結論から先に述べると、マイナポータルから簡単に確認できる。マイナポータルのトップ画面から「健康保険証」をタップ。「マイナンバーカード利用状況」が「登録済み」であれば、マイナンバーカードと健康保険証との紐づけは完了している。
なお、2024年12月2日以降、マイナ保険証を持っていない場合は、保険証の発行元から「資格証明書」が送られてくる。「資格証明書」は、従来の健康保険証と同じ要領で利用できる。
せっかく、マイナポータルにアクセスしたのだから、いくつか確認しておきたい。健康保険証のページには、「資格情報」をPDFで保存できるようになっている。
医療機関や薬局でマイナンバーカードの読取ができない場合、以下の2つのやり方で受付ができる。
・マイナポータル健康保険証の画面を見せる
・医療保険の資格情報PDFファイルとマイナンバーカードを提示する
オフラインでの環境を想定すると、資格情報のPDFファイルとマイナンバーカードの提示を準備した方がいいだろう。せっかくなので、PDFファイルを保存しておきたい。
マイナンバーカードと健康保険証を紐づけしている場合、マイナポータルから医療費を確認できる。マイナポータルの「医療費」をタップすると、年ごとのかかった医療費が見られる。
なお、確定申告で医療費控除を行う際、マイナポータル連携により、データを一括習得。そのまま、所得税確定申告書に自動入力できる。
このように、マイナンバーカードと健康保険証を紐づけると、利便性が高くなるといえるだろう。また、2022年10月からはマイナ保険証を使うと、医療費は安くなる。メディアでは、マイナ保険証のマイナス点をことさらに強調するが、人々がマイナ保険証の利便性に気づけば、自ずと風向きも変わるのではないだろうか。
著者・写真撮影:新田浩之
2016年より個人事業主としてライター活動に従事。主に関西の鉄道、中東欧・ロシアについて執筆活動を行う。著書に『関西の私鉄格差』(河出書房新社)がある。
(TEXT:新田浩之 編集:藤冨啓之)
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