先日行われたワールド・ベースボール・クラシックの準々決勝で、日本代表「侍ジャパン」がベネズエラに敗れ、早くも敗退してしまいました。これまでWBCでは常にベスト4以上に進出してきた日本にとって、初めてのベスト8敗退となります。
筆者はこの試合を配信で見ていたのですが、試合内容の悔しさと同時に、印象に残ったのは試合後のシーンでした。敗戦直後、選手たちはベンチ前に整列し、スタンドのファンへ一礼してからグラウンドを後にしたそうです。勝っても負けても、まずは応援してくれた人に礼をする。その姿は、いかにも日本代表らしい光景だと感じました。
スポーツの世界では、どうしても勝敗に注目が集まりがちです。もちろん結果は大切ですが、こうした振る舞いを見ると、勝ち負けだけでは語れない価値がそこにあるのだと改めて思います。結果の裏側には、選手たちの姿勢や文化、チームとしてのあり方といった、数字では表れにくい要素が確かに存在しているのだと感じました。
それではまず、今回紹介する記事をダイジェストで紹介します!!
こんにちは。「データのじかん」編集部です。私たちの身の回りには、まだ十分に活かされていない“公開されたデータ”が数多く存在しています。行政が公開する統計や法人情報、地理データなど、いわゆる「オープンデータ」です。これらは誰もが自由に利用できる一方で、「どう使えば価値になるのか?」という問いと常に隣り合わせでもあります。そんなオープンデータの可能性を、実践者の視点から語り合うイベントが「データ界隈100人カイギ」です。データサイエンティストやエンジニア、DX 推進担当者など、立場や業界を越えた“データ界隈”の人々が集まり、それぞれの現場での経験や視点を共有するコミュニティイベントとして開催されています。2026年3月19日に開催される第4回のテーマは「オープンデータ界隈」。キュレーターには、法人情報の活用をテーマに事業を展開する法人番号株式会社の吉田裕宣さんを迎え、オープンデータの活用事例や可能性について、多様な視点から語られる予定です。公開されたデータは、ただそこにあるだけでは価値になりません。誰かが使い、つなぎ、新しい意味を見つけていくことで、はじめて社会の中で動き始めます。今回のイベントは、そんな“データが動き出す瞬間”に触れられる場になりそうです。 (・・詳しくはこちらへ)
あなたは、AIやインターネット「だけ」の情報で満足できますか?たった数秒で誰もが膨大なデータを収集できる時代ですが、本当に日々の学びや気づきにつながるのは、人が体験し、体感した「生情報」ではないでしょうか。「データのじかん」の新特集では、データだけでは見つけられない情報をお届けするために【生情報取材班】を結成。その道のプロたちが、データだけでは見えてこない脇道や寄り道、ちょっと余分で面白い“生の情報”を読者の皆さんにお届けします。近年、鉄道界ではレールと平行に座席を配置するロングシート車両が増加しています。ロングシートは、レールに対して直角に座席を配置するクロスシートに比べると、車窓が見にくいという欠点があり、旅行者からの評判はあまり良くありません。それでも、知らず知らずのうちにロングシートは進化を遂げています。本記事では、近鉄の新型車両「1A系」の報道公開も踏まえつつ、関西大手私鉄の車両を中心に、ロングシートの進化の歴史と最新の姿を見ていきます。 (・・詳しくはこちらへ)
「データ・情報は生もの!」をコンセプトにした「データのじかん」の人気企画「DX Namamono information」。検索すれば分かる情報や、AIが集めた情報だけでは見えてこない、デジタル活用・DX のリアルをお届けするシリーズです。全国の「体験者」たちが現場で得た一次情報をもとに、ニュースとあわせて読むことで、自分事として理解が深まる“生のDX 情報”をお届けしています。今回は、韓国を経由してトルコ・イスタンブールへ向かう旅が舞台です。筆者にとって、トルコもイスタンブールも初めての訪問となります。イスタンブールにアヤソフィアがあることくらいは知っているものの、市内のどこにあるのか、予約したゲストハウスから近いのか遠いのかも分かりません。いちいち調べるのも少し面倒です。そこで今回は、Googleの生成AI「Gemini」に1日観光プランを考えてもらうことにしました。AIが提案する旅程は、実際の旅でどこまで役に立つのでしょうか。現地での体験を通じて、そのリアルを見ていきます。 (・・詳しくはこちらへ)
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2026.03.09 公開
今回の「データ界隈100人カイギ #04」では、「オープンデータ界隈」をテーマに、公開されたデータの可能性とその活用のリアルに迫ります。オープンデータとは、行政や公共機関、企業などが保有するデータを、誰もが自由に利用・再利用できる形で公開する取り組みのこと。政府統計や自治体の公開データ、法人情報、地理情報など、私たちの社会にはすでに多くのオープンデータが存在しています。
しかし、データは公開されているだけでは価値を生みません。どのデータを組み合わせ、どのように可視化し、どんな視点で読み解くのか。そこには、データを扱う人の発想や工夫が欠かせません。本イベントでは、オープンデータを実際に活用している人たちの経験やアイデアを通じて、「公開されたデータがどのように価値へと変わるのか」を探っていきます。
キュレーターを務めるのは、法人番号株式会社 代表取締役の吉田裕宣さん。国税庁が公開する法人番号などのオープンデータを活用し、企業情報の利活用を促進するサービスを手がけるなど、公開データを社会やビジネスへとつなげる取り組みを続けてきた実践者です。
