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【タイムくん 第190話】フレーム問題

         

ここがポイント:フレーム問題を抱えたAIとパニクッてる状態の人はほぼ同じ、かも!?


みなさん、おはようございます。

今年から月に一回更新のペースになったので、なんかちょっとお久しぶり感というか、ペースが掴み切れてないというか、なんとなく気恥ずかしい感じになっちゃってますが、改めまして、どうも僕です(笑)。

最近の話題といえば、DeepSeekの登場かなぁと思うのですが、AIの進化は加速する一方なのに、それを使いこなす立場にある人の方が全然進化に付いていけてない感じですよね。なんとか付いていかなきゃって気持ちばかり焦ってみたりするんですけど、まぁでも、「気持ちが焦る」っていうのはこの上なく人間らしい行為であり、とてもAIには真似できない崇高なことなんじゃないかなぁって焦りの中の一握りの冷静さで考えてみました。でもって、もう一段階冷静になって考えてみると、気持ちが焦ってまともな答えが導き出せないような状態になってしまう、つまりパニクってる状態というのは、フレーム問題と近いものがあるかもっていう気づきに達しました。人間らしいパニクりまでAIに搭載されてると思ったら、なんかもう敗北感で笑うしかないです(笑)。あ、さすがに「敗北感で笑う」っていうのはAIにはできない芸かも知れないです。

「フレーム問題」とは? 世界の複雑さに起因するAIの限界は解決されるのか?

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まぁ、でも、このフレーム問題って、問題についてどこまで考えを広げるかっていうことなんですよね。僕が明日以降に出世する方法を必死になって考える、というのと並行して、そもそも僕が所属しているメソポ田宮商事が明日以降に存続できているのか、それは同じ会社として存続しているのか、はたまたどこかにM&Aされたりして、どこかの会社の一部門として存続していくのか、僕が明日飛行機事故に遭ってしまう可能性や運転中に急に道路が陥没して落下して怪我をしてしまうかもしれない…とかの可能性がどのくらいあるのかや、それがどのくらい出世の要素に加味されていくのか確かにキリがないですよね。延いては、日本という国が存在し続けるのか、あるいは地球が滅亡する確率をどこまで考慮に入れるかもそうですし。ちなみに、意地でも新米社員で居続けて少しでも楽をしようっていうのが僕の人生美学なので、そもそも出世するということ自体が美学に反する行動だったりするんですけどね。万年新米社員の立ち位置だからこそ、ヒューマくんの前で待ち続けて仕事してないのにクビにならないわけですし(笑)。

なので、0.0001%くらいの確率で起こるかもしれない可能性を一つずつ確認していたらそりゃ40年くらいあっという間に経ってしまうのも理解できます。人間の場合は、フレーム問題で言うところの範囲を「えいや!」で決めちゃってるし、仮説もそこまでじっくり考えずに行動して失敗することなんてしょっちゅうあるだろうから、範囲決めによる問題って実はAIに限った話じゃないのかもしれませんね。

あ、ちなみに、フレーム問題って最初聞いた時、メガネのフレームくらいしか思いつかなかったので、人には似合うフレームと似合わないフレームがある、っていうことなのかと思ったんですけど、全然違ってました(笑)。まぁ、そういう意味では、たとえば、特定のフレームが自分の顔に似合うかどうかを客観的に判断して数値化して教えてくれるAIとかも今後は出てきそうだなって思っちゃいました。まぁ既にありそうですが。

それではまた来月お会いしましょう。さよなら!

(時田大夢)


作者:トツカケイスケ
埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業、デザイン制作会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして勤務し、2004年に独立。
「タイムくん」の漫画は、そんな作者のITへの予備知識やデザイナーとしての情報整理、イラストレーターとしてのスキルとシュールな性格が掛け算されて生まれています。
普段は本作とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。

https://www.totsunet.com/
Twitter | Instagram


「データのじかん」はThe Data Empowerment Company「ウイングアーク1st株式会社」が運営するオウンドメディアサイトです。

 


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