4月も下旬に入り、今週末からはゴールデンウイークですね。
今年のゴールデンウイークは最長で4月26日(土)から5月6日(火)までと11連休になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
筆者は野球観戦と知人たちとのキャンプを予定しているのですが、何とか雨が降らないことを願うばかりであります。
それではまず、今回紹介する記事をダイジェストで紹介します!!
2025年3月7日、関西Kaggler会はグランフロント大阪にあるアシストの大阪研修会場にて、「関西Kaggler会 交流会 in Osaka 2025#1」を開催いたしました。Kaggle(カグル)とは、機械学習やデータ分析の競技会を目的としたプラットフォームを指します。その競技会に参加する人のことをKaggler(カグラー)と呼び、その規模は全世界にわたります。関西Kaggler会は、関西を拠点とするKaggler(カグラー)のコミュニティであり、企業や組織の枠を超えて、データサイエンティスト同士の交流促進を目的とした団体です。交流会は継続的に実施されており、2025年は今回が初めての開催となりました。「データのじかん」では、関西在住の筆者が関西Kaggler会の活動をレポートしております。今回も、交流会の有意義な内容を皆さまにご紹介いたします。 (・・詳しくはこちらへ)
生成AIの急激な性能向上により、「『AIアート』はアートではない」といった論争が世界中で巻き起こっております。このような議論が起こるほど、高品質な画像や動画をAIが短時間で生成できるようになった背景には、「世界モデル」の概念と「拡散モデル」というテクノロジーの登場があります。本シリーズでは、AIが画像や動画を生成できる原理と、その具体的なテクノロジーについて、図解を交えて分かりやすく解説いたします。また、AIに創造性があるのかについても考察してまいります。第2回では、「拡散モデル」について説明し、生成AIが画像などのデータを生成できる秘密についてお話しいたします。 (・・詳しくはこちらへ)
DX(Digital Transformation)という言葉を聞いたことがあるという方は、この5年近くで大きく増えました。NTTドコモ モバイル社会研究所の調査によると、2023年2月時点で全体の40.5%、「役員・管理職・自由業」従事者の72.5%が『「DX」という言葉を聴いたことがある』と回答したといいます。しかし、SX(Sustainability Transformation)についてはどうでしょうか?DX・SDGsという近年一般名詞化が進んだ用語のいずれにもかかわるSX。本記事では、その意味や実践方法、なぜ我々はSXについて知らなければならないのかについてわかりやすく解説いたします。 (・・詳しくはこちらへ)
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2025.04.21 公開
2025年1月、関西を拠点とするデータサイエンティストのコミュニティ「関西Kaggler会」が、大阪で「関西Kaggler会 交流会 in Osaka 2025#1」を開催しました。三部構成で行われ、全国から146名の参加者が集まった本イベントは、初学者の育成支援と、AI活用の社会実装に向けた議論が熱く展開されました。
第一部では、Kaggler初学者の育成をテーマに、企業内での教育事例が紹介されました。現場で直面した課題や改善の取り組み、育成を進める中で得られた気づきなど、実践的な知見が共有され、初学者を育てる難しさと工夫が率直に語られました。
第二部では、「AIと政治」というテーマで、ブロードリスニングツール「Talk to the City」の事例が紹介され、政治領域におけるAI活用の可能性について活発な議論が繰り広げられました。AIが市民参加を促進するツールとなる未来像に対して、多様な意見が交わされ、現場感覚に裏打ちされた鋭い意見が飛び交いました。
関西ならではの熱量と実践的な知恵があふれた今回の交流会は、単なる技術談義にとどまらず、社会や組織におけるデータサイエンスの役割を深く考えさせられる場となりました。データサイエンスと社会の接点に関心がある方に、ぜひご一読いただきたいレポートです。
2025.04.22 公開
生成AIが高品質な画像や動画を短時間で生み出せる背景には、「世界モデル」と「拡散モデル」という2つの重要なテクノロジーの進化があります。
本記事では、そのうちのひとつ「世界モデル」について取り上げ、AIが外界からの観測を通じて環境の構造を学習し、未来を予測したり推論したりできる仕組みを、図解を交えながらわかりやすく解説しています。
また、世界モデルを活用することで、AIがどのように柔軟で人間らしい振る舞いに近づいているのか、そしてそこに「創造性」は存在するのか、といった視点からも考察が加えられています。
生成AIを支える基礎理論に興味がある方はもちろん、AI技術の本質を深く理解したい方にもおすすめの記事です。
