


※筆者撮影「海外のATMも基本的に日本と操作方法は同じ」
レボリュートでは、リアルカードを使って、ATMから現地通貨を引き出せる。前もって、アプリ上で日本円からチェコの通貨、チェコ・コルナに両替した。制限はあるものの、日本円からチェコ・コルナへの両替手数料は無料である。

※筆者撮影「『CASH』をタッチする」
ATMの操作は基本的に国内と同じだ。リアルカードを挿入すると、暗証番号の入力を求められる。暗証番号を求められると、「CASH」を選択。その後、引き出したいチェコ・コルナの額を指定する。しばらくすると、無事にチェコ・コルナを引き出せた。

問題は手数料だ。レボリュートの手数料ではなく、ATMの手数料だ。EURONETのATMで、600コルナを引き出した際、手数料として149コルナが引き落とされた。実に25%も引かれている。これは明らかに高い。実はチェコでは、EURONETのATMは手数料が高いことで知られている。
実はヨーロッパでは、引き出しの際、路上にあるATMでは手数料が高い場合が多い。そのため、手数料が低い銀行のATMの利用が推奨されてきた。
たとえば、コメルチニー銀行(Komerční banka、KB)である。KBのATMを使うと、手数料は無料だった。しかし、2025年5月時点の規約を見ると、銀行にあるATMでは49コルナ、外にあるATMでは99コルナの手数料が発生する。さらに手数料が加わる可能性すらある。
TV塔近くにあったチェコ貯蓄銀行(Česká spořitelna)のATMでは1000コルナの引き出しに対し、手数料は169コルナだった。銀行のATMだからといって、手数料が安いわけではない。
確かに、手数料が安い方がうれしい。しかし、旅行中に銀行を探すのも手間だ。私としては、銀行の外付けのATMを使う(もちろん、銀行が近くにあれば、なおよし)のが最適解である気がする。
(TEXT:新田浩之 編集:藤冨啓之)
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