データのじかんNews 2023年05月Part.01 | データで越境者に寄り添うメディア データのじかん
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データのじかんNews 2023年05月Part.01

データ活用・DXの最新情報を手早く知りたいあなたのために、データのじかんの最新記事を短信で紹介します!!

         

データのじかんを閲覧頂いているみなさま!!こんにちわ!!
【データのじかんNews】担当の畑中一平です。

 

いよいよ待ちに待ったGWがはじまりましたね。今年、新型コロナによる行動制限が解除されたGWということもあり、筆者も旅行にキャンプと予定をみっちり詰め込んでいます!!

GWが始まる前の天気予報では、全国的に、特に後半は天気が崩れるという見込みでしたが、何とか持ちそうで、筆者も後半に予定していたキャンプが中止にならなくてホッとしております。

 

さて前回に引き続き、読者様がより便利に、より活用しやすく“データのじかん”を閲覧頂けるよう、過去1週間に公開された新着記事の短信をニュースとして、今回もみなさまにお届けしてまいります!!

 

第52回の2023年5月Part1では、2023年4月24日~5月5日までに【データのじかん】で公開された13件の記事についてご紹介します!!

 

まずは今回紹介する記事のダイジェストの一読下さい!!

■トレンド

2022年10月、岸田首相は所信表明演説の中で、個人のリスキリング支援策として5年間で1兆円投資することを表明しました。それ以降も矢継ぎ早に具体的な方策が提示され、「リスキリング」という言葉を耳にすることが増えました。DX時代に対応していくために「学び」のニーズが高いことは分かっても、「何を」「どのように」学べばよいのか、雲をつかむような思いの方も少なくないのではないでしょうか?このシリーズでは、学びの森で迷子になっている方々に向けて、DX時代の学び方を照らす光を提供できればと考えています。

 

学びの迷子をなくせ! リスキリングはDX時代の「読み書きそろばん」

 

「2023年4月24日付データのじかん週報」では、ITの境界を超えて世界規模で話題を席巻しているChatGPTの捉え方、向き合い方について編集長の野島と主筆の大川が語ります。データのじかんでは、ChatGPTがきっかけとなり「AIが自我を持つ可能性」に言及した記事をアップしたばかり……。一方、大川曰くChatGPTは、ビジネスパーソンとしての能力・姿勢を「フィルタリング」できる新しいツールと考えているようです。

 

ChatGPTの「ウラガワ」を知れば、本質が見えてくる ChatGPTとの向き合い方で人を「フィルタリング」できる!? –データのじかん週報2023/4/24付

 

長野駅から電車で1時間弱。約67,000人の住むまち、塩尻市は長野県のほぼ中央に位置し、交通の要衝としてかねてから栄えた地域です。ワイン醸造の地としても産業を育むほか、まちぐるみでの“子育てしたくなるまち日本一”を目指して支援事業を進めています。そんな塩尻市に2021年に誕生したのが株式会社ハタケホットケです。同社は無農薬稲作農法をもっと楽しくするための除草用ロボットを開発し、全国の米農家や自治体の注目を急速に集めはじめています。 いったいどんな経緯があって塩尻で除草用ロボットを作ろうと思ったのでしょうか?代表の日吉有為氏にデータのじかん主筆・大川真史が直接、話を伺いました。

 

農業をもっと楽しく! 慣習よりも創意をつなぐ、ハタケホットケの歩み方。

 

3月18日に東急新横浜線・相鉄新横浜線が開通しました。東急新横浜線の開通により、新横浜駅と渋谷駅が結ばれました。このことは、関東はもとより、東海道新幹線沿線にとってもメリットがあるように思われますが、実態はどうなのでしょうか?

 

東急新横浜線・相鉄新横浜線が開通!新横浜駅と渋谷駅の接続のメリットは「東海道新幹線沿線」の大阪にも!?

 

グローバル化が進む昨今、企業間の競争は激しさを増しています。さまざまな商品・サービスの品質が向上する中、各企業は利益を上げるために試行錯誤を繰り返す状況下において、KPI がますます重要視されています。経営を語るうえで、KPI の学習は避けては通れない。本書『KPI 大全 重要経営指標 100 の読み方&使い方』は、経営者やマネージャーに対して、適切な KPI の設定や活用方法についての実践的な知識を提供する書籍です。

 

【書評】KPI大全:重要経営指標100の読み方&使い方 あなたを目標達成に導く重要な道標「KPI」 味方にし、ビジネスを前進させよう

 

