっちゃ大変なんですよ。

 いずみさん

お薬とかで痛み止めとか?

 よしむらさん

そう、2つやっていて、ただ待つだけじゃなくて、まずロキソニンとかあるじゃないですか。

 いずみさん

ありますね。

 よしむらさん

あれのめちゃくちゃ強い痛み止めをまず飲んでいるっていうのが1つ。
もう1個は直接麻酔をするっていうので、2つ注射があるんですけど、神経根ブロック注射って痛い方の注射をこのままやっていて。

 いずみさん

ちょっと名前だけで既に痛いんですけど。

 よしむらさん

神経にそのまま注射の針をぶっ刺すっていうすごい治療なんですよ。

 いずみさん

なんか打つのも痛そう。

 よしむらさん

そう、明日打ちます。

 いずみさん

うわー、行ってらっしゃいませ。

 よしむらさん

明日2回目行ってきます。

 いずみさん

なんか麻酔打つための麻酔が必要そうですね。
でもそれでちょっと痛みが収まって、いつの間にか治ってるといいですね。

 よしむらさん

いいですね。

 いずみさん

じゃあお便り行きましょう。

データマネジメントの課題

 いずみさん

ラジオネームDX準備屋さんからいただきました。ありがとうございます。
自分の立場は基幹システムの構築するプロジェクトマネージャーです。
最近データマネジメントの一部、例えばデータモデリングによる業務データの理解、データ品質の評価と改善すると、担当レベルでは喜んでいただける機会が少しずつではありますが増えてきました。
しかしながら経営層に響くデータマネジメントの活動効果を出すまでは行かず、活動の広がりに苦戦しています。
結局データマネジメントの導入は一部に留まり、全社的にはデータ活用基盤インフラを整え、そこで停滞するケースが多いです。
経営層もデータ活動の重要性は理解しているのですが、データマネジメント活動とはひも付かないようです。
ご質問ですが、経営層にデータマネジメント活動をご理解いただくためにアドバイスやヒントがあれば教えてください。
ということで、この感じの質問って結構よくいただく系ではあるかなと思っていて。

 よしむらさん

そうですね。経営層にやっぱり語るのはお金の話で。

 いずみさん

そうですよね。よしむらさんずっと毎回言ってますもんね。

 よしむらさん

で、いくら儲かるのに回答するっていうところで、大体いくら儲かるって回答の仕方は2つあって、コストカットか利益が増えるかどっちかですよね。
この方多分基幹システムで良くなったって書いてあるんで、多分基幹システムの改善ってコストカット?
その機能をめちゃめちゃ増やすっていうよりはコストカットに成功したのかな。

 いずみさん

そうですね。

 よしむらさん

次はデータの話で頑張ってらっしゃるってところで、データは新しく導入したと読み取れるんで、やらなきゃいけないのは利益が増える方。
ちゃんと使って利益増えましたよっていうことを証明しないと経営者は、経営層は頑張ったねって言ってくれないのかなと思いますね。
この文面だけ見ると、データマネジメントの導入は一部にとどまりっていうところで、やること自体の許可は出ている。
つまり経営層からやっていいよって言われてると思うんですよ。

 いずみさん

そうですね。だってご質問のところにもデータ活用の重要性は理解しているって書いてあるので、経営層も。ということは後押しはしてくれていたのかもしれないですよね。

 よしむらさん

そう。データマネジメントの目的はデータマネジメントすることではなくて、ビジネスの成果を出すことじゃないですか。
ここで重要なのはこの方に、おそらくデータマネジメントしましたっていうことは成果ではなくて、いくら儲かったよなんですよ。
今あるものをコストカットするのは一つなんですけど、今回は新規導入なんでコストカットって言っても、いやいや新しく作ったものにコストカットってないでしょって言われちゃうので、どう利益を上げたかってことを説明しなきゃいけないフェーズだと思うんですね。

