そもそも、Workspace Labsとは、Googleが開発、提供するAI機能を搭載したプログラムだ。幸いなことに「モニター」に選ばれたので、筆者は無料で使える。ちなみに、どのような基準でモニターに選出されたのか、正直なところ、よくわからない。「データのじかん」のライターに尋ねたところ、大半がモニターに選出された、とのこと。
Workspace Labsのモニター選出はそれほど珍しいイベントではないのだろう。
Workspace Labsは以下のツールで利用できる。
● Google Chat
● Google ドキュメント
● Gmail
● Google スライド
● Google スプレッドシート
● Google Meet
● Google ドライブ
● Google Vids
● Google keep
● Google フォーム
早速、GmaiでWorkspace Labsを試すことにした。Workspace Labsの呼び方は、右上にある星のようなアイコンをワンクリックすればいいだけ。すると、右側にChatGPTのような要領で、プロンプトが入力できるようになる。
Workspace Labsの呼び方は、右上にある星のようなアイコンをワンクリックすればいいだけだ。
まずは、メールの文面を考えてもらうことに。「イベントのお礼メールを考えて」とプロンプトに書くと、瞬時に文章が作成された。文面を見る限り、日本語として自然な表現があった。どうも、Workspace LabsのAIは過去に筆者が送信したお礼メールを参考に、文章を作成したようだ。「挿入」をクリックすると、新規メッセージが開き、自動的に先ほどのAI作成の文章がペーストされる。これが、意外と便利なのだ。
次に、特定のアドレスからの過去メールを閲覧したい、と思った。最初は指示をしても、エラーが発生し、なかなか対応してくれなかった。「受信トレイで、(アドレス)からのメールだけを表示して」というプロンプトでようやく対応してくれた。結果的に、「メールを検索」の欄にアドレスを入力した方が早かったが、プロンプト通りにAIを動かせた瞬間は痛快だ。
また、画像も作成してくれる。
一方、Googleカレンダーの予定確認はできない模様だ。おそらく、今後対応するのだろう。
このように想像以上に気軽に使え、便利なWorkspace Labs。まだまだ不十分なところもあるが、今後の進化を期待しながら、試してみるといいのではないだろうか。
(取材・TEXT:新田浩之 編集:藤冨啓之)
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