やってる内容は全然違う、役割は全然違うってことですね。
そうですね、役割は全然違いますね。
よく会話の中でデータマネジメントが大事だ、データガバナンスをしっかりしないとみたいな感じに並列で言われることも多いんですけど、そこら辺、しっかり理解して言葉として使っているのかなっていうのはちょっと疑問ではあるんですよね。
ここら辺って結構組織として独立して役割を持った別組織がある場合が多いんですかね、それともここら辺は一緒のチームというか組織で担当しちゃって、その中で担当者が分かれてるみたいなケースが多かったりするんですかね。
これは担当者が違うんですけど、これデータの話だからややこしいんですよね、多分。
これをお金の話に考えてみると、事業部は予算を割り振られてお金を使ってその事業の推進やってるじゃないですか。
事業がそれで好き勝手にお金を使えるかっていうとそうじゃなくて、経営企画みたいな人が見張ってるじゃないですか、ちゃんと使ってるのって。
なるほどね、確かに。
だからお金を使うって行動だと、事業部が推進しているデータマネジメントだとデータマネジメント部隊であって、ガバナンスだと経営推進とかマネージャー陣とかもそうですし、ちゃんと管理監督して、変なことにお金使わないよねって見張ってる組織があって、だから稟議があってワークフローがあって、月次で決算とか回して内部的な、で監督してるじゃないですか、それがガバナンスですよね。
そういうことですよ、データも。
使って活用していくところと、管理監督するところっていうところですね。
そこを上司の方のお話の中で耳にしたときに、今は使う活用のことを言っているぞ、今は管理監督のことを言っているぞっていうのがイメージできると、ちょっと理解がしやすいという感じですかね。
そこは一個だけ違っていて、データガバナンスをデータプライバシーっていうことと踏まえて喋る人もいますね。
データプライバシーという意味で喋っている人もいる。
だから、データをちゃんと個人情報保護をしないといけないよね、データガバナンスしないといけないよねっていうことですね。
法令重視しないといけないよね、だからデータガバナンスしないといけないよねっていうような使い方の人もいるんで、監督っていう言葉で使っている人とプライバシーをちゃんと守っていこうよ、データを守っていこうよっていうことを使う。
どっちを喋っているのかを意識して聞かないといけないですね、我々は。
なるほど、それは発言者さんの文意、前後の文脈から推察していくっていう感じですかね。
そうですね、2つの用語で使われているってことを抑えておいて推察するのが大事ですね、我々は。
かなりわかりやすい解説だったのではないかと思いますが、データの迷子さんいかがでしょうか。
これから上司との会話の基本を抑えたくてっていうお話だったので、上司の方からお話があった時には、前後の文脈も加味ながら、どっちの意味かな、どういう意味かなっていうのを推測しながら、ご理解いただけるといいんじゃないかなと思います。
はい、では本日のデータマネジメントラジオは以上です。ありがとうございました。
さようなら。
本記事は「データマネジメント・ラジオ」に配信されたコンテンツを許可を得て掲載しています。(放送日は2025年1月6日)
特集「データマネジメント・ラジオ」へようこそ!データマネジメント・ラジオは、「データ横丁」が運営するラジオ番組。パーソナリティのよしむらさんといずみさんが、データマネジメント業界で活躍する人々や、これからデータマネジメントを目指す人々からのお便りや質問に答えながら、ゆるーく語り合う番組です。
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データマネジメント・ラジオ、いずみです。
よしむらです。
よしむらさん、そういえば、この番組でも前に紹介したと思いますけど、データマネジメント最前線のイベント、もう何回か終わったんですよね?
そうですね、順調ですよ。
どうですか?ここまでやってみての感想は。
感想は、この前によしむら司会のワークショップをやったんですよ。第3回目ですね。
それは、自分、ワークショップの司会をやるのは初めてだったので、すごい大丈夫かなと思ったんですけど、皆さん、良い方ばっかりで、結構わきあいあいと喋りながらできて、アンケートも良くて、無事終わって良かったなと思いますね。
いいですね。新たな繋がりというか、何かこう盛り上がった良い時間だったってことですね。
そうなんですよ。やっぱりリアルはいいなっていうところですよ。第5回目が金融庁のCDOの人がスピーカーとなる回なんですけど、それもリアルイベントですね。
いいですね。それまでは申し込みできましたよね?
多分できるはずなんで、概要欄から多分運営さんが貼ってくれると思うんで、概要欄から申し込みをお願いします。
はい、ぜひチェックしてみてください。それでは本日も質問を読んでいきたいと思います。
ラジオネームデータの迷子さんです。ありがとうございます。
こんにちは。システムエンジニアからキャリアをスタートし、現在はプロジェクト管理に携わっている30代です。
社内でデータ活用戦略をリードするようにと言われ、データマネジメントを学び始めたのですが、データガバナンスとデータマネジメントの違いがよく理解できません。
概念を指していることもあるし、役割や組織を指している風でもあります。
上司との会話の基本を抑えたくて、よしむらさんのわかりやすい解説をお願いします。
ということです。確かにデータガバナンス、データマネジメント、どちらもよく聞く単語ではありますね。
違いと言われると、私もうちょっと説明できるかわからないので、よしむらさん教えてください。
はい、結構この方はわかりやすい解説って煽ってくるなというのが、なかなかわかりやすくできるかっていうのはあるんですけど、データマネジメントはデータを資産として管理するっていう活動であろうっていうのは皆さん多少知ってると思うんですけれども、それが表の活動だとしたら、データガバナンスはデータを資産として管理することを監督する活動みたいな感じで、裏の活動みたいな感じで表裏一体となってデータの活用を推進していくっていう感じですね。
データマネジメントが最前線で実務バリバリやってるイメージだとすると、データガバナンスは実務バリバリやってる人たちをちょっと一歩離れて見守っている存在みたいなイメージですかね。
そうです。