タブレット・スマートフォンによる受験にも対応している適性検査です。知能と性格・価値観の検査が用意されており、性格・価値観検査の開発にはベストセラー『頭の体操』シリーズ著者の多湖輝氏が関わっています。
販売開始から30年以上の歴史を持つ適性検査ながら数十万人の利用者データをもとに刷新を加えつつ、新たなプラットフォームにも対応する柔軟性には魅力が感じられます。
公式サイト:https://jinji-test.en-japan.com/service/
企業と求職者のマッチング率をパーセンテージで可視化してくれる適性検査です。マッチングのフィット率で人材は「A+」「A-」「B」「C」とグルーピングされ、上位の人材の内定率を高める施策を考えやすくなります。
部署や人とのマッチ率もわかるため、入社後の配属やメンターを考える際にも十分に役立てることができるでしょう。
公式サイト:http://www.jdv.co.jp/service/retas
AIが検査結果を分析し、正確な候補者の評価をサポートしてくれる適性検査です。GROW360のAIはスキル、行動特性、気質という3つの視点から候補者を分析し、成長性や採用リスクを導き出します。
受験者や評価者の無意識のバイアスをチェックする機能も備わっているため、偏りのない評価が導き出せるのもAIならでは。スマホやタブレットで検査を実施することも可能です。
公式サイト:https://www.grow-360.com/ja/
候補者のスキルや性格だけでなく、カルチャーマッチ、既存社員との相性なども図ってくれる適性検査です。既存社員の受験結果も活用することが前提となっているため、検査結果を入社後の配属やマネジメントにも活用することができます。
有効なマネジメント方法やチームに必要な人材の提案がなされるなど、適性検査の枠を超えてチームビルディング全体に寄与してくれるツールです。
公式サイト:https://inober.com/
適性検査のような形で、自己の強みや才能を調べられる手段はないだろうか、と悩んでいる方におすすめなのが“ストレングスファインダー”です。米ギャラップ社が開発した「人の強みの元=才能」を見出すためのテストで、177個の質問に答えることで、34種類に分類された人の才能のうちどれが自分の資質に合致しているのかを判定することができます。
書籍、Webサイト、専用アプリと3種類の判定法があり、受講時間は20~30分程度です。自身の特性について客観的なデータが欲しいときは試してみると良いでしょう。
公式サイト:https://heart-lab.jp/strengthsfinder/
8種類の適性検査とストレングスファインダーについてご紹介しました。AIやクラウド環境の発展により、適性検査はより深く正確にデータを取得し、幅広い用途に活用できるように進化しています。
従来の採用選考の足切りといった用途だけでなく、採用の前提となる自社の分析や採用後の内定者フォロー・配属まで見据えて適性検査を生かすことはできないか考えてみてください。
(宮田文机)
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