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ちょびっとラビット耳よりラピッドニュース #028:Windows95を開発した伝説のプログラマー中島聡氏の仕事術がすごすぎる件

         

まいどどうも、みなさん、こんにちは。

わたくし世界が誇るハイスペックウサギであり、かのメソポ田宮商事の日本支社長、ウサギ社長であります。新年モードも落ち着き、新年会ではなくただの飲み会が増える時期になりましたが、鍋やおでんなどの温かい料理をみんなで囲んで食べながら日本酒をクイッとやるのはやはり日本の冬の醍醐味ですね。最近は実に多種多様な鍋の素が販売されていて、特に液体スープがそのまま売られているもののクオリティの高さに驚きを隠せないわたくしであります。先日試しに買ってみたモランボンの牛テール白湯鍋用スープがおいしすぎたせいで記憶が飛んでしまい、自分が本来は菜食小動物であることを忘れてしまうほどでした(笑)。

さて、今週も色々と世の中は落ち着きがないよう感じであります。国際的なところからいくとガザ地区の停戦の知らせはなんだかんだと良いニュースなように思えます。あとついにトランプ大統領の2期目がスタートする、ということで世界は期待と不安の入り混じった心持ちで今後の展開を見守っているのではないでしょうか?日本では中居さんのニュースとそれから派生したCM停止問題など炎上が炎上を呼ぶカオスな展開となっておりますが、この問題に限らず、この数年ですっかりオールドメディア扱いされるようになったテレビの存在意義が改めて問われているように感じております。

まぁ、世の中がどんな状況であれ、素敵な人や面白い人というのはたくさんいらっしゃるわけで、今週はわたくしが尊敬してやまない伝説のプログラマーであり、マイクロソフト本社で、かのWindow95の開発に携わった唯一の日本人である中島聡氏をピックアップしてご紹介したいと思います。と、さも昔から彼のことを尊敬していたかのような表現をしてしまいましたが、実は彼のことを知ったのはごく最近のことでして、ホリエモンこと堀江貴文氏と中島聡氏が対談している動画を何気なく視聴したことがきっかけでした。

そのきっかけとなった動画が下記なので、何はともあれこの動画を再生していただきたいと思うのですが、プログラマーとしてマイクロソフト社で活躍し、Windows95でマウスを右クリックすると選択できるコンテキストメニューをOSそのものに追加した、など、なんなら人類とパソコンの向き合い方そのものに影響を与えたと言っても過言ではない当時としては革新的すぎる発明をされた方であり、堀江貴文氏と会話する中に垣間見れる二人の視座の高さというか、世界狭しと動き回る関心の幅というか、なんと大きなキャパシティのある人生を歩んでいる人なのだ!とわたくしはウサギながらすっかり感心してしまいました。日本の問題は紐解いていくとGHQに行きつく、という発言に対して、「いや、そうですよね」と即答できる二人のキャッチボールの距離の遠さは、ありとあらゆることに関心を抱き、それについて自分なりに深掘りして考えてきた人同士にしかできないやりとりのように感じました。

この動画を最初に見たのが新年明けてすぐくらいだったのですが、こんなに素晴らしい人が日本にはいたのか!という衝撃を受けまして、すぐさま彼が書いた著書をダウンロードし、「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」という本をオーディブルで拝聴させて頂きました。堀江氏との対談も素晴らしいですが、彼の仕事に対する哲学、そして物事に向き合う時の計画性の持ち方にいたく感銘を受け、最近はオーディブルをジョギングしながら聞くことが多いのですが、その内容の素晴らしさにジョギングの足をとめ感動に打ち震えてしまうほどでした。

