ここがポイント： ワケワカメネイティブによるワケワカメ進化論

みなさん、おはようございます。

子供の頃は「未来の世界では」っていう話を聞くとなんだか壮大なワクワク感が満載だったんですけど、大人になってからの「近い将来はこうなるだろう」みたいな未来予測って、ワクワクというよりちょっと怖い話みたいに聞こえちゃうの僕だけですかね？

このWeb3.0とか4.0とか5.0とかってソフトウェアのバージョンアップみたいに語られちゃうことが多いですけど、Webという一つの製品があるわけではないですし、Webの進化ってインターネットにアクセスできる人たちみんなが「これは便利」とか「これは好きじゃない」とか常に選択し続けた結果として起きるものなんですよね。なので、結局のところ誰かが予測したからその通りになるっていうわけではないですし、まだ起きていない未来のことを小刻みに定義してしまうことで無駄にややこしくなるんじゃないかなって気がしてます。特に技術者ではない僕みたいな新米社員には正直ワケワカメなわけです。

ちなみに、「ワケワカメ」の語源について調べてみたところ、これは「わけがわからん」と「わかめ」をかけた言葉で、昭和後期あたりから使われていたけど、その後復活して2011年女子中高生ケータイ流行語大賞に「あげぽよ」などと共にランク入りしているそれなりに歴史の浅いニューカマーな言葉だってことが判明してちょっとビックリしちゃってます。そう考えるとちょうど僕らの世代は「ワケワカメネイティブ世代」に該当するのかも知れません（笑）。

で、えっと…またのっけから脱線しちゃいましたけど、ミーティングのほとんどがオンラインなのが当然のようになったのってつい最近のことなのに、たまにオフラインでミーティングすると「昔の人はこんなに労力のかかることを日々こなしていたんだなぁ」って思ったりするのと同じように、メタバースの世界への違和感もすぐに慣れてくるのかもしれませんね。でもって、メタバースの世界でも「これが便利」とか「これは使いにくい」とかユーザー視点での取捨選択があってどんどん進化していくんだろうし、ちょっと経つと「あの頃はまだメタバース1.0だったから…」とかいうんだろうなって思っちゃったります。

ま、詰まるところ、Web4.0とか5.0提唱段階なので、こうなると決まったわけじゃないですし、誰かが何かまたすごいものを発明して、ブレイクスルーが起きれば、こんな話まるでなかったみたいに、急激な変化が訪れるような気がしてならない今日この頃です。人の気持ちとテクノロジーは移ろいやすいってことですね、よくわかんないですけど。

ちなみに、前回も登場したヒッピー系のキャラの謎が謎のままなわけですが、早めに定義してしまうと後々使いづらくなるかもしれないという作者のトツカ先生の思惑なのかもしれないので、言ってみればWeb4.0とかWeb5.0みたいな感じなのかも知れないので、あまり現段階で詮索しないことに決めました（笑）。

では、また二週間後にお会いしましょう。さよなら ！

作者：トツカケイスケ
埼玉県生まれ／東京都在住
明治大学理工学部卒業、デザイン制作会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして勤務し、2004年に独立。
「タイムくん」の漫画は、そんな作者のITへの予備知識やデザイナーとしての情報整理、イラストレーターとしてのスキルとシュールな性格が掛け算されて生まれています。
普段は本作とは違う３つの作風（コミカル・キュート・クール）を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。

https://www.totsunet.com/
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