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2018年ロシア大会はフランスの優勝で幕を閉じた。

クロアチアも善戦したが、最後は力及ばず準優勝。決勝トーナメントに入って3戦連続で延長戦を戦って決勝進出したチームはクロアチアが史上初、そして、1-0や同点PK戦となることが多い決勝において、延長に入らず両チーム合わせて6点入ったのは1958年スウェーデン大会以来15大会ぶりだという。

フランスの優勝は、日本が初出場した1988年フランス大会から20年ぶり2回目。この大会は、初出場だったクロアチアが3位に輝いた大会でもあった。

今回のロシア大会をデータで振り返ってみよう。

データで振り返るロシア大会

これまで優勝を果たした国は8か国で、ブラジル5回(最後の優勝は2002年日韓大会)、ドイツ4回(2014年ブラジル大会)、イタリア4回(2006年ドイツ大会)、そしてアルゼンチン2回(1986年メキシコ大会)とウルグアイ2回(1950年ブラジル大会)にフランス2回が並び、スペイン1回(2010年南アフリカ大会)、イングランド1回(1966年イングランド大会)。この中で監督と選手でワールドカップ優勝を経験したのはブラジルのマリオ・ザカロドイツのベッケンバウアー、そして今回のデシャンの3人だけである。

今大会の総試合数は64。ゴール数は前回ブラジル大会と1998年フランス大会の171点に次ぐ169点で64試合制になったフランス大会以降3位、1試合平均は2.6となっている。

今大会、決勝でもフランスの勝ち越し点となるPKの決め手にもなったVARを導入した効果もあってか、セットプレーからの得点は総得点の約43%となる73点PKによるゴールが22点でいずれも過去最高となっている。カードとしてはベルギーーチュニジア戦の7得点が最多得点だった。

選手個人の各賞は、ゴールデンボール(最優秀選手賞)にクロアチアのモドリッチゴールデンブーツ(得点王)はイングランドのハリー・ケーンゴールデングローブ(最優秀GK賞)はベルギーのクルトワ、そしてヤングプレーヤー賞に今大会センセーショナルな活躍をしたフランスのキリアン・エムバペが選ばれた。10代の選手による決勝戦での得点は1958年当時17歳の元ブラジル代表ペレ以来2人目となる。また日本からは乾貴士選手が「驚きの活躍を見せた選手」としてFIFAの選ぶサプライズスター5人の中の1人として選ばれました。

他、FIFAの公式ホームページでは各ジャンルにおいて、各国、各選手のトップを発表している。


国別


・最多ゴール:ベルギー(16ゴール)
・最多攻撃回数:クロアチア(352)
・最多パス回数:イングランド(3336)
・最多クリア、タックル、セーブ:クロアチア(301)


個人


・得点王:ハリー・ケーン 6得点(イングランド)
・最多アタック:ネイマール 27回(ブラジル)
・最長走行距離:ペリシッチ 72.5㎞(クロアチア)
・最多パス成功回数:セルヒオ・ラモス 485本(スペイン)
・最多セーブ数:クルトワ 27本(ベルギー) 

まとめ

その他、前大会優勝のドイツがグループステージ敗退、予想通り旋風を巻き起こしたクロアチアとベルギー、VARやフェアプレーポイントの導入など、話題に事欠かないロシアワールドカップでした。次回は2022年、冬季開催、参加チーム数拡大の可能性など早くも議論を呼んでいるカタール大会となる。

新しいスターの出現を待ち望む国、若手の成長を祈る国、監督の選考とまだサッカー熱は冷めきっていない中、サッカー界はファンも含め、すでに4年後に向けて動き始めている。

日本の新監督はいわゆる「ドーハ組」と呼ばれる、1993年ドーハの悲劇を経験している森保一となった。昨年12月から東京五輪代表(現U-21日本代表)を率いている森保氏はフィリップ・トルシエ以来二人目となるA代表と五輪代表を兼任する監督となる。世代交代が叫ばれる日本サッカーにおいては、この兼任監督は大きな効果が望めるだろう。またワールドカップ後に日本人が監督となるのは初めて。ワールドカップ毎に方向性の違う外国人監督を選んできた感があるが、今回は明らかに西野監督が見せた「日本らしいサッカー」を継承していく意図が見られる。主力選手が代表引退を表明していることもあり厳しい船出となるかもしれないが、筆者は大いに期待している。

マシタアツシ

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