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【タイムくん 第159話】SINIC理論

         

ここがポイント:時代の先取りはさじ加減が難しいですね(笑)


みなさん、おはようございます。

よく「時代を先取りする」なんて言いますけど、変化の激しい今の時代を先取りするって、どのくらい先を考えてやるのかっていうのがなかなか難しいですよね。先取りがあまりにも近い未来で、流行る二週間前くらいに「それいいな」って思った感じだと、それこそ流行りものに乗っかってる感じがするし、三年後くらいにこれは来るだろうなって思って周りの人にその話をしても、まだ全然周囲の理解がついてきてなくて、実際に三年後にそれが普及したとしても、僕が三年前にした話を覚えてくれてる人もいなければ、なんなら僕自身も忘れちゃってるので、時代を先取りするのも楽じゃないなぁって僕的には感じてたりします。料理初心者がレシピにかかれた「適量」って言葉に戸惑ってやる気をなくす…みたいな。あ、それは、ちょっと違うか(笑)。

それはさておき、このSINIC理論(サイニック理論)を打ち立てたのはオムロンっていう会社の創業者の立石一真さんっていう方で、これが50年以上年に発表されたなんて信じ難いくらい驚異的な内容になっているので、よく知らないって方はぜひ一度、データのじかんの記事を隅から隅まで読んでしっかり理解してもらえると、時代を先取りすることの難しさを改めて理解してもらえるんじゃないかなぁって思ってます。一緒に時代を先取りすることの難しさについて苦悩してくれる仲間を常日頃から募集している僕にしてみたら嬉しい限りです(笑)。

まぁ、いつの時代も技術の革新って急激な変化をもたらすわけですけど、だいたいの場合ってそれが一度ちょっと行きすぎて、前のやり方と新しいやり方の中間地点くらいまで揺り戻されて、なんとなく融合されたような形で落ち着いた後、またそれを基盤にして新たな進化を遂げることを幾度となく繰り返していくわけなんですよね。

例えば、コロナ禍でみんなリモートワークになって、オンラインミーティングやオンラインイベントに慣れて、それが当たり前みたいなところまで一度いってから、やっぱオフラインじゃないと伝わらないこともあるし、オンラインってなんだかんだ熱量が伝わらないから面白味も半減するってことで、最近ではなにがなんでもオフラインでリアルイベントみたいな傾向もありますよね。もちろんメリットデメリットもあるので、そのうちオフラインとオンラインの中間地点くらいで落ち着くんだろうなって、常に時代を先取りしようとしてる僕なんかは思いながらぼんやりと眺めてます。

でも、それが繰り返されることを前提に突き詰めて考えていくと、SINIC理論みたいな落とし所が理論上は可能なのかもと思いながら、何度見てもスゴいなぁって思ってます。ちなみに立石さんはピーター・ドラッカーと家族ぐるみの付き合いをしちゃうような人だったらしく、「できません」と云うなっていう本とかもかなり読み応えがあって面白いので、興味が湧いた方はぜひ読んでみてください。本田宗一郎さんとかソニー創業者の盛田昭夫さんとかに比べると、立石さんの名前はあんまり耳慣れないかも知れないですけど、そんな著名な方々と肩を並べるような、なかなか、というか途轍もなくすごい人だよなってこのテキストを書きながら改めて僕も思っちゃいました。ってなんかいつになく真面目な話をしちゃいましたけど、SINIC理論はかなり面白いので、みなさんも時代を先取りするためにもちょっとばかし調べてみてください。僕は今回感化されすぎてスマホもパソコンも処分してしまったので、次は電気やガスがない状態でも暮らせるかどうかを試してみようかなって思ってます。なので、最近の僕の通信手段は伝書鳩とのろしで、情報源は主に新聞とラジオです。ちなみに鳩の維持費と手間が結構かかるのが目下の悩みです。あ、この文章をどうやって書いてるのかは秘密です(笑)。

そんなわけで、また二週間後にお会いしましょう。さよなら!

(時田大夢)


作者:トツカケイスケ
埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業、デザイン制作会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして勤務し、2004年に独立。
「タイムくん」の漫画は、そんな作者のITへの予備知識やデザイナーとしての情報整理、イラストレーターとしてのスキルとシュールな性格が掛け算されて生まれています。
普段は本作とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。

https://www.totsunet.com/
Twitter | Instagram


「データのじかん」はThe Data Empowerment Company「ウイングアーク1st株式会社」が運営するオウンドメディアサイトです。

 


作者:トツカケイスケ
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