 いずみさん

なるほどなるほど。

 よしむらさん

だからこの説明するときに、ほらピッカピカの基盤作ったでしょっていう説明を経営層に持ってもらっても、ピッカピカの基盤でいくら儲かったんだいって言われてしまうと思うんですね。
今こそこの方はデータ活用していくら儲かりましたっていうチャンスですよ。

 いずみさん

なるほどなるほど。
そうですよね、この方もすごくよく分かっていらして、経営層に響く活動効果を出すまでにはいかず苦戦してますって書いてあるので、大事なのはこの活動効果を見せることだっていうのは何となく分かっていらっしゃるような気はするんですよね。

 よしむらさん

アプローチがあって、この方多分システム構築してるって方なんで、成果を見せるっていうのはシステムを作るっていうふうに言っちゃいがちだと思うんですね。

 いずみさん

なるほどなるほど。成果としてイメージしてるものがシステム寄りの方だと完成しましたとか構築しましたっていう方向になりがちだと。

 よしむらさん

完成はもうある程度一部でもしてるんで、事業部側にいかに連携して、この方システムの方だと思うんですけれども、データを使う側で利益を生み出す側にちゃんと広報して使ってもらうっていうのが今のタイミングかなと。

 いずみさん

なるほどなるほど。それがしいては経営層に響く活動効果になると。

 よしむらさん

そう。それを一部でも認められると、じゃあもうちょっとやってみて。データマネジメントやったら、強いてはデータ活用ができてお金につながるんだね。だからもうちょっと投資しようかみたいな話になるかなと。

 いずみさん

なるほどなるほど。ご質問の最初の方で担当レベルでは喜んでいただける機会が少しずつ増えてきましたっていうふうに書いてあるんですよね。
おそらくこの方がこれからやらなきゃいけないのは、自分のこの活動を構築しました、システム作りました、やりましたっていう自分の活動じゃなくて、担当レベルの方々、使っていただいている他部署の方々がビジネス的に効果を出しましたよっていう事例を増やしていくみたいな、そういうイメージですかね。

戦略と成果の重要性

 よしむらさん

そうですね。自分がやるとしたらですけど、自分の説明もいいんですけれども、事業側、この担当レベルでっていうことは使っていただける方がもしかしたらいるんですけど、その方から経営層に言ってもらえるように声をかけていくというか、そういう体制を作っていくと、よりいいかなと。

 いずみさん

なるほど。確かに自己申告よりも他人から評価が入ってきた方が響くという。

 よしむらさん

そうですね。そういうように仕向けるというか。

 いずみさん

すごいですね。よしむらさんそれやってらっしゃる。

 よしむらさん

そうですね。そういうところは考えたり。

 いずみさん

なるほどなるほど。じゃあ効果も実感してらっしゃる。

 よしむらさん

そうですね。

 いずみさん

いいですねいいですね。なるほどなるほど。
以前のラジオの回で、担当の方、使っていただける現場の方とコミュニケーションをよくとって、その人に活用してもらうようにすること、コミュニケーションをとっていくこともデータマネジメント、マネージャーとして重要だみたいなことをおっしゃってましたけど、それとつながる部分ですかね。

 よしむらさん

そうですね。意外とデータマネジメント概念広いんで、基盤を整備してデータそのものを管理するっていうのもそうですけれども、体制を築いて組織としてデータを文化としていくみたいなのも含まれるんで、この方の役割的には違うのかもしれないですけれども、データマネジメントを取り組む一人として自分の領域を飛び越えて、そういう組織や文化をつくっていくという。

 いずみさん

いいですね。素敵ですね。このDX準備屋さんの参考になればとても嬉しいですね。この方がこの社内で活躍していっていただけることを祈っております。頑張ってください。
それでは今回のデータマネジメントラジオは以上です。ありがとうございました。

 よしむらさん

さようなら。

本記事は「データマネジメント・ラジオ」に配信されたコンテンツを許可を得て掲載しています。(放送日は2024年10月20日)

 

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