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データのじかんNews 2023年07月Part.04

 

データのじかんを閲覧頂いているみなさま!!こんにちわ!!

【データのじかんNews】担当の畑中一平です。

 

【データのじかんNews】では、読者様がより便利に、より活用しやすく【データのじかん】を閲覧頂けるよう、過去1週間に公開された新着記事の短信をニュースとして、みなさまにお届けしています。

 

第63回の2023年7月Part4では、2023年7月17日~7月21日までに【データのじかん】で公開された7件の記事についてご紹介します!!

 

         

気象庁は2023年7月20日に中国、近畿、東海の梅雨明けを発表しました。

ところでみなさん、梅雨が明けたか、明けてないかの基準をご存じでしょうか?

日本気象協会では、梅雨明けの基準を次のように定めており、これらの気象条件が揃った場合、「梅雨明け」を宣言するそうです。

・梅雨前線が北へ去るか、消滅する。
・西から高気圧が張り出してきて、しっかりとその地点を覆う。
・雲の状況や湿度など、その後数日間の天候が梅雨期特有のものではない。

筆者の場合、蝉(セミ)の鳴き声が聞こえ始めたら梅雨は終わりと思っていて調べてみたのですが、セミの活動と梅雨明けは密接に関連しているようで、長雨が終わり、一定期間晴天が続いたタイミングに地上に出てくるそうです。

この原稿を執筆している2023年7月22日の一週間ほど前から筆者の住む地域では、セミが鳴き始めており、待ちに待った夏の訪れを実感しています。

それではまず、今回紹介する記事のダイジェストの一読下さい!!

■トレンド

DXはビジネスの競争力強化と生産性向上を促進する一方で、新型コロナのパンデミックや外部ネットワーク利用の増加に伴い、ランサムウェア攻撃などの脅威が増加しています。2023年のIPA「情報セキュリティ10大脅威」では、ランサムウェアが引き続き1位にランクインし、その攻撃手法は日々進化していると言えます。本連載では、金沢工業大学客員教授で危機管理の専門家である藤谷昌敏氏を迎え、DXリーダーが押さえておくべき危機管理入門として、危機管理について学び進めていきます。

・ますます拡大するランサムウェアの脅威に備えて–藤谷先生と一緒に学ぶ、DXリーダーのための危機管理入門‐その1

全国各地でDX(デジタルトランスフォーメーション)熱が高まり続けている昨今、官民一体でその土地ならではの「DX」に取り組む動きが加速し始めています。観光を主産業とする日本屈指のリゾート地である『沖縄』においては、リゾート×テクノロジーをコンセプトに2020年より県最大のDX展示会で『ResorTech Okinawa』というブランドの発信に取り組んでいます。今回は、2023年11月に開催を予定している『ResorTech EXPO 2023 in Okinawa』のみどころについて紹介します。

・2023年11月開催|ResorTech EXPO 2023 in Okinawaー沖縄が描く観光業を超えたDXテストベッドアイランドを体感しよう!

地政学リスクとは、国際政治の変動がビジネスに与える影響を指す言葉です。米中対立、台湾やウクライナ情勢など、世界の地政学リスクは今、高まり、日本でも地政学をテーマにした書籍/漫画がベストセラーになっています。これらのリスクを理解し、適応する能力は、DX(デジタルトランスフォーメーション)のリーダーにとって絶対に必要です。本記事では、地政学リスクと危機管理の専門家である和田大樹氏が、これらの問題にどのように取り組むべきか、具体的なアドバイスを提供します。世界情勢の変動を理解し、その影響を最小限に抑えるための戦略を練るスキルが、今後のビジネスリーダーには求められます。

・企業が直面する地政学とDXリーダーが最低限知っておくべき勘所‐DXリーダーの教養

世界に大きな変革を起こすことは間違いないAI技術。GPT-4は公開から1か月経たずに司法試験や医師国家試験に合格し、3DCGゲームをプログラミングするなど進化が止まりません。この半年間で、専門家たちも驚くべきスピードで進化を続けているため、この技術を利用することはあまりにも社会的リスクが高すぎると、欧州では利用規制に動き始めているほどです。本連載「AIがおしゃべりできる秘密」の第2回では、自然言語処理の基本を解説するとともに、今後社会にどんな影響を与えていくかまで考察します。

・AIがおしゃべりできる秘密|第2回|大規模言語モデルの仕組みとは

人手不足が叫ばれる昨今のなかで今、もっとも「人材が足りない」と言われているのがCDOの領域。デジタルにまつわる戦略を立てて組織を作れる人材は非常に希少だと言われています。そんななかで、現在小林製薬のCDOを務める石戸亮氏は、その前はパイオニアでもCDOを務めていた人物でもあります。石戸さんはCDOとしてどのような経歴を歩んできたのか。DXをやり遂げるCDOの経歴にフォーカスをあてて話を聞いていきます。

