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ファイナリストと共にDatalympic 2018を振り返る!最後は日立ソリューションズ社「ヒタチドットスティングレイ」チームを取材。

         

Q. プレゼンを行うにあたってどんな準備をしましたか?

実は、誰がプレゼンをするか、というのを決めたのは資料が完成してからでした。資料が完成したのは予選の1週間くらい前です。

それから原稿を作り、練習を開始したのは二日前でした。日立では入社2年目の社員が行う論文の発表会があるのですが、その時の江口さんの発表が素晴らしかったので、江口さんにお願いすることにしました。そうなると河村さんの役割があまりなくなってしまうので、寸劇を取り入れることにしました。あえて日立っぽくない演出をすることも心がけていたことの一つです。

江口さんは彼女の上司からTEDのプレゼン動画を勧められ、動画を見て勉強していました。また、携帯電話を使って自分のプレゼンを動画に撮り、それを見ながらセルフチェックを行い改善点を見つけてはブラッシュアップを行っていました。社外に対してプレゼンを行うことがあまりなく、彼女にとってとても貴重な経験になりました。

Q. 来年参加する人にアドバイスするとしたら?

MotionBoardで綺麗に作りました、をスタート地点にするとどうしても機能にとらわれがちになり、ビジネス的観点が弱くなる傾向がある気がするので、製品の枠で考えず、欲しいサービスを起点に考えた方がよいのではないかと思います。

つまり、世の中に求められているサービスかどうかが判断の軸であるべきじゃないかと。そして、アイデア自体が面白いことも同じだけ重要です。自分で面白いと思えるアイデアであれば、楽しみながらできますし、同じやるならワクワクしながらやったほうが絶対に良いですよね。

事業案を考える場合、ついついサービスを提供する側の都合で考えてしまいがちですが、提供しようとしているものが自分が欲しいサービスかどうか、ユーザーが簡単に使えるようにどこまで落とし込めるか、という視点で考える、というところからいかにブレないかが特に迷いが生じた時などには大切なのではないか、と思います。

まとめ

今回は残念ながら優勝できませんでしたが、全力を尽くしてやりきった感はあります。

意識的にチーム主体でやってきたのですが、尖ったところが違う人たちが集まってガヤガヤやった方が良いものができることが実感できました。一人で作業していると行き詰った時に思い詰めてしまい、アイデアがそこで止まってしまう可能性があります。私は学生の頃から新しいことを考えるのが大好きで、大学でもユーザビリティの研究をしていました。もともとはアイデアを自分の中に留めてしまうタイプだったのですが、最近は他人の意見を聞いてブラッシュアップしたほうがよいものができるのではないのか、と思うようになりました。今回のコアメンバー三人という人数もちょうど良い感じだったと思います。コアメンバー以外にも色々と意見を出してくれる人が10人くらいいたので、彼らの存在も貴重でした。メンバーたちのモチベーションを保ちつつ、みんなの長所を活かしていく、というチームビルディングを今回は特に意図的に実践したのですが、メンバーの二人を前面に押し出すことで、たくさんのアイデアが生まれ、その結果として複数のアイデアが結びついていったのが良い結果を生んだと思っています。

また、Datalympicに参加したことで、新しいことをやることが好きな人たち、指示を受けて動く人ではなく、自主的に動ける人たちと社内で繋がれた、という副産物もあり、全体を通じて得るものが多かったように感じています。この仲間たちと最終的にはアイデアを事業化できるように今後も切磋琢磨していきたいと思います。ぜひ来年も同じコアメンバーと一緒にDatalympicに参加したいです。

 
Q. 資料作りの際に苦労した点はどんなところですか?
吉田さんから一言

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