一つ例をあげると、仕事というのは時々素晴らしい仕事をする天才プログラマーよりも常に締め切りに間に合わせる安定感のあるプログラマーの方が長い時間を経てみると価値が高いものであり、自分よりも才能のあるプログラマーよりも自分がマイクロソフト社で成功できたのはその要素が大きい、という内容の話がありました。そして、常に締め切りに間に合わせるというのは決して偶然の産物ではなく、常日頃から意識していることの積み重ね以外の何者でもありません。例えば、9時半に渋谷駅で誰かと待ち合わせをする、となった時に、9時20分くらいに渋谷駅に到着する予定の電車に乗ると、電車が遅延してしまった場合、9時半に渋谷駅に到着できない可能性があります。そして、約束に遅れないためには9時20分を目指して渋谷駅に向かうことが重要なのではなく、9時半に渋谷駅に着いていることが重要なわけです。そのためには9時には渋谷駅に着いて近くのカフェでコーヒーを飲むことを前提に行動していれば、万が一電車が遅延した場合でも、カフェで過ごす時間をカットすればよほどのことがない限り待ち合わせの時間には間に合うわけです。彼はこのやり方を全ての仕事にも当てはめており、締め切りに間に合うように物事を進める確立された方法論をこの本の中では紹介しています。

また、仕事を依頼された時にどのくらいの時間がかかるのかを見積もって欲しいと言われた時には、最初の部分だけを見てなんとなくの時間を伝えるのではなく、その仕事に取り掛かってみてその仕事を8割くらい終わらせてから最終的にいつまでに完成できるのかを伝えるべきだ、という話なども紹介されており、どれもこれも首がもげるほど激しく頷いてしまう珠玉の内容のオンパレードでありました。詳しいサマリーはこちらのサイトに丁寧にまとめてあるので参考にしてみてください。

わたくしも一緒に仕事を進めていく部下や社員に仕事を依頼する際に、どのくらいの時間が必要か、ということは頻繁に聞くのですが、毎回毎回口を酸っぱくして言っているのが、何があっても絶対にこの日程までには100%この仕事を終わらせることができると確信を持てる日程を教えてください、ということであります。つまり、それよりも早くその仕事が終わる場合、特に全体のスケジューリングに影響が出ることはありませんが、その日程よりも遅れる場合、全体のスケジューリングを敷き直す必要が出てくる可能性があり、それにより納品日が後ろ倒しになる、ということもあり得るわけで、それはチームや部署や会社にとって極めて大きいリスクなわけです。なので、3日もあれば終わるな、という仕事であれば、1週間あれば終わります、あるいは10日で終わらせます、など十分な余裕を持って仕事の見積もりを行なってください、と常にわたくしも繰り返し言っておるわけですので、そこも含めて共感の雨嵐が吹き荒れるハリケーン並みの破壊力を持った一冊でありましたので、こちらもぜひ併せてオススメしたいと思っております。

著書の内容や動画での話もさることながら、バナナをどう食べるのか、という取材にも応じるなど、なによりも中島氏の人間としてのスケール感にわたくしはすっかり魅了されておりまして、仕事というのは「崖から飛び降りながら飛行機を組み立てる」と語る彼の言葉はまさにプロフェッショナルの精神世界であり、許されるのであれば、もういつでも弟子入りしたいと考えております。わたくしも「カリスマウサギ経営者はニンジンをどう食べているのか?」みたいな取材があればぜひ応じたいと考えておりますので、ニンジン業者の方々、ぜひよろしくお願いいたします。

そして、上記のYouTube動画には続きがあって、後編ではAIについて語っており、その内容も前編に負けず劣らず素晴らしいので、ぜひこちらも再生してみてください。

そんなわけで、今週は、人類のパソコン体験を変えたと言っても過言ではない伝説の日本人プログラマーであり、今もなお精力的に活動を続ける現役の起業家でもある中島聡氏をピックアップしてみました。それでは、また来週お会いしましょう。ちょびっとラビットのまとめ読みはこちらからどうぞ!それでは、アデュー、エブリワン。

(ウサギ社長)

 

参照元

・中島聡 | Wikipedia ・なぜ、あなたの仕事は終わらないのか-スピードは最強の武器である-中島聡 ・中島 聡『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』を10分で読める要約でチェック | type ・Windows 95の父、中島聡氏の2030年予測:経団連を見ると「GAFAに勝てるワケがない」|ビジネス+IT

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