6月も下旬を迎え、本来であればしとしとと雨が続くはずの梅雨の季節。しかし今年は様子が違います。関東地方ではすでに梅雨入りが発表されたにもかかわらず、連日のように真夏日が続き、まるで梅雨を飛び越えて夏本番が訪れたかのような陽気が続いていますね。
日中の最高気温は30度を超え、蒸し暑さと強い日差しが体力を奪っていきます。雨が少なく熱がこもりやすいこの時期は、例年以上に熱中症への注意が必要です。
それではまず、今回紹介する記事をダイジェストで紹介します!!
太古無限さんは、ダイハツ工業株式会社においてデジタル変革を担うリーダーとして、AIや機械学習を活用した現場改善から、データ人材の育成、組織文化の変革に至るまで、多面的な取り組みを推進されています。実務と並行して、社外のコミュニティ活動やカンファレンスの運営にも積極的に関わっています。そうした活動の根底にあるのは、「人とデータの距離を近づけたい」という一貫した思いです。今回は、「データ界隈100人カイギ」のキュレーターを務められる太古さんに、これまでの取り組みやデータ界隈への思い、そしてこの場に込めた期待について、お話を伺いました。 (・・詳しくはこちらへ)
『AI事務員宮西さん』とはAI事務員なだけにAI生成画像を使って作っていて、AIデータについて書いた漫画です。保険会社で事務員として働く宮西さん。勤めている保険会社もこれからはAIの時代だとデータ部門の新設を行うことになりました。なぜか事務員の宮西さんが配属されることになり、データ組織を立ち上げるまでの話です。同じようにデータ組織を立ち上げる事を考えている人に入門書として書いてます。それでは本編をご覧ください。 (・・詳しくはこちらへ)
鉄腕アトムやドラえもんなど、日本人にとって「自律型ロボット」は馴染み深い存在です。また、創作の世界だけでなく、1990年代には日本が産業用ロボットの世界シェアの88%を占めるなど、名実ともに「ロボット大国」として広く知られていました。近年では、日常生活の中でも、飲食店での配膳などBtoC領域において活躍する「サービスロボット」を目にする機会が少しずつ増えています。そのようなサービスロボットの最前線を担っているのが、自律移動型警備ロボット(以下、警備ロボット)とクラウド技術による次世代警備ソリューションを提供しているSEQSENSE株式会社です。2016年の設立以来、同社は深刻化する人手不足という社会課題に対し、真摯に向き合ってきました。その取り組みの一つとして、大阪・関西万博では、同社として初めて鉄道駅構内における警備ロボットの導入を実現しています。 (・・詳しくはこちらへ)
引越し費用が過去10年で大きく上昇している実態をご存じでしょうか?本記事では、単身・家族いずれのケースでも費用が約2倍に膨らみ、特に2024年は過去最高水準となった背景をデータで解説。人手不足、燃料費高騰、労働時間規制といった業界の構造的課題に加え、引越しシーズンの集中が価格高騰を招いています。節約のコツや引越し時期の工夫についても紹介しています。 (・・詳しくはこちらへ)
古代人が石器から土器へ進化した約2万4千年の間に、土器は「足し算式」成形という革新的手法をもたらし、煮る・保存する文化の基盤を築きました。現代では放射性炭素年代測定など科学技術によって土器は「データの宝庫」と呼ばれ、煮炊きや農耕、文化の発展を支えた人類史最大級のイノベーションと位置づけられています。 (・・詳しくはこちらへ)
データのじかんNewsのバックナンバーはこちら
2025.06.19 公開
ダイハツ工業のDX推進リーダー、太古無限さんへのインタビュー記事「現場も、他社も。太古さんが描く『誰でも使えるデータ』社会–データ界隈100人カイギキュレーターインタビュー vol.03」です。
元エンジン開発者だった太古さんは、2017年からAI・機械学習を導入し、自社のデータ活用基盤整備と人材育成に尽力。社外でもKaggleコミュニティや各種講演を通じ、学びの場づくりにも積極的です。今回「データ界隈100人カイギ」のキュレーターとして、参加者に学びをシェアする場を提供。
