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ビール腹の正体は実はビールじゃなかった!?管理栄養士に聞く健康的なビールとの付き合い方

         

こんにちは、管理栄養士の高杉保美(たかすぎほみ)です。

この度、データのじかんで、「データとダイエット」というテーマで記事を書かせていただくことになりました。よろしくお願いします。

暑い時期といえば、なんと言ってもビールが美味しいですよね!!

美味しいからと言って飲み過ぎるとビールは糖質が高めで太りやすいです!それはそれで事実ですが、適量であれば、実はビールには健康効果もあるんです。

そこで今回は、どうしてもビールが飲みたいときに、少しでも美味しく頂けるように、ビールの良いところをピックアップしてみたいと思います。そしてついつい美味しくて飲みすぎた際にどのくらいの運動量でリカバリーできるのかについてもお話してみたいと思います。

ホップの効能

ビールの苦味は「ホップ」に由来するものですが、このホップが体にとって良い効果をもたらすと言われています。


ホップの精神的効果


ホップには下記のような精神的効果があると言われています。

・イライラや不安を解消してくれる
・不眠の改善
・リラックス効果
・ストレス解消効果がある

また、ホップには女性ホルモン様物質であるフィストロゲンが含まれているため、月経前症候群、つまりイライラや生理痛、不安、不眠といった症状の緩和に効果があると言われています。


ホップの身体的効果


ホップには下記のような身体的効果があると言われています。

・消化の促進
・コレステロール、中性脂肪、血糖値の上昇を抑制
・花粉などのアレルギーの抑制

このように、ビールに含まれるホップには様々な健康効果が期待できます!

ただし!

たくさんのアルコールを飲んでしまっては、効果が薄れてしまうので、飲み過ぎ注意です!!飲みすぎる事によっていわゆる「ビール腹」になってしまう可能性も!

ですが、そもそもビール腹の原因は本当にビールなのでしょうか?

ビール腹の正体はビールではない!?

情報ソース:ビールのカロリーをメーカー別に比較!|Pintoru

代表的な各メーカーのー350ml缶でアルコール分、カロリー、糖質量を上記の表で比較してみました。

アルコールは1gあたり7kcalのエネルギーを発散します。なので、アルコール度数が高いものほど、カロリーも高いことになるのですが、アルコールのカロリーは熱として優先的に発散されます。従って、アルコール由来のカロリーで太る、ということは実は考えにくく、ビールで太る原因の多くは糖質量とおつまみのカロリーにあるのです!つまり、ビール腹の正体とはビールそのものではなく、糖質量とおつまみだったのです!

上記の表によると、キリンビールの一番搾りの糖質が9.5gと最も低くサントリーのプレミアム・モルツが13.3gと最も糖質量が多いことがわかります。また、アサヒビールの黒生も高い数値となっています

カロリーで見てみると、サッポロビールの黒ラベルとラガービールが140kcalと低く、その差は24.5kcalほどですが、アサヒビールの黒生が164.5kcalと最も高カロリーです。

アルコールが体内に入ると、肝臓は優先的にアルコールを代謝しようとします。そうすると、アルコールと一緒に摂取した糖質、脂質などの代謝が後回しになり、その結果、脂肪として蓄積してしまうのです

また、アルコール代謝には大量のビタミン・ミネラルも消耗されるため翌日の体調不良も起こしやすくなりますので、おつまみはヘルシーでビタミン・ミネラルが豊富な魚類、大豆製品、野菜、海藻類、きのこ類などがおすすめです!

ビール1缶を運動量に換算すると…

でも、やっぱりビールと一緒に食事は我慢せず楽しみたい!これぞ生きる楽しみ、すなわち、我慢できないし、したくないという方は、アフターフォローとして運動で消費しましょう!

では、ビールを飲んだ分をチャラにするにはどのくらいの運動量が必要なのでしょうか?

ビール1缶(350ml)を約170kcalとして運動量に換算すると、下の表のようになります。

なんと自転車またはウォーキングなら1時間以上ジョギングでも30分前後水泳や筋トレでも20分程度の運動が必要なのです!

平均値をグラフにするとこんな感じです。

もちろん、身長や体重などの体格差により目安時間に変動はありますので、これはあくまでも大まかな目安です。

ビール腹にしないためには、ビールと一緒に食べるものを意識し、より糖質が低いビールや糖質オフの発泡酒や第三ビールに切り替える事と、飲み食べしてしまった次の日はしっかり運動して、健康を維持していくのが大切です!

(高杉保美)

 

ヘルスビューティーアドバイザー
管理栄養士 高杉保美(たかすぎ ほみ)

【来歴】

大学時代に一人暮らしを始めたのをきっかけに、体重が45kgから57kgになり、約12kg増加。
大学を卒業し管理栄養士の資格を取得後、自信を取り戻すべくダイエットを開始する。
独自で食事法を考え、6ヶ月で-15kgのダイエットに成功。
・健康・美容に興味を持ち始め、専門的な知識を活かしたいと思い、RIZAP株式会社へ入社。チーフカウンセラーとしてこれまで2000人以上のカウンセリング、栄養指導を実施し、ダイエット成功へと導く。
・東急スポーツoasisでサッカー選手の長友佑都選手とコラボレーションしたダイエットプログラム「NAGATOMO Method」の食事プログラムの監修を行う。

現在は、楽しくストレスフリーなダイエットと脳活性、アンチエイジングの食事法を広めるべくセミナー活動や個別指導を中心に活動中。

【活動内容】
☆セミナー講師☆
・美容・アンチエイジング(抗酸化、がん予防、)
・ダイエット(糖質制限、ケトジェニック食事法)
・フィットネススタッフ向け(栄養、カウンセリング)
・ビジネスマン向け(仕事効率アップの食事法)
・子育てママ向け(集中力、学習能力アップ食事法)

その他、コラム作成、食品プロデュース等

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