1994年の日本初開催以来、毎年国内外から数百の企業・団体が参加し、インターネットテクノロジーの技術動向とビジネス活用のトレンドをお伝えし続けている「Interop Tokyo 」。30回目を迎える今年は、『次の30年へ=To the next 30 years』をテーマに、幕張メッセで2022年6月14日(水)~16日(金)に開催されます。

 

最新のICTとそのソリューションが体感できる国内最大級の インターネットテクノロジーイベント! Interop Tokyo 2023

 

Sales-led Growth(SLG)/Product-led Growth(PLG)について聞いたことがある方は多くいらっしゃるかもしれません。ではみなさんは、比較的新たな「Community Led Growth(コミュニティ主導の成長:CLG)」という言葉をご存じでしょうか。近年存在感を増しているSaaS企業で見られる成長戦略であり、顧客や利用者を中心としたコミュニティを通じて事業の成長を促進させる戦略として重要性が高まっています。当然ながら従来も「顧客の意見を反映したサービス、製品づくり」は存在しましたが、CLG戦略特有の、SaaS企業が活用するエッセンスとはいったい何でしょうか。

 

Community Led Growth(コミュニティ主導の成長) ––みんなで組織を変える力の価値と未来の可能性を事例に学ぶ

 

1924年、福島県・郡山駅前にバナナ問屋「青木商店」は開業しました。それからもうすぐ100年。同社は全国186店舗を構える『果汁工房果琳』『フルーツバーAOKI』などのフルーツバー事業や、フルーツタルト&カフェ事業『フルーツピークス』、フルーツギフトを販売する『フルーツショップaoki』などを展開し、その従業員数は2308名(2023年1月現在)という一大産業に成長しました。今回は株式会社青木商店の4代目社長である青木大輔氏に、DXを進める理由と現在のDX推進の位置について伺いました。

 

「果汁工房果琳」「フルーツピークス」「フルーツショップaoki」の青木商店4代目社長・青木大輔氏が語る、 DXを推進する3つの理由

 

「2023年4月28日付データのじかん週報」では、特許やものづくりに関するプロジェクトに参画している主筆の大川が、自身が参加したキックオフミーティングなどを含む専門家会議で交わされるやりとりから感じて学んだことについてまとめました。特にものづくり産業の発展には欠かせない「知財」や「博士課程」には、運営や専門家たちの中でもジレンマが垣間見えるといいます。さらに中小企業の採用については、世間の認識とは乖離のあるある種の「生々しい声」も聞けるとか。一般的なメディアだけでは知らないゲンジツの一部を紹介しましょう。

 

知財の支援のジレンマとゲンジツ キラキラ情報も社長の思いも不要? –データのじかん週報2023/4/24付

 

■データ活用

DXは単なるデジタル化ではなく、企業のビジネスモデルや提供価値自体の「変革」である──。2023年に入り、このような認識は徐々に広まってきています。しかし、実際にどのような「変革」を起こせばいいのか?特に地方・中小規模の企業における先行事例や、具体的な取り組み内容を知りたいというニーズはまだまだ十分に満たされていないはずです。

 

【イベントレポート】茨城DX支援コミュニティ『DX推進事業 成果報告会』10社が参加した「伴走型支援」の具体的な内容とは?

 

■テクノロジー

IoTが社会に浸透し、様々なデータが収集され、処理データ量の増加や高度化に伴い飛躍的に向上した『画像識別AI』技術への注目が高まっています。このまとめでは、今年から、幕張メッセで2022年6月14日(水)~16日(金)に開催される『画像認識 AI Expo (Vision AI Expo) 2023』の見どころについて紹介します。

 

今年から開催!!新しい価値を生み出す画像認識AIの専門展 「画像認識 AI Expo (Vision AI Expo) 2023」

 

■社会

わたしたちは日々AIによってパーソナライズされた情報に触れています。例えば、SNSでいいねした投稿、今日見た動画、おすすめで出てきて思わず買ってしまったものなど……。それらが積み重なって、わたしたちの行動や生活は少しずつ変化していきます。手軽で便利なAIによる情報の選別。しかし、そこには常にリスクがあります。そして、そんなリスクの一つである「AIの判定における偏見」を提示するのが、Netflixで公開されているドキュメンタリー映画『AIに潜む偏見: 人工知能における公平とは』です。

 

AIが私たちの偏見を取り込み、強化する。Netflixのドキュメンタリー映画『AIに潜む偏見: 人工知能における公平とは』

 

■ライフ

みなさんはデータ活用とか普段からされていますか?まぁ、でもいきなりデジタル・DX・データとか言われてもなんのことかさっぱりってヒトも多いかと思います。4コマ漫画「タイムくん」はデジタル・DX・データにまつわる話をマンガで、わかりやすく、面白く、楽しくお届けしています。ゆるく隔週の月曜日朝8時に更新しています。役に立ったり立たなかったりするので、ぜひ読んでみてください!

