Revoluteをインストールしただけでは、海外では使えない。まずはチャージ、すなわち入金をする必要がある。
チャージ方法は大きく以下の4つだ。
・クレジットカード・デビットカードなど
・銀行口座と連携
・銀行振込
・Google Pay Apple Pay
私はクレジットカードを選択したが、ここで注意点がある。クレジットカードなどでチャージされた残高はATMでの引き出し、送金は不可とのこと。ATMでの引き出しや送金を望む場合は、銀行振込でのチャージが必要だ。
私は上記の情報を知らずに、クレジットカードを通じてチャージしてしまった。でも、次のチャージを行う際に、銀行振込のチャージも選択できる。
チャージ後、両替にチャレンジした。私はチェコ共和国に行くため、チェコの独自通貨である「チェココルナ」を選択。簡単に手数料不要でチェココルナに両替できた。スタンダードプランの場合、平日かつ月間の両替限度額30万円まで、両替手数料は無料だ。そのため、今回の両替手数料も無料だった。
なお、アンドロイドの場合、Google Payと紐づけられ、Google Payを通じて支払える。
海外でATMからお金を引き出すにはリアルカードが必要となる。リアルカードは文字通り、クレジットカードやデビットカードのように、実体を持ったカードだ。
リアルカードの申し込みはRevolutのアプリから申し込める。ただし、いろいろと注意点が存在する。まず、スタンダードの場合は発行手数料500円が発生する。この500円は残高から引き落とされる。
問題はリアルカードが手元に届くまで、結構な日数を要することだ。私がリアルカードを申し込んだ日は6月5日。手元に届くのは「6月19日」と表示された。実際に、手元に届いたのは申込1週間後の6月12日だった。とはいえ、申込から最低1週間を要するということだ。
リアルカードが手元に届いても、そのままでは使えない。カードの有効化はアプリから行う。カードのアイコンから、リアルカードの情報画面を表示。「今すぐ有効化」からリアルカードに記載されている16桁の番号を入力する。
このように、Revolutを現地で使うには、それなりの準備が必要だ。少し面倒に感じるかもしれないが、準備も含んでの旅行の楽しみ、とも考えられるだろう。
著者・写真撮影:新田浩之
2016年より個人事業主としてライター活動に従事。主に関西の鉄道、中東欧・ロシアについて執筆活動を行う。著書に『関西の私鉄格差』(河出書房新社)がある。
(TEXT:新田浩之 編集:藤冨啓之)
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