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「IoTって顔文字だと思ってたわ」
という衝撃的なコピーを冠した日経新聞の広告が少し前によく街角に貼られており、その発想に度肝を抜かれたのも今ではいい思い出ですが、IoTがどういう意味なのか、みなさんご存知でしょうか?
これまでのインターネットの世界は、主に人と人とのコミュニケーションのプラットフォームでした。そのために、人が使うコンピューター同士をつないでいたのです。これからはデジタル情報家電と呼ばれるモノ自体が情報を発信し始めます。これがIoTなのです。
IoTとは「Internet of Things」の略称です。
読み方は「アイ・オー・ティー」で、日本語では「モノのインターネット」と訳されます。今更言うまでもないですが、顔文字ではありません。
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— データのじかん|データで越境者に寄り添うメディア (@datanojikan) November 22, 2018
IoTとは、現実の世界をインターネットに接続するシステムを考案したイギリスのITエンジニアであるケビン・アシュトン(Kevin Ashton)が提唱した概念です。20世紀の終わりにインターネットの商用利用が開始されてから、人々の生活は劇的に変化しました。インターネットが実現したサイバースペースで世界中の人々と時間と空間を超えたコミュニケーションが可能となったのです。その際に使ったのがターミナル(端末)と呼ばれるコンピューターでした。
つまり、これまでのインターネットでは、コンピューターとコンピューターをつないでいたのです。今後は、コンピューターだけではなく、デジタル情報を扱う電気製品が直接インターネットに接続する流れが加速すると考えられています。この傾向が進むと、モノがヒトを介さずにインターネット経由で情報通信を行い、インターネットに接続されたさまざまな機器の制御を行うようになります。このような、身の回りにあるあらゆる電子機器が付けられたモノをインターネットにつなげる仕組みを「IoT」と呼ぶのです。
世の中全体がインターネットにつながるという側面を強調した「IoE(Internet of Everything、アイ・オー・イー)」と呼ばれることもあります。IoTでインターネットに直接つながるデジタル情報機器の例としては、各種センサー機器、建物、車などが挙げられます。極端な例では、センサーが入ったサッカーボールや芝生などもIoTデバイスと言えるのです。これらの機器から収集された情報は、インターネット経由でサーバーに送られて、各種の処理や分析が行われ、その結果がフィードバックされます。
それでは、IoTを活用することで劇的に効率化した例をみてみましょう。
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