 

【タイムくん 第148話】プロトタイピング

 

データのじかんNewsのバックナンバーはこちら

トレンド


学びの迷子をなくせ! リスキリングはDX時代の「読み書きそろばん」

2023.04.24 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 トレンド1

株式会社学情が2022年に20代のビジネスパーソンを対象に行った調査によると、「リスキリングに取り組みたいと思いますか?」という質問に対し、42.1%は「取り組みたい」、38.0%は「どちらかと言うと取り組みたい」と回答しています。つまり、約8割の20代ビジネスパーソンはリスキリングに積極的な姿勢を持っていることが分かります。ところが、パーソル総合研究所の「グローバル就業・成長意識調査」(2022年)によると、社外学習・自己啓発を「何もやっていない」日本人の割合は52.6%、世界平均の18.0%を圧倒的に上回りました。この相違を一体どう見たらよいのでしょうか?

ChatGPTの「ウラガワ」を知れば、本質が見えてくる ChatGPTとの向き合い方で人を「フィルタリング」できる!? –データのじかん週報2023/4/24付

2023.04.24 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 トレンド2

データのじかん週報では、データのじかんの編集部内で会話されるこばなしを週1度程度、速報的にお届けしています。昨今、話題に事欠かないといえば「ChatGPT」ですね。エンジニア界隈だけでなく一般のビジネスパーソンから芸能人まで、名前を聞かない日がないと言っても大げさではないです。データのじかんとしてはもちろん、ChatGPTは私個人の新しい調査テーマとしても追いかけています。直近ではChatGPT関連のイベントだけで5本参加しました。今週はデータのじかんでも、IT・AIのプロフェッショナルの方とご一緒してChatGPTとLLMの進化をテーマにした記事を公開しました。

農業をもっと楽しく! 慣習よりも創意をつなぐ、ハタケホットケの歩み方。

2023.04.25 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 トレンド3

塩尻に移住したそもそものきっかけは2020年4月に発令された、第1回目の緊急事態宣言。当時は東京都内で会社を経営しながら家族3人で暮らしていた日吉氏。事実上のロックダウンに伴い、生後8ヶ月の息子と妻との生活を守ろうと疎開先を探しはじめました。以前から地方移住を検討していた知人から教えてもらった物件情報の中から居住先を選び、すぐに内見を済ませ翌月には東京から塩尻市へ家族ごと移住したのでした。「ところで、塩尻って何県?」そんな知識ゼロの状態から日吉氏の移住生活はスタートしました。

東急新横浜線・相鉄新横浜線が開通!新横浜駅と渋谷駅の接続のメリットは「東海道新幹線沿線」の大阪にも!?

2023.04.25 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 トレンド4

東急新横浜線は新横浜駅と日吉駅を結ぶ5.8kmの路線で、単体の路線としては短い部類に入ります。しかし、様々な路線と結びつくことにより、利便性は大きく向上しました。新横浜駅からは同じく3月18日に開業した相鉄新横浜線と接続し、相鉄線へ乗り入れます。日吉駅とは東急東横線と東急目黒線に接続し、渋谷(東横線)・目黒(目黒線)方面へ乗り入れます。なお東横線は途中の中目黒駅で東京メトロ日比谷線と接続。現在は日比谷線との相互直通運転は実施していないが、同一ホームでの乗り換えは可能です。

【書評】KPI大全:重要経営指標100の読み方&使い方 あなたを目標達成に導く重要な道標「KPI」 味方にし、ビジネスを前進させよう

2023.04.26 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 トレンド5

KPI(Key Performance Indicator)とは、組織や個⼈が⽬標達成に向かって業務が順調に進んでいるかどうかを確認するための重要な指標です。自分たちが取り組んでいる仕事が、はたして正しい⽅向に進んでいるのでしょうか。そして、そのプロセスはゴールから逆算してどの程度達成されているのでしょうか。

最新のICTとそのソリューションが体感できる国内最大級の インターネットテクノロジーイベント! Interop Tokyo 2023

2023.04.26 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 トレンド6

私たちの生活はもちろん、仕事や行政、社会生活を形成する上で、欠かすことができないインターネット。2020年COVID-19 によるパンデミックは「オンライン」を覚醒させ、インターネットの存在と進化によって新たなステージに突入しはじめており、そのインフラストラクチャは、従来の地上や海底ケーブルに加えて、空や宇宙へと拡張しつつあります。「次の30年の社会」は、すべての産業、すべての国、すべてのモノ、すべてのヒトが、つながる(Connected)社会であり、インターネットで繋がる、即ち「オンライン」が前提の社会です。2023年6月14日(水)から幕張メッセで開催を予定している『Interop Tokyo2023』では、「今」の挑戦への答えを披露することに加えて次の30年先も見据えた「新しいインターネット」「新しい市場」の見聞と体験を提供します。