製造業や若手、さらにシニア層にもデータ活用の敷居を下げ、多様な視点からの参加を促す4つの企画(学びのヒーロー紹介、製造業現場発信、DATA Saber教育、Kaggleトップランカー登壇)を構想されています。太古さんは「目的を意識した分析」や「環境づくりと人材育成の同時進行」を重視し、「困りごとや成功体験の共有が文化を変える」と語ります。
データ活用をより身近にし、多様な人々がつながり合う社会を目指す太古さんの描く未来が、リアルな現場の声を通じて伝わってくる記事です。
2025.06.19 公開
保険会社の事務員・宮西京華さんが、AI時代に対応するため新設されたデータ部門に突然配属され、リーダーとして奔走する4コマ漫画の第19話です。
今回は「データマネジメント成熟度アセスメント」を実施し、現状を可視化するフェーズに突入。評価シートを全項目埋めたものの、「それがどう次に繋がるのか?」という根本的な問いに直面します。先輩分析担当・松田さんは、評価はあくまで「今の状態を把握するための出発点」であり、本当に必要なのは目的を明確にし、それに応じて優先順位を決めることだとアドバイス。単なるスコア判定に終わらせず、現状と目的のギャップを認識する重要性を説きます。結果、「数字ではなく問いから始める」ことこそが、データマネジメント成功への第一歩だという核心に至ります。
本話は、データ組織の立ち上げにおいてよくある「成熟度チェックで満足してしまう落とし穴」を丁寧に描写。初心者にもわかりやすく、現場で使える有益なメッセージが込められています。データマネジメントを実務で進めていく方々にとって、目的意識を持った次の一歩を後押しする格好の入門エピソードです。
2025.06.19 公開
SEQSENSE株式会社(シークセンス)は2016年に設立され、自律移動型警備ロボット「SQ‑2」をはじめとするクラウド連携型警備ソリューションを展開しています。代表の中村壮一郎氏は、元銀行・証券ファイナンス担当で、理学者である黒田洋司教授と共に同社を設立。金融業界の経験をロボット事業の資金戦略に活かし、シリーズBまで成長させました。
同社は「世界を変えない」という理念を掲げつつ、大阪・関西万博において鉄道駅構内での「SQ‑2」運用導入を実現。これは人手不足が深刻化する警備業界における社会実装の一歩と位置づけられています 。中村氏は、生成AIの普及や人材不足を背景に、オンライン上ではなく現実世界でのロボット導入には「行動変容」の必要性があると指摘しています 。
また、警備に加えて配送ロボット「FORRO(フォーロ)」の開発を川崎重工と進めるなど、自律移動型ロボットの活用領域を広げています 。組織面では、意思決定プロセスの透明化を重視し、全社員が意見を出し合う文化を育成。これにより、社会に受け入れられるリアルなソリューションを着実に実装しています 。
本記事は、SEQSENSEがロボット社会実装の現場で直面する課題やビジョン、そして社会変革を目指す姿勢を、代表者へのインタビューを通じて丁寧に描いています。
2025.06.18 公開
過去10年で引越し費用は劇的に上昇しており、現在は「史上もっとも高い水準」に達しています。2014年頃の相場が単身約6万円・家族約10万円だったのが、2024年には単身約12万6千円、家族約22万8千円とほぼ倍増しています。この高騰の背景には、①ドライバー不足などの人手問題、②燃料・梱包資材のコスト上昇、③働き方改革による時間規制という“3重苦”が影響しています。
とくに繁忙期である3月は価格が通常期の1.8〜2.2倍に高騰し、SNS上では「家族4人で100万円超え」という声も散見されます。それでも引越しは生活の転機として避けられないイベントであるため、記事では「早めの見積もり比較」「繁忙期を避ける」「荷物の削減」といった節約術を提案。業者の予約システム改善や政府による需要分散策など、業界・行政の動きにも触れつつ、今後も高水準が続く可能性を示唆しています。
