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データのじかんNews 2024年05月Part.01

データのじかんを閲覧頂いているみなさま!!こんにちは!! 【データのじかんNews】担当の畑中一平です。 【データのじかんNews】では、読者様がより便利に、より活用しやすく【データのじかん】を閲覧頂けるよう、過去1週間に公開された新着記事の短信をニュースとして、みなさまにお届けしています。 第101回の2024年5月Part1では、2024年4月28日~5月11日までに【データのじかん】で公開された3件の記事についてご紹介します!!

         

みなさん、GWはいかがお過ごしでしたか?

2024年のGWは、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)が2023年5月8日に5類感染症へ移行してから初めてのGWとなりました。

カレンダーは、4月27日(土)~29日(月・祝)が3連休、5月3日(金・祝)~6日(月・振替休日)が4連休となっており、多くの方が4月30日(火)、5月1日(水)、5月2日(木)を休みにして、4月27日(土)からの10連休を満喫されたのではないでしょうか?

天候にも恵まれ、筆者も知人との野球観戦やキャンプなどで、充実した長期休暇を楽しむことができました。

それではまず、今回紹介する記事のダイジェストの一読下さい!!

■トレンド

デジタル庁は、総務省と協力して、自治体のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の取組状況を可視化するダッシュボードを公開しました。このダッシュボードは、自治体別のDX推進状況を見える化することで、課題の迅速な把握と更なる取組の加速化を目指しています。

・デジタル庁が自治体DXの取組に関するダッシュボードおよび定義データを公開

1994年の日本初開催以来、毎年国内外から数百の企業・団体が参加し、インターネットテクノロジーの技術動向とビジネス活用のトレンドをお伝えし続けている「Interop Tokyo 」。31回目を迎える今年は、『AI社会とインターネット』をテーマに、幕張メッセで2024年6月12日(水)~14日(金)に開催されます。

・2024年6月開催 Interop Tokyo 2024 ~最先端と近未来が体感できる国内最大級のインターネットテクノロジーイベント~

■テクノロジー

ドーナツとマグカップの見分けがつかない・・・。あなたはこの文章をシュールな冗談か何かのように感じるでしょう。しかし、ある数学の一分野をご存じならば、「ああ、確かにね」とその意味を理解できるはずです。その学問分野こそがトポロジー(位相幾何学)。本記事では、トポロジーとは何かをわかりやすく説明したうえで、最先端の学問や産業でその概念がどのように用いられているのかについてご紹介します。

・“トポロジー”とは? ドーナツとマグカップを区別しないことが、量子力学やミレニアム問題の解決につながる!?

データのじかんNewsのバックナンバーはこちら

トレンド

デジタル庁が自治体DXの取組に関するダッシュボードおよび定義データを公開

2024.05.05 公開

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総務省が策定している自治体DX推進計画では、自治体におけるDXの推進体制の構築に必要な取組や重点的に取り組むべき事項がまとめられています。デジタル庁は、データと根拠に基づいた政策判断・効果の可視化を日本政府内で推進する役割を担っているため、総務省の取組である自治体DXのデータの可視化と公開に協力しています。

ダッシュボードでは、市町村毎のDX推進状況と都道府県のDX推進状況を確認することができます。これらの情報は、自治体DXの推進体制、自治体業務のDX、住民サービスのDXの3つの領域に分けて表示されています。

2024年6月開催 Interop Tokyo 2024 ~最先端と近未来が体感できる国内最大級のインターネットテクノロジーイベント~

2024.05.08 公開

私たちの生活はもちろん、仕事や行政、社会生活を形成する上で、欠かすことができないインターネット。

デジタル技術、特に急速に進化している生成AIは、私たちの生活やビジネスに革新的な形で貢献しています。インターネットは、AIの普及を含むデジタル技術の広範な体系における基盤となるサービスや技術を提供しています。この分野では、インフラ、サイバーセキュリティ、教育、そしてガバナンスの各側面でユーザーと開発者双方に新たな手法とイノベーションが求められています。

そんな中、2024年6月12日に幕張メッセで開催予定の『Interop Tokyo2024』では、「AI社会とインターネット」というテーマのもと、新たな機会と課題に焦点を当て、参加者が有意義な議論を交わす場を提供します。

テクノロジー

“トポロジー”とは? ドーナツとマグカップを区別しないことが、量子力学やミレニアム問題の解決につながる!?

