実施日は2月の休日、機種はOPPO Reno5Aである。モバイル通信の通信事業者は、ソフトバンクのネットワークを利用するYahooモバイルだ。神戸空港ではカードラウンジ「ラウンジ神戸」で計測した。モバイル通信とWiFiの計測結果は以下のとおり。
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モバイル通信(4G) | 71.6Mbps | 21.4Mbps |
Wi-Fi | 56.5Mbp | 65.3Mbps |
WiFiは神戸空港公式WiFi「KANSAI AIRPORTS Free Wi-Fi」を使用した。神戸空港ではアップデートでモバイル通信とWiFiに差が生じた。モバイル通信では、4KのYouTube動画はつらいかもしれない。
羽田空港ではカードラウンジ「パワーラウンジノース」(第1ターミナルゲート16番付近)で計測した。結果は以下の通りである。
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モバイル通信(4G) | 4.72Mbp | 3.70Mbps |
Wi-Fi | 62.4Mbps | 48.6Mbps |
モバイル通信の速度が遅いため、2回測定したが、結果はだいたい同じだった。一般的なインターネット通信なら問題はないが、4Kなどの高画質の動画視聴は厳しいだろう。そのため、動画視聴はWiFi使用が必須といえる。なお、羽田空港では公式WiFi「HANEDA FREE Wi-Fi」を使用した。
このように羽田空港と神戸空港のWiFiに関して、目立った速度差はなかった。一方、WiFiとモバイル通信との間には大きな差があった。通信速度は混雑率などの通信環境に大きく左右されるが、今回の結果を見る限り、速度面を気にする場合は空港の公式WiFiを使いたい。ただし、無料WiFiはセキュリティ面では不安が残るので、気になる方は何かしらの対策が必要だ。
ところで、「空港の公式WiFiは接続が面倒」というイメージを持たれている方も多いだろう。羽田空港、神戸空港ともに公式WiFiは接続したら、公式ページが表示されるだけ。個人情報を記入することもなく、制限時間も特にない。
全国的に公共の場所でのフリーWiFiは減少傾向にあるが、少なくとも空港ではまだまだ活躍が続くことだろう。
(取材・TEXT:新田浩之 編集:藤冨啓之)
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