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ファイナリストと共にDatalympic 2018を振り返る!最後は日立ソリューションズ社「ヒタチドットスティングレイ」チームを取材。

         

Q. 実際の作業はどんな風に進めていきましたか?

チーム内のコミュニケーションはマイクロソフトのTeamsというソフトを使ってやっていました。私は電車の中などで考えていることが好きなので、何かを思いついたらスマホからアイデアを書き込み、それに対するフィードバックをもらう、というのが主な方法でした。

集まることがなかなか難しかったのでこういうやりとりが主でしたね。

Q. 勝つためにどんな戦略を練りましたか?

やるからには優勝したかったので、最初から勝ちたいと思って取り組みました。

業務時間を使って作業をしていたので、何かしらの結果を残して会社に対してアピールしたい、とも思っていました。賞金の100万円が欲しかった、というよりも自分たちのアイデアが社外の人にどんな風に評価されるのかを知りたい、という気持ちが強くありました。

江口さんがチームに入ったことで、インスタ映えを意識した方がよい、ビニール傘は持っててもワクワクしない、など女性の視点が取り入れられたのもチームの強みになったと思います。

最初から、ビジネスの面白さを最優先に考えたい、という姿勢だったので、MotionBoardに関して、うちのチームは大げさな作り込みはしないことを決めていました。MotionBoardの実際の作業は東京にいるSEの人に依頼しました。評価項目のうち、サプライズとビジネスの要素を私たちは重要視していたので、デザイン要素はさほど重要視していませんでした。主旨が伝わるデザインであれば十分という判断です。

SEの方にはパワポの資料でアイデアを伝えて作業してもらいました。地図の人口分布を追加するアイデアはSEの方が出してくれたものです。SEとのやりとりはテレビ会議が主でした。デモ画面が完成したのが8月前半くらいだったかと思います。すぐにスナップショットを撮り、それを資料に組み込みました。

ビジネス的な側面はほとんど私が考えました。

借りる・返すをポイント制にする、というアイデアも以前から考えていたことです。なので、そこで苦労した感はないです。このサービスが駅や店舗にどんなメリットをもたらすのか、あるいは傘メーカーとどうやって共存していくのか、などを考えることの方が大変でした。

マネタイズよりもアイデアの広がりを大切に考えていたので、具体的な金額を計算するところまではやっていません。ただ、どの要素に工数を費やし、どこを割り切るのか、というのは戦略的にやっていた感はありますね。それでも、締め切り直前になると週に10時間くらいは業務時間を割いて作業してた記憶があります。

Q. 資料作りの際に苦労した点はどんなところですか?

アイデアが正式に決まったのは7月に入ってからでした。骨組みの部分も7月中にはできていましたが、そこからブラッシュアップを繰り返し、新たなアイデアを加えていきました。最初はテキストベースで作り、その後簡単なパワポを作り始めました。必要な要素をリストアップし、目次の部分を私が作成しました。その後の資料作りはスライド単位で分担しました。

資料は提出用と発表用と2種類作成しました。

発表用はより凝縮したバージョンに仕上がりました。また、資料から極力文字数を減らすことを心がけました。今回はプレゼン時間が5分と短かったため、文字通り時間との戦いでしたね。プレゼンを読み上げ、時間を計ってはスライドを減らす、という作業を繰り返しました。プレゼンは書類のクオリティーだけでなく、その場の雰囲気も大切だと考え、5分話した結果、聞いた人に何が残るのかを意識しながら作り込んでいきました。

どの情報をそぎ落とし、何を伝えたいのかを突き詰めて考える部分ではとても苦労しました。結果、多くの創意工夫が生まれたように感じます。

また、プロ野球球団のファン向けのサービスを立ち上げた社内の人がアドバイザーとして協力してくれたのも良い結果に繋がったと思います。私たちのプレゼン資料の冒頭に数字が出てくるのはライドシェアによって交通量が減れば、二酸化炭素も減る、という内容のUberのプレゼンをヒントにしたものです。そのUberのプレゼンはアドバイザーの方に紹介してもらいました。

 

Q. アイデアの決め手となったのは?
Q. プレゼンを行うにあたってどんな準備をしましたか?

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