用いるサイトは格安航空券の比較サイト「スカイスキャナ」である。調査日は2024年12月17日だ。
試しに2025年2月10日発17日着、イギリス・ロンドン行きで調べてみた。東京発だと、最安プランは成田発着97,970円（中国国際航空）となる。所要時間は往路が28時間40分（北京経由）、復路が17時間（浦東経由）だ。また、最適プランは日本航空の直行便となり、羽田発着171,673円となる。所要時間は往路が14時間25分、復路は13時間50分だ。
一方、ソウル発だと、最安プランは仁川発着70,996円（中国東方航空）となる。所要時間は往路が30時間20分（浦東経由）、復路は19時間50分（浦東経由）だ。最適プランは大韓航空の直行便で、仁川発着132,309円だ。所要時間は往路14時間50分、復路12時間25分となる。最適プランの運賃差は約4万円となる。ただし、羽田～仁川往復で、大韓航空便に間に合うピーチ便に搭乗すると往復約4万円を要する。
もう一つ注目したいのが、韓国の格安航空会社（LCC）のティーウェイ航空だ。3月10日発17日着、仁川～フランクフルト間の往復運賃は約75,000円、所要時間は12時間～14時間30分だ。。東京発着で上記の条件だと往復運賃は約17万円も要してしまう。ちなみに、最安値は約95,000円だが、往路は約29時間もかかる。
ティーウェイ航空・仁川～フランクフルト便の時刻表は仁川発が9時30分、仁川着は14時0分だ。東京～仁川間で仁川・フランクフルト便に間に合うLCCはピーチとなり、往復運賃は約36,000円だ。単純な計算だがティーウェイ航空とピーチとの合わせ技で、東京～フランクフルト間の往復運賃は約11万円となる。仁川空港での待ち時間はあるが、ソウルにプチ観光するもよし、仁川空港でショッピングを楽しむのもよし、といった感じだ。
このように、タイミングにもよるが、韓国経由だと選択肢が広がる。特に韓国便がある地方ならなおさらだ。国際線で航空券を比較する際は日本発だけでなく、韓国発を調べることもお忘れなく。
（取材・TEXT：新田浩之 編集：藤冨啓之）
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