Community Led Growth(コミュニティ主導の成長) ––みんなで組織を変える力の価値と未来の可能性を事例に学ぶ

2023.04.27 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 トレンド7

コミュニティ主導の成長( Community-Led Growth, CLG )とは、企業や組織が顧客や利用者を中心に据え、彼らのニーズや意見を直接取り入れて事業の成長を促進させる戦略です。つまり、このアプローチは、顧客が製品やサービスの価値を理解し「口コミで拡散する」「顧客同士で紹介(リファラル)し合う」ことによって事業の成長が加速されることを目指しています。では、なぜ「拡散や紹介が価値を高める」のか、そして成長につながるのでしょうか。

「果汁工房果琳」「フルーツピークス」「フルーツショップaoki」の青木商店4代目社長・青木大輔氏が語る、 DXを推進する3つの理由

2023.04.28 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 トレンド8

青木商店がDXを進めるに至った理由には、次の3つがあります。それは①社内の労働生産性の向上をしていきたいから、②データを活用した経営をすることで、お客様により良いフルーツを届けていきたいから、③データドリブンな経営をしていきたいから、の3つです。しかし、DX推進をより意識するきっかけとなったのは、2020年初頭から猛威を振るった新型コロナウイルスによる影響も大きかったです。もともと弊社では、マネージャーが全国を飛び回り、物理的・直接的なマネジメントを行っていました。また、東京・大田市場にも事務所があり、郡山市にある本社と遠隔地との移動が頻繁に行われていました。それが新型コロナウイルスの影響で、物理的なコミュニケーションが極端に制限されるようになりました。そのような状況下で、DX化を推進し、遠隔地とのやりとりをよりスムーズにする必要があるという社内的雰囲気が出来上がってきました。

知財の支援のジレンマとゲンジツ キラキラ情報も社長の思いも不要? –データのじかん週報2023/4/24付

2023.04.28 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 トレンド9

データのじかん週報では、データのじかんの編集部内で会話されるこばなしを週1度程度、速報的にお届けしています。特許庁による知的財産を活かして社会課題の解決を図る人を支援する「I-OPENプロジェクト」に、昨年、専門家サポーターとして参画していました。その際に私が支援させていただいた株式会社ハタケホットケの活動報告動画がアップされているので、ぜひデータのじかんの読者の方にも視聴いただきたいです。データのじかんでも、ちょうど4月24日にインタビュー記事を公開させていただきました。週報でも何度も登場しているあの長野県塩尻市で、ロボットなどのテクノロジーを活用した農作業支援を行っている非常にユニークな企業でした。

データ活用


【イベントレポート】茨城DX支援コミュニティ『DX推進事業 成果報告会』10社が参加した「伴走型支援」の具体的な内容とは?

2023.04.26 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 データ活用

2023年3月2日(木)13:00~15:00に茨城県産業会館 研修室で行われた『DX推進事業 成果報告会』では、特定非営利法人ITコーディネータ協会主導のもと行われたDX伴走支援の活動報告と、ITコーディネータの支援を受けた県内企業2社の事例報告が行われました。本記事では、実際に支援を受けた経営者自らによる事例紹介のレポートを中心に、リアルなDX支援事業の価値とそこから得られる知見をご紹介します!

テクノロジー


今年から開催!!新しい価値を生み出す画像認識AIの専門展 「画像認識 AI Expo (Vision AI Expo) 2023」

2023.04.27 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 テクノロジー

最近よく耳にする『画像認識』をご存じでしょうか?『画像認識』とは、私たちが日常的に目で見て何であるか?誰であるか?を判別するように、カメラや画像のデータに映っているモノや人を認識する技術のことです。人間の場合、過去の経験、即ち脳に蓄積された『記憶』との一致で目に映ったものが何であるか?を識別しますが、これをコンピュータで実施するとなると、『特徴』と予め用意された『パターン』とのマッチングで行うことになるのですが、被写体の多くは変化が伴ったり、特徴そのものの数が少なかったりで、高い認識率の実現が困難でした。その後、画像認識の精度向上は、計算機の技術の発展、データの処理速度の向上、AI、そしてディープラーニングを活用した画像認識技術の登場で2010年頃から急加速することとなります。