2025.04.21 公開
ビジネスの未来を左右するキーワード「SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)」に注目されています。
SXとは、企業や組織が持続可能な社会の実現を目指して、ビジネスモデルや経営方針を抜本的に改革する取り組みを指します。単なる社会貢献活動やSDGsの達成とは異なり、企業価値の向上と社会のサステナビリティを同期させることが求められます。
本記事では、SXの定義や実践例(カーボンニュートラル対応、サプライチェーン見直し、働き方改革など)を紹介し、経済産業省が発表した「SX銘柄2024」の概要にも触れながら、企業にとってなぜSXが重要なのかをわかりやすく解説しています。
カーボンニュートラル対応からダイバーシティ推進まで、SXが企業価値向上にも直結する理由を探り、これからの経営に求められる視点を提示する内容となっています。
今回は『「SX(Sustainability Transformation)」とは? DXやSDGsとは何が違い、なぜ重要なのか』という記事を紹介させて頂きました。
SX(Sustainability Transformation)とは、企業や組織が持続可能な社会の実現を目指し、ビジネスモデルや経営戦略、組織運営を抜本的に変革する取り組みを指します。
これは、単なるCSR活動(社会貢献)やSDGs対応にとどまらず、社会課題への対応と自社の企業価値向上を同時に達成しようとするものです。
筆者の現場でも、従業員の意識向上を目的としたSXに関する社内教育が増え続けています。しかし、業務と直接結びつきにくいことや、目的自体が壮大かつ漠然としているため、「どのように取り組めばよいのか」「自分はどう関わればよいのか」といったイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の編集後記では、SX(Sustainability Transformation)がなぜ従業員にとって漠然と感じられるのかについて、考えてみたいと思います。
SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)という言葉は、近年多くの企業で使われるようになりました。しかし、現場で働く従業員にとっては、「何をすればいいのか分からない」「自分の仕事とどう関係があるのか見えない」と感じられるケースが少なくありません。
その背景にはいくつかの理由があります。
第一に、「持続可能性」という言葉そのものが非常に広く、抽象的であることが挙げられます。環境問題への対応なのか、ダイバーシティ推進なのか、人権配慮なのか――対象が多岐にわたるため、個々の従業員がどの領域に取り組むべきなのかが曖昧になりがちです。
第二に、SXが掲げる目標と、日々の具体的な業務との結びつきが見えにくい点も大きな要因です。たとえば営業、開発、バックオフィスなど、それぞれの部門で自分の行動がどのようにSXに貢献しているかを実感できる機会は多くありません。
さらに、経営層や広報部門から「SX推進」を宣言しても、現場レベルにまで「自分たちに何を求めているのか」が十分に伝わらず、「また別の横文字が増えた」という印象を与えてしまうケースも散見されます。こうした状況では、従業員の主体的な理解や共感を得るのは難しくなってしまいます。
このように、SXそのものが難しいのではなく、従業員一人ひとりが自分の業務に引き寄せて理解できる「自分ゴト化」ができていないことが、SXが漠然と感じられる最大の理由だといえるでしょう。
では、どうすればSXを現場に落とし込み、実感を持って取り組めるようになるのでしょうか。
一つは、自分たちの業務単位でSXを具体化することです。例えば営業部門であれば、カーボンニュートラルを意識した提案活動を行うことがSXへの貢献になります。開発部門であれば、環境負荷の低い素材を選ぶサプライヤー選定にSXの視点を組み込むことも一つのアプローチです。
また、社内で身近な成功事例を共有することも効果的です。「SXを意識した取り組みが受注拡大につながった」など、目に見える成果を紹介することで、従業員の納得感を高めることができます。
加えて、企業側がSXに関連する目標やKPIを明示し、行動と成果をつなげていく仕組みづくりも欠かせません。「受注案件の〇%をサステナビリティ配慮型に」など、具体的な目標設定が行動を促進します。
SXを従業員一人ひとりが「自分のこと」として捉えられるようになると、単なるスローガンにとどまらず、企業全体に持続可能性と競争力を根付かせる力強い原動力となるでしょう。
それでは次回も「データのじかんNews」をよろしくお願いします!
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(畑中 一平)
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