・CDOの履歴書|ベンチャー、外資、日系大企業と経験した小林製薬CDO石戸亮氏の今

■データ活用

DXの取り組みが成果につながっていない。あるいは、検討段階から実行フェーズへなかなか進めない・・・ 企画・社内検討やプロジェクト遂行に着手した企業が増えたからこそ、そのような声も多く聞かれるようになっています。『ビジネストランスレーター データ分析を成果につなげる最強のビジネス思考術』(日経BP、2023)は、そのような悩みに対し「ビジネストランスレーター」という役割が発揮すべき4つの能力とその力を身につけ発揮する方法についてのビジネス書です。前作にあたる『データ分析人材になる。目指すは「ビジネストランスレーター」』(日経BP、2020)との比較などを通し、同書の内容やターゲットとなる人材像についてご紹介します!

・【書評】『ビジネストランスレーター データ分析を成果につなげる最強のビジネス思考術』を読んでデータを成果につなげよう

■社会

自動化、VUCA、多様化、モノからコトへ……このようなキーワードが象徴する現在の社会状況の到来が、1970年の論文ですでに予言されていたことを、皆さんはご存じでしょうか?そのタイトルは『SINIC理論─未来へのアプローチ』。電子機器、ヘルスケア製品などで知られるオムロン(株)の創業者である立石一真氏により打ち立てられた「SINIC理論(サイニック理論)」を論じる目的で執筆されました。同論文によると現在は「情報化社会の“次”」にあたる「最適化社会」のただなかにあり、これから「自律社会」→「自然社会」と社会は発展していくのだとか。「SINIC理論」の骨子と、これから訪れる社会の変化について見ていきましょう!

・情報化社会、最適化社会の到来を予測した「SINIC理論」とは?

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トレンド

ますます拡大するランサムウェアの脅威に備えて–藤谷先生と一緒に学ぶ、DXリーダーのための危機管理入門‐その1

2023.07.18 公開

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DXは、従来の業務プロセスやビジネスモデルを見直し、ビジネスの競争力を高め、生産性を向上させてくれます。そして今、デジタルテクノロジーを活用した新しい価値提供を実現することが求められています。そうした中、新型コロナウィルス(COVID-19)のパンデミックにより、リモートアクセス環境やインターネットからアクセス可能な機器等の外部ネットワークの利用が拡大されており、こうした接続点から組織内のネットワークに侵入する事例が数多く確認されています。中でも、ここ数年、最も脅威となったのが、ランサムウェアです。

2023年11月開催|ResorTech EXPO 2023 in Okinawaー沖縄が描く観光業を超えたDXテストベッドアイランドを体感しよう!

2023.07.19 公開

ResorTech EXPO in Okinawa」とは、沖縄県の全産業DX推進と、観光地沖縄から国内外へのビジネス創出の推進を目的とした沖縄県最大のIT・DX展示会です。

今年のテーマは「国際IT見本市」としてReboot(再起動)を切る気持ちを込めた「沖縄発、Reboot Japan!」

「観光地沖縄が起点となる国際ビジネス創出」「全産業のDX推進 稼ぐ力の向上」「地方創生 地域課題の解決」をコンセプトに、沖縄発のイノベーション・新ビジネスの創出を促進し、これまで以上に多くの分野とITソリューションのマッチングの場となることを目指し、展示会・シンポジウム・セミナー・オンラインセミナーの開催を予定しています。

企業が直面する地政学とDXリーダーが最低限知っておくべき勘所‐DXリーダーの教養

2023.07.20 公開

米中対立や台湾情勢、ウクライナ情勢などに代表されるように、世界情勢は多くの難題を抱え、企業は常にその影響を強く受けています。

バイデン政権は昨年10月、軍事転用可能な先端半導体の技術や製造装置が中国に流出することを防止するため対中半導体規制を発表し、今年に入っては日本にも同調を呼び掛け、日本は7月から先端半導体に必要な製造装置など23品目で対中輸出規制を開始します。それによって、日中経済にも不穏な空気が漂っています。そういった背景から、日本企業の間でも中国依存脱却を目指した動きが見られています。

キヤノンの御手洗冨士夫会長兼社長は昨年10月、地政学リスクを懸念し、工場の展開など生産拠点で日本回帰や第3国への移転の可能性を示唆しました。大手自動車メーカーのホンダは昨年8月、国際的な部品のサプライチェーンを再編し、中国とその他地域の切り離しを進める方針を示し、マツダも昨年8月、部品の対中依存度を下げると発表しました。

今日、日本企業そして、データの時代の読者であるDXリーダーたちにとって、地政学リスクは目前の重要な問題と捉えるべき点を、地政学リスクや危機管理の実務および研究を大学や研究機関で進めている和田大樹氏が解説します。