当日は、企業のデータ活用、データプロダクトの開発、可視化コミュニティの活動など、さまざまな立場からオープンデータに関わる登壇者が集い、それぞれの現場での取り組みを紹介。公開されたデータがどのように活用され、新しい価値へとつながっていくのかを、多様な視点から語り合います。
「公開されたデータは、どこまで社会を面白くできるのか。」そんな問いを手がかりに、データの現在地とこれからの可能性を考える夜になりそうです。
2026.03.10 公開
通勤電車でよく見かける「ロングシート」。レールと平行に座席が配置されたこの座席形式は、JR山手線や地下鉄など、多くの通勤電車で採用されています。旅行者からは車窓が見にくいなどの理由で人気が高いとは言えませんが、通勤輸送という観点では非常に合理的な設計です。本記事では、なぜ通勤電車にロングシートが採用されるのかという基本から、近年の進化までを解説しています。
ロングシートが通勤電車に適している理由の一つは、車両あたりの乗車定員の多さです。車内の有効スペースを広く使えるため立席人数を増やすことができ、混雑する都市部の通勤輸送に適しています。また通路幅が広く確保できることから、乗降がスムーズになるというメリットもあります。こうした理由から、停車駅が多く混雑の激しい路線ではロングシート車が主流となっています。
さらに記事では、関西大手私鉄の車両を例に、ロングシートの進化の過程を紹介。仕切りのないシンプルな座席から、バケットシート、座席間の仕切り、ポール設置など、乗客の快適性や安全性を高めるさまざまな工夫が加えられてきました。
加えて、近鉄の最新車両「1A系」にも注目。ロングシートとクロスシートを切り替えられるL/Cシートや、ベビーカーやキャリーケース利用者を想定したスペース「やさしば」など、新しい設計思想も紹介されています。
一見すると地味な存在に思えるロングシートですが、その背景には通勤輸送を支える合理性と鉄道会社の細かな工夫が詰まっています。本記事では、普段何気なく利用している通勤電車の座席に隠された“ロングシートの哲学”を、関西私鉄の事例とともにひも解いていきます。
2026.03.12 公開
生成AIを使えば、旅行の計画はどこまで簡単に作れるのか。本記事では、Googleの生成AI「Gemini」を使い、トルコ・イスタンブールでの1日観光プランを作成する実験を通じて、その実用性を検証しています。条件は、ゲストハウス「Agora Guesthouse」を出発点とし、歴史好き向けの観光ルートを組み立てること、さらに夜行列車に乗るため19時までにハルカル駅へ到着すること。こうした具体的な条件を与えたところ、Geminiは数分でトプカプ宮殿やアヤソフィア、バザールなどを組み込んだ観光プランを提案しました。
さらに、見やすい形に整理するため「旅行のしおりを作成して」と指示すると、時間ごとの行動を表形式でまとめた旅程表も生成。昼食のレストラン提案まで含まれており、全体としてバランスの取れた観光プランが完成しました。AIを活用することで、短時間で旅行計画の骨子を作れる点は確かに魅力と言えるでしょう。
一方で、実際に使える「しおり」に仕上げるには、いくつかの課題も見えてきました。例えば、観光地の事前予約URLを提示するよう依頼するとリンクは生成されたものの、実際には正しく予約ページへ遷移しないケースもありました。また、地図は直接表示されず、Googleマップのリンクとして提示される形式でした。
この体験から見えてきたのは、AIが旅程のたたき台を作ることは得意である一方、実用的な情報へ仕上げるためには利用者自身が考え、指示を工夫する必要があるという点です。生成AIを使いこなすには、AI任せにするのではなく、人の視点と判断力が欠かせないことが改めて浮かび上がります。
今回紹介した記事のひとつに、通勤電車でよく見かける「ロングシート」をテーマにしたものがありました。レールと平行に配置された長い座席は、旅行者にとっては車窓が見にくいなどの理由で、あまり人気が高いとは言えないかもしれません。しかし、通勤輸送という観点から見ると、乗車定員を増やし、乗降をスムーズにするなど、非常に合理的な設計であることがわかります。
この記事を読んでいて、ふと自分のことを思い出しました。最近、50歳を過ぎてから、電車に乗るときは遠慮なく優先席に座るようになったのです。若い頃は「まだ早いかな」と思い、空いていてもなんとなく座るのをためらっていました。しかし年齢を重ねるにつれて、腰や膝など身体のあちこちが痛む日も増えてきました。座れるときは座っておこう、そう考えるようになったのです。
優先席というと、「座ってはいけない席」と感じてしまう人もいるかもしれません。しかし本来は、必要としている人が優先される席であって、空いていれば誰でも座ることができます。そして、本当に必要としている人が来たときに譲る。そんな社会的なルールの上で成り立っている仕組みです。
そう考えると、優先席は単なる座席ではなく、社会のちょっとした“信頼”の上に成り立っている場所なのかもしれません。
ロングシートという座席の形も、優先席という仕組みも、どちらも通勤電車という社会インフラを支えるための設計のひとつです。多くの人を効率よく運ぶこと、そしてさまざまな事情を持つ人が同じ空間を共有できること。そのバランスを考えながら、鉄道の車内はつくられているのだと思います。
普段何気なく利用している電車ですが、その座席ひとつを見ても、社会の設計や配慮が詰まっています。日常の風景の中にあるこうした仕組みを少し意識してみると、いつもの通勤電車も、少し違った景色に見えてくるかもしれません。
それでは次回も「データのじかんNews」をよろしくお願いします!

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(畑中 一平)
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