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#20【質問】システム会社で営業してます。データマネジメントの必要性を分かってもらうにはどうしたらいいのでしょうか?ーラジオネーム「ぱらたろう」さん–データマネジメント・ラジオ by データ横丁

データマネジメント・ラジオとは?

データマネジメント・ラジオは、「データ横丁」が運営するラジオ番組です。パーソナリティのよしむらさんといずみさんが、データマネジメント業界で活躍する人々や、これからデータマネジメントを目指す人々からのお便りや質問に答えながら、ゆるーく語り合う番組です。番組の目的は、データマネジメントの魅力を広く伝え、リスナーとの交流を深めることです。これからは、リスナー参加型のイベントや勉強会も企画していく予定ですので、ぜひ一緒に番組を作り上げていきましょう。

この番組では、データマネジメントに関する様々な疑問や悩みに答えることを通じて、データマネジメント業界の理解を深め、初心者から専門家まで幅広い層に楽しんでいただくことを目指しています。毎回、リスナーからの質問やお便りを紹介し、時には特別なゲストを招いてデータマネジメントのトピックについて深く掘り下げていきます。データマネジメントを楽しく、気軽に学べる場を提供し、業界全体の発展に寄与することを目指しています。

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登場人物

よしむらさん(データマネジメント実務家)
事業会社でデータマネジメントを担当。会社が持つデータを管理すべく日々取り組んでいます。 Webエンジニアから社会人スタートし、Webプロダクトマネージャーや、データマネージャー、データプロダクトマネージャーなどの職種を経験。https://note.com/datamanagement/

いずみさん(元データマネジメント業界の人)
データマネジメントに関してはほぼ素人。MC初挑戦です。

運営:データ横丁
データ関係の団体に関わってかれこれ数十年。データ業界の人達との空間・時間が、すっかり居心地よくなりました。データ業界の人達と新しいコミュニティづくりや、情報発信をしたいです。https://note.com/datayokocho

 

吉村のイベント参加経験

 いずみさん

データマネジメント・ラジオ、いずみです。

 よしむらさん

よしむらです。

 いずみさん

早速、このラジオのオープニング恒例、よしむらさんの本日のTシャツをいじっていこうと思うんですけども、今日はですね、Open Hack Dayって書いてありますね。
Hackって書いてあるから、開発者向けのイベント、ハッカソンとか、俳優系のTシャツなのかなって思うんですけど、それはどちらで手に入れたTシャツなんですか?

 よしむらさん

家にあるのを適当に着てきたら、Open Hack Dayだった。
これ、10年前ぐらいに僕出たイベントで、ヤフーがやってるハッカソンイベントですね。

 いずみさん

それ、10年前にもらったTシャツなんですか?

 よしむらさん

そう。

 いずみさん

物持ちいいですね。あとめっちゃ綺麗。

 よしむらさん

ありがとうございます。ありがとう?
あの時はあれなんですよね。VRが流行り始めた時で、オキュラスの初代が出てましたね。
Oculusの初代と、Unityっていう言語を使って、あとLeapMotionっていう、手の動きを検知できるギミックがあるんですけど、それを使ってアプリ開発しましたね。

 いずみさん

楽しそう。それ、何時間とかでやるんですか?

 よしむらさん

その頃は、Hack Dayってもともと24時間で開発するイベントで、その頃は時代が緩かったのか、泊まりOKだったので、24時間泊まりでやりましたよ。

 いずみさん

すごい。めちゃめちゃ楽しそうですね。

 よしむらさん

夜、よくわからないテンションになってくる感じで、楽しいですよね。

 いずみさん

いいですね。そういうイベントって、よくよしむらさん参加されるんですか?

 よしむらさん

そうですね。昔、エンジニアだった頃はよく参加してたのと、それを終わってからは運営側でちょこちょこやってますね。

データマネジメントの理解

 いずみさん

運営?どういった趣旨の?

