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なぜにビールは泡立つのか? 泡ができるメカニズムからタモリ流ビールの注ぎ方まで一気にご紹介!

         

どうもこんにちは、ビールは缶よりも瓶派です。

ところで、ビールといえば泡ですが、そもそも泡はビールにとってどんな役割を果たしているのでしょうか? 実は、泡には見た目や口当たりを良くする以外にもれっきとした意味があるのです。

ということで今回は、ビールと泡の関係に迫ってみます。

ビールの泡の役割とは

ビールの泡の役割について、サントリーのサイトには、以下のように書かれています。


ビールの泡は「風味が変わるのを防ぐ」「口当りをやわらかくする」「炭酸ガスを逃さない」などの役割をしています。(中略)また、苦味成分を吸着するという効果もあります。クリーミーな泡は、ビールの美味しさの秘訣です。


「風味が変わるのを防ぐ」「炭酸ガスを逃がさない」という機能的な役割と、「苦味成分を吸着する」「口当たりをやわらかくする」「クリーミーさを引き出す」という美味しさを演出する役割があるということですね。

ちなみに、「クリーミーな泡のなめらかな口当たり」と「飲んだ時の爽快感」の両方を楽しめるビールと泡の割合は、ビール:泡=7:3だそうです。

なぜビールは泡が出るのか

ビールはなぜ泡が出るのでしょうか?

学研サイエンスキッズのページにわかりやすく書いてありました。ビールは大麦と酵母とホップ(香り付けに使われます)で作られますが、ビールができるのは、この酵母が大麦の中の糖分をアルコールに変えるからなのです。この時発生する炭酸ガス、つまり二酸化炭素が泡の正体になります

サイダーも同じ二酸化炭素を出しますが、泡はすぐに消えてしまいますね。なぜビールの泡はなかなか消えないのかというと、大麦の中にあるたんぱく質やホップに含まれるルブロンという樹脂成分が泡を消えにくくしているからです。

きめ細かい泡の作り方

上でビールの泡は消えにくいと書きましたが、グラスに注がれた泡は粗いとすぐに消えてしまいます。それでは、きめ細かい泡を作るにはどうすればいいのでしょうか?

日本ビール株式会社のサイトによれば、グラスをきれいに洗うことがポイントだそう。まとめると以下のようになります。

・ビールグラス専用のスポンジを用意する
・洗剤をグラスに残さずきれいに洗い流す
・すすいだグラスは拭き取らず自然乾燥する

油の付いた皿などを洗ったスポンジでビールグラスを洗うと、料理の油分がグラスに付いてしまい、きれいな泡を作ることができません。洗剤が残ってしまうと、泡持ちが悪くなります。グラスを布巾などで拭きとると、ほこりや油分を付けてしまう可能性があるのです。

プロの味を再現する注ぎ方「三度注ぎ」

日本ビール株式会社のサイトに、ビールの注ぎ方に関するコラムがあったので、こちらも紹介します。その名も「三度注ぎ」。ビールを泡立てながら3回に分けて注ぐ方法です。三度注ぎの方法を引用します。


  1. グラスをテーブルに置き、グラス底面に当たるように勢いよくビールをグラスの半分まで注ぎます。
  2. 上部の粗い泡が消えたら、今度はグラスの9分目までゆっくりとビールを注ぎます。
  3. 粗い泡が消えたら、3度目もゆっくりと注ぎます。グラスの縁から泡が盛り上がるように注ぎ入れたら完成。ビールと泡の比率は7:3が理想的です。

この注ぎ方によって、ビールはさらに美味しくなるということです。これはさっそく実践したくなりますね。

プロも絶賛!?タモリ流ビールの注ぎ方

芸能界の中でも特にグルメとして知られるタモリ流のビールの注ぎ方というのもよく知られているようです。特別な道具などが不要で、コンビニで買ってきた缶ビールで実践してみることができます。

  1. グラスはできるだけ冷やしておく。(冷蔵庫、あるいは冷凍庫)
  2. 缶ビールを開ける。
  3. 缶ビールとグラスを25cm程度離し、勢いよくこぼれる寸前まで注ぐ。グラスはほとんど泡の状態になるので、しばらく待つ。
  4. 泡が収まったら、今度は缶ビールを20センチほど離し、少しずつグラスに注ぐ。
  5. 泡がこぼれそうになるまでビールを注ぐ
  6. 飲む

まとめ

以上、ビールと泡の関係について見てきました。泡は、ビールにとって無くてはならない存在だということです。なぜ泡が出るのかという疑問の答えもわかりました。泡のあのクリーミーな口当たりが無いと、ビールを飲んだ気持ちになれませんよね。

三度注ぎはぜひ実践してみたいところ。今度ビールを飲むときに試してみては?

(安齋慎平)

 

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