AIがおしゃべりできる秘密|第2回|大規模言語モデルの仕組みとは

2023.07.20 公開

AIがなぜ言葉を扱えるようになったのか、この最も重要な考え方を説明します。ここを理解していれば、現在の自然言語処理の基本が理解可能になるはずです。それが分布仮説です。例えば “甘い”という言葉は、その前後にある単語によって、その意味が変わってしまいます。つまり単語の意味は、その単語が出現した際の周囲の単語によって決まる、というシンプルな考え方です。

分布仮説は直観に基づいた仮説でしかありません。しかし、この考え方を利用したニューラル言語モデルで言語をコンピュータで処理すると、従来の言語モデルを凌駕する性能を示すことは事実です。しかも英語・日本語・スペイン語など世界中に多数ある言語のすべてに適用できるのです。このため世界的に、このニューラル言語モデルが一気に広がったのです。

CDOの履歴書|ベンチャー、外資、日系大企業と経験した小林製薬CDO石戸亮氏の今

2023.07.21 公開

「日本のデジタル人材はテックジャイアントやスタートアップ企業に寄りがちである」と指摘するのは現在小林製薬株式会社で執行役員CDOユニット長を務める石戸亮氏です。石戸氏は「これまでデジタル領域でキャリアを積んだ方が、日本のメーカー企業で活躍できるチャンスは多くあり、人材が流動することで価値が生まれる瞬間もたくさんある」と語っています。

そもそも、石戸氏はどんなキャリアを歩んできたのでしょうか。

データ活用

【書評】『ビジネストランスレーター データ分析を成果につなげる最強のビジネス思考術』を読んでデータを成果につなげよう

2023.07.18 公開

「ビジネストランスレーター」とは、データサイエンティストなどデータ分析の専門家と、ビジネス部門の間に立ち、データ活用プロジェクトがスムーズにいくよう、両者のコミュニケーションの「通訳者」的な役割や、現場の課題を発見する「コンサルタント」的な役割を担う、データ時代の新たな職種です。

ビジネストランスレーター データ分析を成果につなげる最強のビジネス思考術』(以下、『ビジネストランスレーター』)は、『データ分析人材になる。目指すは「ビジネストランスレーター」』(以下、『データ分析人材になる』)とどこが違うのでしょうか?

答えは、各書籍のメインターゲットにあります。

社会

情報化社会、最適化社会の到来を予測した「SINIC理論」とは?

2023.07.21 公開

まずは、「SINIC理論」とはいったい何なのか? という基本事項について解説いたしましょう。その理論を構成するアルファベットが意味するのは以下の3つの要素です。

・Seed-Innovation:革新の種
・Need-Impetus:刺激の必要性
・Cyclic Evolution:円環の発展

「SINIC理論」の未来予測においてベースとなるのが、“技術・社会・科学の相互作用によって未来は創られる”という考え方です。一般相対性理論がGPSの位置情報の補正に用いられ、それが社会に受け入れられることでGoogleマップのような便利なサービスを我々が享受できています。このように、科学は技術を生み、社会を発展させる「革新の種」であり、反対に社会は技術を必要とし、技術は科学に刺激を与え、「刺激の必要性」が駆動します。この双方向の作用がらせん状に円を描き、社会を発展させていくのが「円環の発展」というわけです。

編集後記

今回は、『2023年11月開催|ResorTech EXPO 2023 in Okinawaー沖縄が描く観光業を超えたDXテストベッドアイランドを体感しよう!』という記事を紹介させて頂きました。

ResorTech EXPO 2023 in Okinawa』の開催地である沖縄は、みなさんご存じの通り、日本屈指のリゾート地で、筆者も旅行で3回ほど訪れたことがあります。

コロナ禍の影響で、ここ数年、遠方への旅行は控えていたのですが、今回の記事を制作しながら、久しぶりに沖縄にいってのんびりしたいなーって思いました。

データのじかんでは、「47都道府県47色のDXの在り方」を紹介する「Local DX Lab」というプロジェクトに取り組んでおり、その土地ならではの特性や強みを活かしたDXに取り組んでいる地域を応援しています。

沖縄と言えば観光が主産業の地域であるものの、自治体が主導で『ResorTech EXPO 2023 in Okinawa』のような大規模なDXイベントを開催して、地域経済を支援する例は、実際にはかなり珍しいです。

それだけ沖縄のDXに対する熱意、本気度は高いと筆者は感じているのですが、具体的に沖縄のDX事情がどういったものなのか?については、以下の記事を参考頂ければ、と思います。

それでは次回もみなさま、どうぞ「データのじかんNews」をよろしくお願いいたします!!

(畑中 一平)


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