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それでは、今時の親たちはお小遣いのキャッシュレス化に対しどのような意識を持っているのでしょうか?
様々な教育関連事業に取り組む「イー・ラーニング研究所」が子どもをもつ20〜50代の親世代を対象に行なった意識調査では、子どもにお小遣いを渡している親は全体の43%でした。
子供にお小遣い渡してると回答した親にお小遣いの渡し方について聞くと、以下のような回答になりました。
お小遣いを渡していると回答した親の内、キャッシュレスでお小遣いを渡している人は全体のわずか10%未満でした。
一方で、お小遣いをキャッシュレスにすることに関心があるかという質問では、「はい」と回答した人が全体の半分を超える58%ということで、関心は高いもののなかなか実行に移すのは難しいと言う親たちのリアルな意識が垣間見えました。
さらに、このアンケートに回答した親自身はキャッシュレスサービスを使っているかという質問に対し「はい」と回答した人の割合は全体の74%と非常に高い比率になりました。
お小遣いのキャッシュレス化に対する親世代の関心の高さやキャッシュレス決済の利用率を考えると、今後、お小遣いのキャッシュレス化がどんどん進んでいく可能性は高いと考えられます。
世界的にキャッシュレス化が進む中で、お小遣いのキャッシュレス化は世界的なトレンドになりつつあります。 そうした中でフランスでは、お小遣い専用のキャッシュレス決済サービスに取り組むスタートアップも登場しています。
それが、10歳以上であれば、誰でもサービスアカウントを作成することができ、デビットカードを使うことで、お小遣いを管理できるPixpayです。
このサービスでは、PINコードを親が管理することでアプリにロックをかけたり、支払いごとに親の元に通知を届けることができ、 さらに、オンライン支払いや海外への支払いに制限を設けることができるため、不正利用などのリスクも感知しやすい仕様になっているそうです。
また、子供にわかりやすいような支出分析を提示してくれたり、今後の支出計画をプロジェクト化してくれるそうです。例えば、節約をしてお金を貯めて、時間をかけて高価なものを買う、という計画などもアプリの中でプロジェクト化されるため、子ども達が意識的に計画に取り組みやすくなるという利点もあるそうです。
その他にも、1度支払いを登録しておけば、定期的に自動でお金を送金するという仕組みもあるそうで、まさにお小遣いに特化したキャッシュレス決済サービスと言えます。
同社は2019年に、340万ドル(約3億7400万円)の資金調達を行っており、今後どのようにサービスが展開していくかが注目されています。
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