毎年のように見守ってきたツバメのひなたちが、今年も一斉に巣立っていきました。にぎやかだった巣は、気がつけばすっかり静まり返り、今では「ものけのから」。元気に飛び立っていったのだと思えば本来うれしいはずなのに、ぽっかり空いたその巣を見上げると、やはりどこか寂しさが込み上げてきます。
そんな巣立ちのあと、いつも気になるのが、空き家になったツバメの巣は再利用されるのか?ということです。
ツバメの巣が再利用されることがあると知り、自然の営みに改めて感心しました。毎年同じ場所に戻ってくるつがいもいて、その場合は前年の巣をそのまま使ったり、補修して使ったりするそうです。巣作りの手間を省き、より早く子育てを始められるという利点があるのだとか。たしかに、毎年のように軒先にツバメが戻ってくるのを見るたびに、「あの巣、今年も使ってるのかな」と思うことがあります。
一方で、巣が壊れていたり汚れていたりすれば、再利用されず、新たに作り直すこともあるそうです。また、ほかのツバメやスズメに巣を奪われてしまうこともあるそうです。
「データのじかん」新企画『DX Namamono information』は、「データ・情報は生もの!」をコンセプトに、ネット検索やAIでは得られない、現場の体験者によるDX・デジタル活用のリアルな情報をお届けします。今回は、2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博の初日に現地を訪れた筆者が、混雑状況や交通アクセスについてご紹介します。特に注目されるのが入場ゲートの混雑。中でも筆者が体験した「桜島駅・西ゲートルート」は、悪天候かつ来場者14万人超という混雑日でも比較的スムーズに入場できました。これから来場を予定されている方の参考になれば幸いです。 (・・詳しくはこちらへ)
世界経済フォーラムが毎年発表している「ジェンダーギャップ指数」。教育、健康、経済、政治の4分野から、各国の男女格差を可視化するデータです。この指標で、日本は長らく下位20〜30%あたりに位置し続けています。一方、日常に目を向ければ、「男女差別なんてあまり感じたことがない」という声も少なくありません。なぜ、体感としては「平等」に見える社会が、データで見ると「不平等」になるのか。そのズレの中に、見えづらい構造や、見落としてきた問いが潜んでいるのかもしれません。この連載「『感じている平等』と『データで見る不平等』―2025年のジェンダーギャップ指数から世界を見る」では、「データを見なければ、世の中のことはわからない、ただ、データだけを見ていては、世の中のことはわからない」をテーマに、2025年版ジェンダーギャップ指数の最新結果から社会の輪郭を少しずつ捉え直していきます。 (・・詳しくはこちらへ)
「データ界隈100人カイギ」のキュレーターに就任されたマエスさんに、データとの出会いからコミュニティへの想いまで幅広くお話を伺いました。法人番号の活用を広め、学生データ分析アワードを主催するなど、データの力で人々を繋ぐ活動を精力的に展開するマエスさんの信念と哲学に迫ります。 (・・詳しくはこちらへ)
数秒先に何が起こるのか。どの商品がカートに入れられるのか。どんな不良が予見されるのか。どんなリスクが潜んでいるのか。ビジネスの速度が加速し、すべての企業にビジネスアジリティが求められる中で「リアルタイム分析」の重要性が高まっています。本記事では、リアルタイム分析とは何か、なぜ注目が高まっているのか、どのような技術で実用できるかについて簡単にまとめていきますので最後までお付き合いください。 (・・詳しくはこちらへ)
データのじかんを運営するウイングアーク1stがフォーラム・協議会スポンサーとして参加している「TDBC Forum 2025」が、今年もオンラインで2025年7月11日(金)に開催されます。本フォーラムは、新たに施行された「新物流2法」への対応を中心に、持続可能な運輸業界の実現に向けた最新動向や先進事例、実践的な取り組みを広く共有することを目的としたイベントです。 (・・詳しくはこちらへ)
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2025.06.23 公開
「データ・情報は生もの!」をコンセプトとする「データのじかん」新企画『DX Namamono information』第16便では、ネットやAIだけでは得られない“現場の生情報”を届けています。今回は、2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博について、初日の体験レポートを通じて、混雑回避のポイントを解説します 。