 よしむらさん

ずっとやってたのは、Hack Uっていうイベントの運営をやっていて、大学向けにハッカソンイベントをやるんですけど、それのチューターっていう教えるお兄ちゃんみたいな役割で、プログラムを教えるみたいなことをやってた。

 いずみさん

じゃあ、作る主役は大学生の方で、何かわからないことがあったら、優しくなのか厳しくなのか教えてくれる気のいいお兄さん役と。

 いずみさん

運営??どういった趣旨の?

 よしむらさん

大学生向けのイベントなんで、大人はそんなチューターっていないんですけど、大学生はチューターをつけてやったら、プログラムの垣根が広がる、楽しかったってできるかなっていうので、チューター制度があって。

 いずみさん

何回くらいやられてたんですか?

 よしむらさん

10回とか15回とか。

 いずみさん

すごいですね。

 よしむらさん

そのチューターと運営もやっていて、先生と会って、なんかセッションするみたいなことをずっとやってたりして。

 いずみさん

そうなんですね。よしむらさん、そういう教えるのお得意ですね。

 よしむらさん

好きなんですよね。好きなんでよくやってます。

 いずみさん

最近はイベントをやろうとか思ってるんですか?

 よしむらさん

最近もイベントをこのデータ横丁でやろうと思っているので。

 いずみさん

なんと、もしかしたらその話が別の回でしっかりお時間とって聞いてみたいと思います。
では本日の質問です。
ラジオネームパラタローさんからです。
データ分析やAI導入をしているシステム会社で営業をしています。
弊社ではPythonで構築されたシステムの開発、運用、保守も行っていまして、この保守運用を行っているお客様から、今あるデータを利活用したいと考えていると相談を受けました。
今あるデータの利活用を行うにはデータマネジメントが必要なのかなと思うのですが、保守範囲で可能なんでしょうか?
またデータマネジメントの必要性を分かってもらうにはどうしたらいいのでしょうか?

というお便りですね。ありがとうございます。
この質問を読んで私が思ったのは、データ利活用を行うにはデータマネジメントが必要。
なんかここがイコールで結ばれているような気がしたんですが、ちょっとどうなのかな。
よしむらさんどう思いますか?

 よしむらさん

遠からず近からずって感じで、ただデータマネジメントって結構概念として、僕が広義のデータマネジメントと狭い意味の狭義のデータマネジメントという言い方をよくするんですけれども、広義の方は活用を合わせて、組織と基盤を合わせて、会社全体でどう活用してビジネスにつなげていくかっていう考えまでも含めて、活用も含めてデータマネジメントという考え方が広い意味の広義のデータマネジメントですね。
狭い意味の狭義のデータマネジメントは、データ基盤をいかにきれいにして作っていくかとか、そこが一番フォーカスされてデータマネジメントと言われているかなと思います。
なので、この方は行うにはって書いてあるんで、狭い意味のデータマネジメント、狭義のシステムとかデータをどう保管していくのかっていうのがあるんですけれども、ここは多分レベルがありまして、データさえあれば活用は一旦はできると思うんですよね。
つまり、バラバラのフォーマットバラバラのエクセルがあれば、エクセル内で何かグラフを作って示唆を出すということは全然できて、そのエクセルのバラバラのメモ書きをエクセルに起こすっていうのもデータマネジメント一つだって考えれば、データマネジメントは必要だとは言えるんですけど、一番最初にシステムに何億かけて投資したシステム基盤が必要かって言われれば、それはノーですよね。
そこら辺はいろいろレベル感があるのかなと思います。
っていうのが一つ。

 いずみさん

この方のおっしゃってる中で、私がもう1個って思ったのが、保守範囲で可能なんでしょうかっていうご質問があって、データ利活用を行うにはデータマネジメントが必要なのかなと思うんですが、保守範囲で可能なんでしょうかっていうことなんですけど、保守で可能かどうかはちょっとわからない契約次第かなって。

