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長時間通勤は人間関係まで壊してしまう、という恐ろしいデータも。
スウェーデンのウメオ大学の論文(2011年)によると、スウェーデンの18万人の夫婦を対象にした調査で、夫の通勤時間が45分を超える夫婦では、そうでない夫婦に比べ離婚率が40%も高かったそう。
女性の立場が強いスウェーデンでの調査なので、完全に日本に当てはめることはできないでしょう。しかし長時間通勤のせいで夫婦間のコミュニケーションが減り、ひいては離婚に繋がるというのは、さもありなんな話では。
まったくいいことのない通勤地獄。回避するための対策としては、
・職場の近くに住む
・自転車通勤に切り替える
・ラッシュ時を避けて通勤する
などがありますが、様々な事情から難しい場合もありますよね。そこで期待されるのが企業の意識改革。
まず電車の異常な混雑については、企業がフレックスタイムを積極的に導入することで、ピークの時間帯を分散させることができます。
そこから更に一歩進んで、従業員の在宅勤務環境を整えるのもひとつのアイディアです。最近ではインターネットさえあればできる仕事が多いはず。ミーティングの類はビデオコールで事足りますし、「今日はじっくり企画を練りたい」という日などは邪魔の入らない在宅勤務の方がはかどるのでは。
また、オフィスの近くに住む従業員に特別手当を支給する企業もあります。例えばクックパッドには、会社から1.5km圏内に初めて引越した場合、近距離奨励金として20万円を支給する福利厚生制度があるそう。
通勤のストレスが軽減されることで従業員の生産性が向上するとしたら、ローリスク・ハイリターンの投資ではないでしょうか。日本の未来は通勤地獄の解消にかかっている! のかもしれません。
参考リンク: 日本の通勤地獄が労働生産性を下げている? 経済損失の試算は1日あたり1424億円 要注意! 長時間通勤があなたの「人生」を削るこれだけの理由
(佐藤ちひろ)
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