About us データのじかんとは?
最初はスイッチストライクエアーについてのプレゼンをしようかと考えたのですが、すでに市場に出ている製品を紹介するだけでは、新規性もなく、面白い味に欠けると思いました。そこで、1週間ほどかけてアイデアを一から構築していく作業から始めました。
最初から優勝を狙っていたので、5つの評価基準を見ながらどうするのかを戦略的に考えていきました。その結果、5つの評価基準全てで平均的に高得点を取ることよりも、どれか1箇所で一番を取る方が得策ではないかと考えるようになりました。
私たちのチームメンバーは、技術開発部・企画広報グループという部署に所属しているので、シブタニの強み弱みを分析し、事業展開を考えながら新製品を提案することが業務です。なので、商品企画のチームは世の中のことに常に疑問を持つように心がけていて、新規事業の展開や新商品について日頃から習慣的に考えています。なので、今回もシブタニの強みを生かした尖がったものを作りたいと考えていました。
アイデアを考えるのは決勝戦でプレゼンを行なった小笠さんがやりました。会社へ向かう電車の中などで、みんながどんなことに困っているのかについてひたすら考えました。同時にシブタニの技術の強みについても改めて考えました。この2つの軸を別々のモノとして考え、そして、その2つをうまく組み合わせることができるアイデアを模索しました。
今回のTable Keeperのアイデアを思いついたのは、週末に子供を連れてフードコートへ行った時でした。次の水曜日にTable Keeperのプレゼン概要をA4一枚に言葉だけで書き出しました。6月13日のことです。そのプレゼン概要を数日後にチームと共有してみると、「面白そう」という反応がチームからも返ってきました。スイッチストライクエアーの技術がTable Keeperのアイデアにがっちりとはまったのは偶然でしたが、結果よかったのはないかと思います。
実は、資料作成においての一番の心配がMotionBoardの操作でした。二条城のプロジェクトでMotionBoardを活用したことはありましたが、実は自分で操作したことはありませんでした。正直なところ、MotionBoardを使って何ができるのか、というのもよく理解できていませんでした。そこで、チームのMotionBoard担当となった石田優太さんにとにかくMotionBoardを触ってもらうようにお願いし、どんな画面ができるのか、どんなことができるのかについて調査してもらいました。
データを見える化するにはまずデータを作るところから始める必要があったので、モールの来場者数を調査し、調査結果に基づいて10年分程度のデータを入力して、データを作りました。そして7月中旬くらいから、利用人数の可視化やヒートマップの作成など、実際にどんなものをどうやって作っていくかを考えました。
石田さんはMotionBoard初心者だったので、時間を見つけてはコツコツと独学で学習してくれました。1ヶ月くらいは MotionBoardの勉強に費やしていたのではないでしょうか。特に8月は必死になってやってくれました。お盆明けには全てフィックスする算段だったのですが、やはりこだわり始めるとどんどんと修正箇所が出てきて、最終形が完成したのは締め切りのギリギリ、8月31日の夜10時くらいだったと記憶しています。一番テンパっていたのは8月31日の日でしたね。(笑)
最初に作成したA4一枚のプレゼン概要を作った段階で構想はほとんど完成していたので、後は作業するだけ、という状態だったのはとてもよかったと思います。
提出した後にもまだ修正し足りない部分が多々あったので、書類審査後にもう一度修正ができることになって助かりました。
資料作りは普段から広報の業務などをやっているメンバーなので、お手の物でした。これは1週間程度で完成しました。小笠さんが大まかなストーリーを提案し、宮村さんがそれに沿って作り込んでいきました。MBの画面以外の部分はお盆明けくらいに一通りできていたのですが、そのタイミングでDatalympic実行委員会の吉田守さんの講義動画を見る機会があり、マネタイズ・販売計画についての話を資料に追加しました。市場調査的なことは慣れているのでこの辺はさほど苦労しませんでした。最初は詳細なビジネスプランまで作り込む必要性があるとは思っていませんでしたが、この辺は常にやっている業務の一環なので、黒字化のラインなどを調べて追加しておきました。実際の作業をしていたのは8月だけでしたね。
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