引越しを控えている方、あるいは費用を抑えたい方に向け、実態と対策をデータに基づいてわかりやすく整理した一読必見の記事です。
2025.06.18 公開
まいどどうも、みなさん、こんにちは。
わたくし世界が誇るハイスペックウサギであり、かのメソポ田宮商事の日本支社長、ウサギ社長であります。これまでは毎週お届けしておりましたが、前回お伝えした通り、今月からは隔週でのお届けとなります。実に二週間振りということもあり、前回何を書いたのかさっぱり覚えていなかったのですが、今確認すると前回は「旧石器捏造事件」についてお話ししておりました。
石器も石器でかなり興味深いものであり、石器というテクノロジーを採用したことも人類の進化の中では超ウルトラ級の発明であることに間違いはないのですが、石器なんて考えようによってはラッコだって使ってるじゃないか、と言われればその通りでありますし、チンパンジーだって木の枝を削ってシロアリを釣り出したり、葉を丸めて水を吸い取るスポンジを作ったり、石をハンマーとして使うなどしておるわけですので、そう考えると、石器レベルのテクノロジーでは人類と人類以外の境界線を引くことは難しいのではないか、と、そう思うわけです。
今回は『えっ、引越しってこんなに高いの?この10年の引越し費用の変動とは』という記事を紹介させて頂きました。
記事によると、ここ10年で引越し費用は急上昇し、2024年は単身で約12.6万円、家族で約22.8万円と過去最高を更新中です。背景には、①ドライバーなどの人手不足、②燃料や資材費の高騰、③2024年の法改正による労働時間規制という三重のコスト圧力があるとされています。多くの人にとって一大イベントである引越しが、今や家計に大きな負担となっているのが現状です。
また最近では、「終バスの時間が以前より早くなった」と感じる人も増えているようです。この現象の背後にも、バス業界が抱える構造的な課題があります。運転手の高齢化や人手不足に加え、2024年の働き方改革関連法による労働時間の上限規制が重なり、夜間運行の継続が困難になっているのです。実際、北海道などでは30年前と比べて運転手数が3割減少し、最終便が1時間以上繰り上げられた例も報告されています。
これは、引越し費用の高騰と同じく、社会構造の変化によってこれまで当然とされてきたサービスが見直しを迫られている一例です。引越し業界もまた、人手不足や燃料費の上昇、法改正による労働制限の影響を受け、コストが上昇しています。バスや引越しといった日常的なサービスの“当たり前”が崩れつつある今、その影響は私たちの生活にじわじわと広がり始めています。
こうした変化の背景には、複雑に絡み合う社会的な課題が存在します。
第一に、ドライバーをはじめとする労働力の不足。特に公共交通や物流分野では高齢化が進み、担い手の確保が深刻な課題となっています。
第二に、燃料費や資材費の高騰です。運行やサービス提供のコストが増加し、価格転嫁や便数の削減といった対応を迫られるケースが目立ちます。
そして第三に、2024年の労働法改正による労働時間の上限規制。いわゆる「物流の2024年問題」によって、長時間勤務を前提としていた多くの業務が見直され、深夜帯のバスや配送、引越しサービスが縮小しつつあります。
これら三つの要因が重なり、私たちの生活に少しずつ、しかし確実に影響を及ぼしています。「ちょっと不便になった」では済まされない時代が、すでに静かに始まっているのかもしれません。
それでは次回も「データのじかんNews」をよろしくお願いします!
データのじかんは、テクノロジーやデータで、ビジネスや社会を変え、文化をつくりあげようとする越境者のみなさまに寄り添うメディアです。
越境者の興味・関心を高める話題や越境者の思考を発信するレポート、あるいは越境者の負担を減らすアイデアや越境者の拠り所となる居場所などを具体的なコンテンツとして提供することで、データのじかんは現状の日本にあるさまざまなギャップを埋めていきたいと考えています。
(畑中 一平)
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