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いまさらだけどIoT(モノのインターネット)って何?ーIoT for 2019クイックガイドー

         

「で、そもそもなんですけど、IoTって何ですか?」

これまでクライアントから何度この質問を受けたことでしょう。そしてこれは至極真っ当な質問でもあります。なぜなら、”Internet of Things (モノのインターネット)”を示すIoTという言葉自体がわかりにくい言葉だからです。

ビジネスインテリジェンス(BI)の文脈でいうモノのインターネットとは、あらゆるデバイスが連動し、重要なデータの入手を可能にしてくれるスマートテクノロジーのエコシステムであり、本質的に私たちの暮らしを豊かにし、あらゆる決断の手助けをしてくれるものです。と言われてもいまいちわからないですよね。。。

そもそもIoTとはなんぞや、顔文字ちゃうんかい、という基礎的な質問にできるだけわかりやすく答えるために、IoTについて押さえておくべきポイントのみに絞った素早く読めるお役立ちガイドを作ってみましたので、ぜひ読んでみてください。

IoTのインパクト

運送業界に対するインパクト


Gartnerのレポートによると、スマートコネクテッドカーの台数は250,000台を超える見込みとなっています。

IoT技術はビッグデータと遠隔モニタリングを有効活用することで、コミュニケーションと物流を改善させ、運送業界に恩恵をもたらしています。これにより、潜在的なリスクを事前に回避したり、問題が実際起こる前にユーザーに警告する予知アナリティクスを拡大させています。

小売業において


小売業の多くがビデオカメラを利用していますが、IoTはビーコンやスマートシェルフを使うことによってその一歩先を行きます。これによって経営側は店でお客様が何を買うかについてのはっきりとしたアイデアを得ることができます。またスマートシェルフは在庫追跡や人気傾向の手助けをします。

さらに、センサーによって店にどれくらいの客足があるかを知ることができます。これによってコストを最適化するためにはどの店を拡大してどの店を削減するか、経営陣がその見極めをするとき良いの判断材料になります。

ホスピタリティ産業において


IoTは、特にホテルなど大規模ビジネスにおけるスタッフ管理に役立ちます。また、ジオロケーションやジオフェンシングを活用することで、スタッフの居場所を管理者に知らせることも可能です。このような進化したアナリティクスによって、リアルタイムのパフォーマンスの追跡ができ、完璧な仕事を遂行するために特定の仕事をぴったりな人に割り振りすることができます。

必須項目

最低限として下記の用語は押さえておきたいところです。

IoT – モノのインターネット


デバイス間における情報やデータのやりとり。これはスマートフォン、スマートウォッチ、センサー、コーヒーメーカーから洗濯機まで、なんでも当てはまります。

IoE – 全てのインターネット


IoTの広い定義だと考えてください。全てのインターネットはデバイス、複雑なデータやプロセスを含みます。Internet for Everythingの略になります。

IIOT – インダストリアルIoT


IoTは産業機器において著しく牽引され、支持されてきたことから、結果的に一般的なIoTから独自の定義を生み出しました。つまり、IoTでありながら産業分野だけに特化したIoTなのです。

M2M – マシン・ツー・マシン


これはマシン間のコミュニケーションの呼び名です。つまり、より高い効率性や問題回避のための解決を可能にしたデバイス間のデータ転送に与えられた呼び名です。

ビッグデータ


IoTデバイスによって得られたデータに与えられた名前です。このデータが分割され、予測分析や顧客トレンドの決定などに役立っています。

IoTクラウド


クラウドはIoTエコシステムにとって不可欠な存在です。多くの企業はデータ処理とバックアップに使用しています。マイクロソフト、AWSやグーグルクラウドなど人気企業を思い浮かべるでしょう。

モバイルの定義

IoTにおいてモバイルは重要な役割を担います。我々のほとんどが自分の携帯電話を持っていますが、それは最もよく使われているデバイスであり、自分自身や自分のデジタルな行動についてのデータを得たり分析したりしています。

CDMA2000


これは携帯に3Gネットワークを使用している種類です。3Gネットワークはデータ送信、データ受信、また我々の電話と基地局間のデータ信号のやりとりをしています。

スマートの定義

IoTについて会話しているといくつかの用語に出くわすかもしれませんので、それらの概念についてしっかり理解できるようにしておきましょう。

スマートホーム


スマートデバイスによって機能する家。例えば、スマートバルブ(Wi-Fiに接続されたLEDライト電球)。スマートホームを持っていたら、自由に室温を設定したり、声で照明を調節したり、遠隔でドアをロック/解除したりすることができます。

スマートグリッド


これは2つの定義に分類されます。
– ”スマートメーター” – 自宅で電気使用量を計測する装置
– スマートホーム内にある電力グリッドのことで、家の中にある他のデバイスと連携して電力使用を最適化し、コスト削減をするもの

スマートウォッチ


スマートフォンや他のウェアラブル機器に接続できる着用可能な腕時計。

画面にはユーザーパネルがあり、ユーザー好みの完全なカスタマイズができます。これらのデバイスはIoT業界の他製品同様、接続にはBluetoothを使用しています。

スマートラベル


これらは、バーコードをより高性能にしたものだと考えてください。これらの素晴らしいデバイスは、接続された製品のより詳細な情報を含んでいます。これにはRFIDタグ、QRコードや万引き防止システムが含まれます。

まとめ

今回の記事ではIoTとは何か、というとても基本的なところをできるだけわかりやすく解説してみました。楽しんでいただけたでしょうか?IoT技術はこの数年で頻繁に耳にするようになり、今後私たちの生活により浸透していくことが想像されますので、今のうちにちゃんと理解しておきたいですね。

データのじかんには二条城のトイレにおける実証実験IoTの海の家についてなど数多くのIoT関連記事がありますので、もっとIoTのことについて知りたい方はそちらの記事も合わせてどうぞ。IoT関連記事一覧はこちらをどうぞ。

(原文:Aleczander Gamboa via Wingarc Australia/翻訳:舩木梓)

 

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