ネットワーク外部性の間接的効果とは、製品やサービスが増えれば増えるほどに,それらに付随した製品やサービスが増え、結果として価値が高まることをいいます。
ネットワーク外部生の間接的効果には、よくWindowsの例が出されます。
今ではWindowsと聞くと、唯一無二のOSのように感じますが、かつては数多くのOSが混在していました。
当初WindowsはIBM社の製品のみに搭載されていたのですが、Windowsを採用する会社がある時から増え始め、多くの会社がWindowsを採用するようになりました。
Windowsのユーザー数が増えるにつれ、Windowsで使えるプログラム数も増え、それに伴ってWindowsそのものの価値も高まったのです。
これからの世界においてネットワーク外部性という概念はとても重要です。
インターネット市場はまだまだ拡大を続けている上に、デバイスなどのハードウェアそのものよりもそれらを使って楽しむサービスが重要視されるようになっているからです。
かつては一部の層しか使えなかったPCも今では高校生、大学生が持ち歩いています。発展途上国でもネットが使えるようになり、インターネットはもはや生活に必要不可欠なインフラの一つとして認識されつつあります。
#Maslow's Hierarchy of Needs as stated by #computerscience students. pic.twitter.com/UKFqnTGWjm
— Microsoft Imagine Cup (@MSFTImagine) October 6, 2014
使う人が増えれば増えるほどにユーザーにとっても価値が上がりますが、ビジネスとしても広告を貼りたい企業が増えるなど価値があがっていきます。
将来の夢は「YouTuber」という子供が最近増えているそうですが、そんなYoutubeでさえ,利用者数が少なければ、ただの動画投稿サイトです。YouTubeの場合も例外ではなく、動画が投稿できる、というサービス性に価値があるわけではなく、世界一のユーザー数を持つ動画投稿サイトである、ということに価値があるわけです。これも紛れもなくネットワーク外部性の一例です。
ネットが普及する今、ネットワーク外部性を意識した仕組みづくりは必要不可欠といえます。
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