 よしむらさん

これは実際やるときは契約を確認していただくしかないと思っていて、可能じゃなければ覚書結ぶとかになると思うんですけど、そこは確認いただくとして、まず自分がやるならどうするかっていうところを話してみると、保守契約結んでいるっていうことは何か保守の範囲でデータを見れるっていうことだと思うんですよ。
活用するっていうことは活用の目的、つまりビジネスにどういうことをやってどういう価値が出るか、いくら儲かるかみたいなことを提案してやりましょうって話になると思うんですけれども、何も情報がないとそのプランもできないじゃないですか。

 いずみさん

何も情報がないっていう意味の情報っていうのは。

 よしむらさん

データ活用の提案をしに行きたいんですけど、どういうデータを使ってどう加工したらどういう成果が出るかもしれないよっていう提案を持っていかないとデータ利活用の提案ってできないじゃないですか。
その提案するまでの情報は先方と確認して、保守の範囲で確認させて提案を作りたいんでっていうのを確認した上で、1時間とか2時間とかでできる範囲で動いて、提案ができて実際データ活用をやりましょうってなったらちゃんと契約結んでやるみたいなことを自分ならやっていくかなと思う。

 いずみさん

なるほど、なるほど。データ利活用を提案するための準備ぐらいだったら保守でできるんじゃないかなと。
そっから先は多分具体的な提案というか手法というかコンサルティングみたいな形になるので、それはもしかしたらちゃんとその提案をサービスとして提供した方がいいよっていうことですね。

必要性の伝え方

 よしむらさん

そうですね。これは一例であくまでも一番最初に言った契約は確認してやらないとエライことになっちゃうんでね。

 いずみさん

そうですね。あとはよしむらさんだったらこう動くよっていうことですね。

 よしむらさん

はい。

 いずみさん

なるほど。ありがとうございます。
この方もう一つデータマネジメントの必要性を分かってもらうにはどうしたらいいでしょうかって書いてあるんですよね。
これはもうデータ利活用を行いたいっていう相手にいきなりデータマネジメントは必要ですよとかデータマネジメントをやったほうがいいですよっていうのはもしかしたらちょっと一足飛び二足飛びなんかいろんなものを飛び越えてるかなって思うんですけど、利活用という要望がまずあるとしたらどうですかね。

 よしむらさん

これ最近毎回言ってると思うんですけれども、いくら儲かるのですよ。

 いずみさん

はい。

 よしむらさん

データ扱う人はデータで語らないと必要性なんて分かってもらえないんで、儲かりますってデータで示せば分かってもらえますよ普通のビジネスマンなら。

 いずみさん

なるほど。だからこれは必要なんですみたいなゴリゴリ理論で行くよりかはまず未来を見せるとかそんな感じですかね。

 よしむらさん

そうですね。シンプルにいくら儲かるんですって言って投資はいくらですって言ったら本当にビジネスマンなら必要性分かってくれるかなと。

 いずみさん

なるほどなるほど。本当にあれですね。まずはじめにその提案を行うための情報を集めてそこからどういうふうに戦略立てていこうかっていうところはまたその次のお話っていう感じですかね。

 よしむらさん

そうですね。それがさっきの冒頭広い意味のデータマネジメント活用合わせて活用でいくら儲かるのかっていう話をしつつそのための管理をしましょうっていう狭い意味と広い意味のデータマネジメントが関わってくるっていう感じかなと。
なるほど。分かりました。勉強になりました。ありがとうございます。パラタロさんいかがでしたでしょうか。こちらもご参考になれば嬉しいです。

 いずみさん

では本日のデータマネジメントラジオ以上です。ありがとうございました。

 よしむらさん

さようなら。

本記事は「データマネジメント・ラジオ」に配信されたコンテンツを許可を得て掲載しています。(放送日は2024年11月03日)

 

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