5月10日~12日にかけて、東京ビッグサイトで日本最大級のIT専門展「2017 Japan IT Week 春」が開催されました。
今回は前年と比べて110社増となる1600社が参加。各種セミナーや展示ブースはもちろん、商談コーナーも多くの人で賑わっていました。そこで本レポートでは、特に人気が高かった「第8回 クラウド コンピューティング EXPO 春」と「第6回 IoT/M2M展 春」の中から、データの可視化にフォーカスした展示をご紹介します。
「クラウド コンピューティングEXPO」は、クラウドコンピューティングに関する製品・サービスが一堂に会する専門展です。いまやクラウドは大手企業から中小企業まで規模を問わず幅広く利用されるようになっており、そうした意味でも非常に注目度の高いイベントといえます。
アイアットOECのブースでは、拡張性の高いグループウェア「WaWaOffice for Workspace Organizer」が展示されていました。同サービスは、経費精算/名刺管理/ビジネスチャット/会計ソフト/BIツール/Web会議/クラウドストレージの各領域において、パートナー企業のクラウドサービスと連携することにより、さらなる業務効率化が図れるというものです。
特に可視化という視点では、サムライズの「GoodData」およびウイングアーク1stの「MotionBoard Cloud」と連携できるBIツールに注目が集まっていました。
「情活用SunSunサマータイム WingPark 2017」と銘打たれたウイングアーク1stのブースは、南国を思わせる青空や椰子の木、虹をモチーフにしたオブジェなどで明るく装飾。ブース内セミナーの合間に行われた、ハワイアンミュージックの生演奏も注目を集めていました。
データ可視化という観点では、ものづくり/ヘルスケア/買い物/移動といった身近な題材を、情報活用ダッシュボードのクラウド版「MotionBoard Cloud」でグラフィカルに表示。担当者の説明を熱心に聞く参加者たちが印象的でした。
シムトップスのブースでは、工作機械などの既存設備を低コストでIoT化できる「MC-Web CONTROLLER」に多くの人が足を止めていました。
このMC-Web CONTROLLERは、既存設備の稼働信号配線に電流センサーをクランプするだけで、改造や工事を行うことなく低コストでIoT化を実現するものです。1台の設備機械から最大32点もの信号情報を検知・収集できるほか、稼働の状況判定ロジックをノンプログラミングで簡単に作成できるのも魅力といえます。
「See the World as a Database」をミッションに掲げるCData Software Japan 合同会社は、ドライバとデータアクセステクノロジーの開発を手掛けるプロフェッショナル企業です。
統一インターフェースであらゆるSaaSやクラウドデータベースとのストレスフリーな双方向データ連携を可能にする「CData Drivers」では、70以上ものドライバを提供しています。同社は3月23日にウイングアーク1stと技術パートナーシップを締結しており、企業における情報資産活用の高度化およびコスト低減を目指しています。
人工知能を活用した店舗解析プラットフォーム「ABEJA Platform」が展示されていたのは、「計画通りの売上をあげる“お店の作り方”分かります。」と題したABEJAのブースです。ABEJA Platformは、これまで“経験と勘”に頼っていた多くの小売現場に対して、 来店者数/店内の滞在動態/顧客属性などさまざまな店舗内データをもたらすと同時に、既存データから新たな価値を生み出し、売上向上やコスト削減につなげるソリューションです。誰でも使える直感的なGUIと、複雑なデータも一目で分かるグラフィカルな表示がポイントです。
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