社会


AIが私たちの偏見を取り込み、強化する。Netflixのドキュメンタリー映画『AIに潜む偏見: 人工知能における公平とは』

2023.04.28 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 社会

MITメディア・ラボのジョイ・ブオラムウィーニは、授業の一環で、鏡に映る姿を自分の望むように変え、人々をエンパワーする鏡を作ろうとしたのです。しかし、顔認識のためのソフトを組み込んだとき、あることに気づきます。ソフトはジョイの顔を認識しなかったのです。そこで白い仮面を装着してみるときちんと顔が認識されました。生身の人間と無機質な白い仮面、その差は歴然にも関わらず、ソフトはなぜか後者を人の顔と判断しました。ジョイは気付きます。この不可思議な現象の原因は彼女が女性で黒人であることなのではないかと。そこでジョイがソフトの教師データとなった人々の顔写真を見てみると、そのほとんどが白人男性だったのです。疑念は確信に変わり、彼女を突き動かします。

ライフ


【タイムくん 第148話】プロトタイピング

2023.04.24 公開

データのじかんNews 2023年5月Part1 ライフ

4コマ漫画ってオチが楽しみだったりするのですけど、何気に連載が始まって5年目にもなってくると、作者のトツカ先生との連帯感というか、今回は三コマ目の段階で今回のオチはモチだなぁって予想がつく小慣れた感じが出てきちゃったりもします(笑)。なので、パターンが読めない変化球なオチが来たときは「こうきたかぁ!」という楽しみもあったりします。そういう意味では、新しい取り組みっていうのは常に必要なので、たとえ小さく失敗したとして、いつものその必勝パターンみたいなのから離脱して新たな1ページを築いて行こうっていう場合にはこのプロトタイピングっていうコンセプトはどうしても大事だなぁって思うのですよね。

05月12日付 データのじかん主筆「大川真史の週報」


データのじかんの大川が「主筆の週報」として上司である野島編集長への週次レポートをメルマガで公開!

【先週】

内閣府経済社会総合研究所(ESRI)経済政策フォーラム「次元の異なる少子化対策への挑戦」で5名のパネルストにより少子化の構造と対策について議論されていました。特にニッセイ基礎研究所の天野馨南子さんの「地方で女性が活躍出来る場≒就業先を増やす事が重要」という指摘はとても興味深い論点でした。
https://www.esri.cao.go.jp/jp/esri/workshop/forum/230426/230426_agenda.html

また政策研究大学院大学(GIST)DXセミナーで日本銀行金融研究所長の副島豊さんが「中銀DXのグローバルトレンド」の講演をされました。各国中央銀行のデジタルサービス化というテーマはこれまで調査した事がないテーマだったので新鮮に聞きました。CBDC(中央銀行デジタル通貨)やDeFi(分散型金融)など新しい国際的な取り組み状況や、
経済金融分析でのオルタナティブデータ活用、日銀自身のデジタルサービス提供や業務デジタル化についての取り組みを興味深く聞きました。
https://gist.grips.ac.jp/events/2023/04/108gistdx.html

編集後記


データのじかんNews 2023年5月Part1 編集後記

今回のタイムくんでは『プロトタイピング』について紹介させて頂きました。

 

プロトタイプとは、タイムくんが紹介しているとおり、プロトタイプ(試作品)を作って検証することで、開発後の開発後の手戻りを少なくする手法で、筆者が身を置いていたハードウェア開発の現場では、プロトタイプを制作する前に、『プラットフォーム』を活用して、課題・問題点の洗い出しや、必要・不要な機能の選定などの構想検討を実施します。

 

この『プラットフォーム』とは、サービスやシステム、ソフトウェア、ハードウェアの開発に必要な『共通の土台(基盤)となる標準環境』で、設定や部品、知的設計資産を組み合わせることで、比較的短期間で、機能の大枠の検証を実現してくれます。ただ『プラットフォーム』は未使用の機能が数多く搭載されているためスペックやコストが過剰だったり、大きさや形状が不適切だったりするため、製品やサービスを世に出す前に、『オプティマイズ= 最適化』を必要とします。

 

この『オプティマイズ』の確認で用いられるのが『プロトタイプ』で、プロトタイプは、ユーザーの使用性確認、プラットフォームで実証した検証結果の踏襲、コスト、品質、生産性の確認等を目的に制作します。昨今において、『プロトタイプ』の製作は短期間で行えるようになってきていると言われていますが、これは『プラットフォーム』の存在によるところが実は大きいのです。

 

それでは次回もみなさま、どうぞ「データのじかんNews」をよろしくお願いいたします!!

(畑中 一平)


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