筆者は初日、某国の招待枠で来場。4月13日当日は約14万人が訪れ、大阪・関西万博で最高来場者数を記録した5月31日には18万人、6月1日時点で25日連続10万人超の来場が続くなど、注目度の高さがうかがえます。そこで筆者が実際に体験したのが、「桜島駅→シャトルバス→西ゲート」というルートです。
まず新大阪駅から臨時列車「エキスポライナー」で桜島駅へ。さらに「KANSAI MaaS」で予約したシャトルバスを利用し、西ゲート付近に8時台に到着。混雑が予想された悪天候の初日にもかかわらず、スムーズな入場が叶いました。VIPレーン利用では手荷物検査もスムーズで、公式HPの情報どおり、入場のストレスは少なかったとのことです。
一方、帰りは10〜15分ほど西ゲートから桜島駅へ戻るも、未予約だったシャトルバスでは約30分待ちとなり、強風雨時には特に過酷な状況に。交通系ICカード「ICOCA」の読み取りにも課題が見受けられたとのことです。
東ゲート直結の夢洲駅ルートに比べ、「桜島駅→西ゲート」のルートは、朝の入場時間帯に利用すれば、混雑を避けやすいという体験者ならではの実感が語られています。これから万博に訪れる方々にとって、大いに参考となるルート紹介記事です。
2025.06.24 公開
世界経済フォーラムによる「ジェンダーギャップ指数2025」の速報をもとに、メディア「データのじかん」では、「見えるデータ」と「見えないリアル」を軸とした分析を展開しています。対象148か国の平均スコアは68.8%で、前年の68.5%から0.3ポイント改善し、パンデミック以降では最大の進展を示しています。
日本は66.6%で118位(148か国中)と依然として低迷。教育達成や健康分野では高スコアを維持しているものの、政治参加(22.9%)や経済参加(61.0%)において依然大きな格差が存在し、この2分野が日本の順位を押し下げている現状が浮き彫りになりました。世界全体では11の指標中9指標で改善が見られる一方、そのスピードを持ってしても格差完全解消には123年を要するという試算も示され、進捗の遅さが課題となっています。
国別では、アイスランドが16年連続で首位(92.6%)、英国は14位から4位に躍進(83.8%)、モルドバも13位から7位へ上昇。一方、パキスタンは最下位(56.7%)に沈み、政治・経済分野の指標が実際に後退したことが原因とされています。
本稿では、データだけでは伝わらない社会構造のリアルに切り込み、「感じる平等」と「統計が示す平等」のズレを読み解くことの重要性を訴えています。今後、日本の詳細な分野別分析や「制度の内側」に潜む格差構造についても深堀りされる予定です。
2025.06.25 公開
データを“越境”するコミュニティ「データ界隈100人カイギ」のキュレーターに就任した吉田裕宣(マエス)さんが、法人番号との出会いをきっかけにデータ整備の可能性に気づき、自身のキャリアとデータ活用の在り方を語ります。新卒でコンサルに入り、データで伝える喜びを実感した彼は、「話が苦手でもBIツールを口として使える」と悟り、複数ツール(CRM/SFA)を有機的につなぐマスターデータマネジメントに強い関心を抱くようになります 。
その後、法人番号の価値に魅せられ、「法人番号株式会社」を設立し、42万人超が利用するオープンデータ基盤を構築。さらに「学生データ分析AWARD」を企画し、若手が気軽に挑戦できる環境を整えるなど、次世代のデータ活用文化を育む活動に尽力しています 。
キュレーターとして手がけるテーマは「オープンデータ」「BizOps」「マスターデータマネジメント」の3つ。組織横断的にデータを利活用するための“つなげる力”を重視し、多文化・多業種をつなぐイベントの意義を強調しています 。
また、マエスさんは「データは過信せず、人の勘や文化を尊重しながら使うこと」が重要と語り、現場のリアルに寄り添う姿勢を示しています。多様な背景・専門分野を持つ“村”を越え、“壁を越える場”でありたいという「データ界隈100人カイギ」の理念にも深く共感しています 。
記事では、彼の信念と実践が、データと文化をつなぐ新たな価値を創出していることが読み取れます。今後も学生支援やイベントを通じて、越境するデータコミュニティの未来を築く軌跡として注目したい内容です。
2025.06.25 公開
昨今、多くの企業で注目される「リアルタイム分析」の潮流を徹底解説する本記事。まず、その背景として 世界経済の変化やDX後押しにより、「数秒先の予測」や「顧客対応の瞬発力」へのニーズが高まりつつある点を紹介しています。
