産業用ロボットメーカー大手のファナックのFIELD systemは製造業向けオープンプラットフォームとしてシステムの稼働状況を監視し、「止まらない、止まる前に知らせる、止まってもすぐに直せる」スマートファクトリーを実現します。同製品は修理の手順をアニメーションで案内する「ビジュアルガイダンス」作成など現場での作業を助ける機能も有しています。
隣のブースで展示されていたアマダのV-factoryも製造データの見える化に加え、加工手順や仕様金型のナビゲート機能を搭載。切る、あける、曲げる、付けるなどの作業ごとに最適化された製造支援情報の提供が行われます。
V-factoryのメイン顧客層は30人規模の中小工場とのこと。データを分析するだけでなく、工場全体の機械をつなげ最適化や稼働状況の管理を行う。そのようなスマートファクトリーが、広く日本のモノづくりに導入され始めている証左だといえるでしょう。
設備稼働率、時間稼働率、良品率などスマートファクトリー化によって改善できる指標は限りありません。まずは自社がスマートファクトリー化においてどのフェーズにあるのか、見直してみることが先決でしょう。スマートファクトリーに代表される第4次産業革命、インダストリー4.0はすでに多くの企業で進み始めているのです。
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(宮田文机)
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