
SQLはその機能によって「データ定義言語」「データ操作言語」「データ制御言語」の3種類に分類されます。それぞれの概要と命令文の例は以下の通り。なお、表中の用語、オブジェクトとは処理の対象となるデータベースやテーブルなどを、トランザクションとはデータ操作言語が行う複数の操作のまとまりを指します。
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 データ操作言語(DML=Data Manipulation Language)  | 
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 概要  | 
 格納された個々のデータを操作するためのSQL  | 
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 例  | 
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 データ定義言語(DDL=Data Definition Language)  | 
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 概要  | 
 データを格納する際の構造を定義するためのSQL  | 
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 例  | 
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 データ制御言語(DCL=Data Control Language)  | 
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 概要  | 
 データへのアクセス権限などを制御するための言語  | 
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 例  | 
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SQLでデータベースを操作する方法には「対話型」と「埋め込み型」の2種類があります。対話型はユーザーが直接SQLのコマンドを打ち込む方法です。それに対して埋め込み型ではJavaなどのプログラミング言語で記述したソースコードにSQL文を埋め込みます。
SQLの概要やメリット、種類をまとめてご紹介しました。SQLがデータを参照、整理する際に不可欠なツールであることが理解できたのではないでしょうか。
SQLの基本的な構造はシンプルなため、エンジニア以外でも比較的身につけやすいと言われています。興味を持ったらぜひ今日からSQLを勉強しデータ分析に活用してみましょう!
(宮田文机)
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