続いて、リアルタイム分析が求められる場として、ECやサブスク領域では顧客体験(CX)の向上が不可欠であり、金融機関では不正検知やサイバー攻撃への迅速対応が必要であるとの論点を示しています。また、製造業においてはIoTによるセンサー連携と異常検知、予知保全の高度化といった活用事例を挙げ、業種横断での導入状況も網羅しています。
さらに、実現のために不可欠な技術要素として、クラウドインフラ(AWSやGCPなどサーバーレス環境)、ストリーミング処理(Apache KafkaやFlink)、エッジAIの進化などを紹介し、これらの組み合わせが実用化を支えていると解説 。
最後に、リアルタイム分析導入に際しては、システムのスケーラビリティやセキュリティ、ROI評価など、運用面・コスト面での慎重な検討が必要不可欠であることを強調しています。
DX時代を迎え、“秒単位”のデータ活用が競争力の鍵になる中、本記事は理論と現場事例、技術・運用面の課題までを一通り解説し、全企業のデータ戦略立案に資する入門書とも言える内容です。
2025.06.23 公開
一般社団法人・運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)が主催する年次オンラインフォーラム「TDBC Forum 2025」が、2025年7月11日(金)に開催されます。今年のテーマは「新物流2法」施行後の実践と共創。トラックドライバーの長時間労働是正や脱炭素化を目指す新制度下において、持続可能な運輸業界の未来を見据え、実務者・行政・荷主企業が知見を共有する場として注目されます。
イベントでは関係省庁(国土交通省・経産省)による最新情報の提供から、現場レベルのワーキンググループ報告、荷主・運送事業者によるDX・安全対策・モーダルシフト・健康経営といった多様な先進事例が登壇。構造改革を見据え、共創型の物流改革を次フェーズへと進める実践的アプローチが展開される見込みです。
当フォーラムは、配車効率の最適化、災害対応強化、輸配送最適化など、現場で即活用できる具体策が多面にわたり紹介され、中小企業も参加しやすい内容となっています 。参加費無料・事前登録制のオンライン開催であるため、運輸業界関係者や物流DXに関心を持つ全てのビジネスパーソンにとって、自社の課題解決や他社連携のヒントを得られる貴重な機会になるでしょう。
今回は『長期休暇前で気になる大阪・関西万博「混雑具合」。大混雑の初日でもスムーズに入場できたおすすめルートをレポート!「DX Namamono information」第16便』という記事を紹介させて頂きました。
実は筆者、2025年の夏休みに兵庫を訪れる予定があり、「夏の甲子園で高校野球を観戦するか、それとも大阪・関西万博に足を運ぶか」で迷っています。
夏の甲子園は、言わずと知れた全国高等学校野球選手権大会で、ここ数年、筆者は現地での観戦を毎年の恒例行事としています。球児たちの全力プレーを、スタンドの熱気とともに生で体感できる、まさに夏の風物詩です。テレビで見ていても感動しますが、やはりあの球場で直に応援する興奮は別格。アルプス席の応援や、球児たちの一挙手一投足に心を動かされる瞬間を、ぜひ味わいたいと思っています。
一方で気になっているのが、夢洲で開催中の「大阪・関西万博」。未来社会の実験場とも言われ、AI、モビリティ、サステナビリティなど、世界中の最新技術や文化が集結しているとのこと。一度は見ておきたいという思いも強く、朝早くから回れば混雑も避けられるとの情報もあり、じっくり回ってみたくなります。
“球児の真剣勝負に心震わせるか”、“未来の社会像に触れて刺激を受けるか”。どちらも夏にしかできない体験であり、どちらに行くか本気で悩んでいます。
みなさんは今年の夏休み、どのように過ごされるご予定ですか?
それでは次回も「データのじかんNews」をよろしくお願いします!
データのじかんは、テクノロジーやデータで、ビジネスや社会を変え、文化をつくりあげようとする越境者のみなさまに寄り添うメディアです。
越境者の興味・関心を高める話題や越境者の思考を発信するレポート、あるいは越境者の負担を減らすアイデアや越境者の拠り所となる居場所などを具体的なコンテンツとして提供することで、データのじかんは現状の日本にあるさまざまなギャップを埋めていきたいと考えています。
(畑中 一平)
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