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東南アジアはもうテクノロジー先進国?日本の外で発展が急加速。その実態を知ろう!ーNOMAD TIMES— 本当のノマド?!萌子の旅して感じる世界の今 vol.1

         

みなさんは「東南アジア」と聞くと、どんな場所を想像しますか?

データのじかんの読者様の中には、既に知見のある方も多いかもしれませんが、「発展途上国」「貧困」といったイメージを抱く方も、少なくないのではないでしょうか。

私たちがスマホ片手に生活を送る今日、実はこの東南アジアでもテクノロジーは人々の生活に深く浸透し、変革をもたらしています。

人々のスマートフォンには必ずといって良いほど

  • タクシーアプリ
  • フードデリバリーアプリ
  • 決済・送金可能な銀行アプリ

といった、多くの便利なサービスが取り入れられ、日本の先をいくほど急速に普及しているんです…!

こんにちは!申し遅れました!
筆者の私はフリーランスとして、ASEANを拠点に海外を転々としながら活動しています。
いわゆる「ノマドワーカー」というものです。

本連載では、私が海外各国で実際に経験した、テクノロジーや発展の状況をみなさまにお届けしてまいります。
1人の「越境者」として、記事を通じて皆様に気付きを提供できたらと思います!

また、日本とは何が違い、そこから何が学べるのか?
日本の発展の現状と未来を考えるきっかけになれば幸いです!!

東南アジアの基礎データについて

東南アジアのテクノロジーについて見ていく上で、まず今回は、人口規模などの基礎データを見てみましょう!

東南アジア(ASEAN)の人口は日本の約5倍、6億7,000万人以上。世界有数の市場となっています。
さらに「デジタルネイティブ」と呼ばれる若年層の割合が高く、テクノロジーの普及と発展をけん引しています。

また、経済成長に伴って中間所得層が増加。消費者としての購買力が高まっています。

これにより、特にモバイルインターネットの普及率は急速に上昇し、スマホを通じたサービスの利用が一般化しています!

周囲の現地人も普通にスマホやタブレット、PCを使っています!

一般的に「テクノロジー先進国」と聞くと、シリコンバレーや日本、韓国などを思い浮かべるかもしれません。ですが、ここ数年の東南アジアの変貌は、そんな固定観念を打ち破ります。

具体的には次回以降の記事でご紹介していきますが、たとえば、GrabやGojekといったサービス。
初めは「タクシー配車アプリ」としてスタートしたものの、現在では物流・フードデリバリー・決済など、ユーザーの日常生活のあらゆる面をカバーするプラットフォームに成長しました。このようなサービスは「スーパーアプリ」とも呼ばれます。

東南アジア、テクノロジー発展の裏側とは?

なぜ東南アジアでは、ついこの間まで「発展途上」と言われていたのにも関わらず、「テクノロジー先進国」とまで呼ばれるようになっているのでしょうか。

東南アジアでは、日本のように「ポケベル」「ガラケー」といったものが浸透するという段階を踏まず、スマホ、アプリといったテクノロジーが人々の暮らしに根付くように、一気に浸透していきました。

途中の段階を踏まずに新しいものが普及する状況というのは、東南アジアの人々に「固定概念」が形成されていなかったからこそ、逆に当たり前のように受け入れられることに繋がったのかもしれません。

言語化すると「リープフロッグ現象」と言うらしいです!

またそれだけでなく、このように東南アジアがテクノロジーの発展において優れている理由としては、

  • 作り手側のユーザー視点の設計
  • 法整備などの観点
  • また受け入れ側となるユーザーの柔軟性

といった要素が関わっているとも考えられます。

東南アジアのテクノロジーの発展に注目していくことで、私たちは得られる新たな視点や気づきがあるのではないでしょうか。

他国から遅れを取らないことに加え、日本での私たちの生活や社会を、もっと豊かにしてくれるはずです!

日本と東南アジアの比較

日本と東南アジアを比較してみると、それぞれの特性や課題がよく見えてきます。

日本と東南アジアの比較

近年の東南アジアでは、新しいものを受け入れる姿勢があるように感じます。

新しいテクノロジーやサービスが、スピーディーに人々の生活に取り入れられ、社会全体を柔軟に変革する力となっています。

日本はこれまでテクノロジーの先進国として、高い技術力を発揮してきました。
が、既存の制度や慣習、人々の意識により、新しいものの導入・普及にはかなり時間がかかる傾向にあります。

日本の強み

一方、日本の強い要素としては、「品質へのこだわり」「安全・安心への配慮」が挙げられるかと思います。日本の技術は世界でも高く評価され、安全性や信頼性が求められる場面で、頻繁に選ばれます。

これらの要素を潰すのではなく、掛け合わせることで、さらなる成長と発展が期待できるはずです!

まとめ

いかがだったでしょうか!

東南アジアは、一見まだ発展途上と思われがちですが、テクノロジーの発展は急速に進んでいます。

実際に現地を訪れてみると、東南アジアの変革の勢いは凄いな、と肌で感じます…!!

変化に対応する「柔軟性」といった部分は、私たち日本人にとって大きな刺激を与えてくれます。

文化や人口構造的な背景からも壁が存在する日本ですが、他国の考え方にアンテナを張り、自国の文化や特徴と掛け合わせることで、まだまだ可能性を秘めていそうです!

次回以降は、より具体的に、東南アジアで使われている便利なアプリや、街中で見つけたテクノロジーの実態を探っていきたいと思います!

これからも、データのじかん内「NOMAD TIMES」では、世界各地(主に東南アジア)のテクノロジー事情を探求していきます。
また次の旅でお会いしましょう!!

山田 萌子|Moeko Yamada
4年制大学卒。学生時代、東南アジアのテック系ベンチャー企業でインターン→新卒から戦略部に登用。2023年1月末に独立し、現在フリーランスとしてクリエイティブを軸に活動。2021年よりデータのじかんにもクリエイティブやSNS周りで携わる。現在タイのチェンマイを拠点に、東南アジアを旅しながら暮らすノマドワーカー。その様子を東南アジアの旅・ノマドメディア「moenomad」でも発信している。
▶︎ http://moe-nomad.com
 

参照元

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