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ファイナリストと共にDatalympic 2018を振り返る!最後は日立ソリューションズ社「ヒタチドットスティングレイ」チームを取材。

         

Q. アイデアはどんな風に考えましたか?

アイデア出しの段階で事業ベースで考えると固くなりすぎると考え、日立が得意なことの延長戦上にあることをやるのではなく、もっと自由に考えたい、ということは最初から意識していました。また、チームで取り組むことでアイデアが広がり、より面白いものができる、と考えていたので「チーム」という単位を大切にしました。そして、アイデアを考える際には、お客やソリューションありきではなく、優れたサービスありきで考えること、エンドユーザ目線で考え、自分がお金を出してでも欲しいサービスかどうかを評価基準としました

まず全員で、最近どんなことでイライラするかについてみんなで意見を出し合う「イライラブレスト」を行いました。北海道と名古屋をハイパーループで繋げば北海道から毎日通勤できる、など大きいものから小さいものまで様々なアイデアが出たのですが、そこで傘を持つのはイライラする、というところにたどり着きました。

とはいえ、アイデアだけでは不十分なのでマネタイズの部分も含めて考えました。日立のコンテストでもマネタイズの部分が重要視されていたので、これは自然な流れでした。グループに参加してくれたのは十人くらいです。週に一度、金曜日の夕方から任意参加の2時間のミーティングを開催し、集まれる人だけでミーティングを行いました。参加人数はまちまちで、少ない時は二人、三人くらいの時もありました。最初は会議室でやっていたのですが、よりオープンな雰囲気で話がしたいと思い、カフェなどで集まることも次第に増えていきました。面白そうなので参加したい、と途中から参加してくれるようになった人もいました。

何かを作り上げることが好きな人と一緒にやりたかったので、仲間を増やすことに注力しました。この仲間たちとは、自分自身がワクワクできるような良いアイデアを考えて、ぜひとも事業化したい、というゴールを持ってやっています。ワクワクすることが仕事にできるなんて最高ですからね。

集まったメンバーでできるだけ多くのチームを作ってエントリーしたい、と思っていたので、リーダーを決め、メンバーを振り分けました。その結果Datalympicには3チームをエントリーすることができました。申し込んだ段階ですでにアイデアの種はあったので、そこは他のチームと比べて有利だったかもしれません。

Q. アイデアの決め手となったのは?


始めは20くらいのアイデアがありました。それをリストに書き出し、5つの評価項目プラス発案者の思い入れを追加し、それぞれのアイデアの評価をしました。

最終的に採用された傘のアイデアは以前から私が考えていたものです。

傘のシェアリングサービスが広まらないのは、傘が返却されない、使いたい時に傘がないのでサービスとして機能しない、機能していないので認知が広まらない、というスパイラルに陥っているからではないか、という仮説を立てました。そんな時に、ホームレスの人に自転車の移動を手伝ってもらう自転車のシェアリングサービスがある、ということを聞き、そこからユーザーに傘の移動を手伝ってもらう、というアイデアのヒントをもらいました。

私たちのチームはMotionBoardには詳しくなかったため、ウイングアークの営業担当の上野さんから6月にMotionBoardの使い方や機能性についてのレクチャーを受けました。その時に地図の機能があることを知り、それを見た時にアイデアが固まりました。

 

Q. 参加のきっかけを教えてください
Q. 実際の作業はどんな風に進めていきましたか?

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