2024.05.10 公開

トポロジーとは、図形や空間の本質的な性質を、形状や大きさに依存しない連続的な位置関係を基準に考える学問です。

構成する点の位置関係に焦点を当てて考えれば、ドーナツでは中心、マグカップでは取っ手の部分に一つの穴が空いており、そのほかの部分はつながっているという点で同じ(位相同型)です。ギリシア語で「場所」を表す“トポス”と、「理性」を表す“ロゴス”をくっつけて名づけられたトポロジーは、このようにしてものの形の性質を考える幾何学の一種です。

編集後記

今回は『デジタル庁が自治体DXの取組に関するダッシュボードおよび定義データを公開』という記事を紹介させ頂きました。

そこで今回の編集後記では、自治体DXとダッシュボードについてと、『自治体DXの取組みに関するダッシュボード』を実際にみて筆者が感じたことをお伝えしたいと思います。

自治体DX(デジタル・トランスフォーメーション)とは?

自治体DXは、地方自治体がデジタル技術を活用して行政サービスを改善し、効率化するプロセスのことです。主な目的は、市民へのサービス提供の向上や内部業務の効率化、データを活用した政策立案の精度向上などです。

以下のような取組みで地域住民の利便性向上と地域全体のデジタル化を推進します。

・行政サービスのオンライン化:窓口で行っていた申請や手続きをオンラインでできるようにする。

・データ活用:住民基本台帳などのデータを活用し、行政サービスの効率化や最適化を図る。

・AIやRPAの導入:人工知能(AI)やロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)で定型業務を自動化し、人手の負担を軽減する。

・地域経済活性化:スマートシティ構想や観光振興に向けたデジタル化などで地域の魅力を向上させる。

・セキュリティ強化:個人情報を適切に保護しつつ、効率的な情報共有やデータ連携を可能にする。

ダッシュボードとは?

ダッシュボードは、データを視覚的にわかりやすく表示するためのツールです。様々な情報を一目で確認できるように、グラフやチャート、数値指標などをまとめて表示します。

・重要なデータを迅速に把握し、意思決定をスピーディーに行える。

・KPI(重要業績評価指標)を使って、組織やプロジェクトのパフォーマンスを監視できる。

・部門間で共通の情報基盤を持ち、効率的に情報を共有できる。

といったメリットが得られることからダッシュボードは、組織やプロジェクトの状況を一目で把握し、迅速な意思決定や効率的な運営を支援するための重要なツールとしての認識が広まっています。

ダッシュボードの主な機能

・視覚化:データをグラフやチャートなどで視覚的に表示し、理解しやすくする。

・リアルタイム:データがリアルタイムで更新されることで、最新の情報を迅速に把握できる。

・カスタマイズ可能:必要なデータや指標を自由に選んでカスタマイズできる。

・一元管理:複数の情報源からのデータをまとめて表示し、全体像を一目で把握できる。

ダッシュボードの活用例

・ビジネスダッシュボード:売上、利益、在庫などの主要ビジネス指標を表示し、経営判断に役立てる。

・プロジェクトダッシュボード:プロジェクトの進捗状況、リソースの使用状況、リスク管理を表示する。

・マーケティングダッシュボード:広告の効果、ウェブサイトのアクセス状況、キャンペーンの成果を表示する。

・自治体DXダッシュボード:行政サービスの利用状況、市民の満足度、問い合わせ件数などを表示し、自治体のDX状況を可視化する。

自治体DXの取組みに関するダッシュボードを使用してみた筆者の感想

全国47都道府県の各自治体のDXの各取り組みの達成状況を数値で示しているため、とてもわかりやすいです。

取り組みは総務省が策定している自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画で標準化されているため、遅かれ早かれ、すべての自治体の取り組みの達成状況は100%になるのではないかと思います。

このダッシュボードで優位な自治体は、積極的かつ健全であることも示しているため、インセンティブとして地方創生や人口増に繋がると感じました。

ダッシュボードでは、自分が住んでいる地域の弱み、強み、特徴が把握できるようになります。例えば、これから結婚を予定している方にとっては、子育て関連の取組みが進んでいるかどうかなど、移住先を選定する際の判断材料として活用できるのではないかと思います。

一方で、達成割合が低い自治体は人口流出を招き、過疎化を促進させてしまうのではないかと、少し不安も感じました。

それでは、次回も「データのじかんNews」をよろしくお願いします!


データのじかんとは?

データのじかんは、テクノロジーやデータで、ビジネスや社会を変え、文化をつくりあげようとする越境者のみなさまに寄り添うメディアです。

越境者の興味・関心を高める話題や越境者の思考を発信するレポート、あるいは越境者の負担を減らすアイデアや越境者の拠り所となる居場所などを具体的なコンテンツとして提供することで、データのじかんは現状の日本にあるさまざまなギャップを埋めていきたいと考えています。

(畑中 一平)

 

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