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データのじかんNews 2025年7月Part.04

データのじかんを閲覧頂いているみなさま!!こんにちは!!【データのじかんNews】担当の畑中一平です。【データのじかんNews】では、読者様がより便利に、より活用しやすく【データのじかん】を閲覧頂けるよう、過去1週間に公開された新着記事の短信をニュースとして、みなさまにお届けしています。

第162回の2025年07月Part4では、2025年7月19日~7月25日までに【データのじかん】で公開された2件の記事をご紹介します!!

 

         

7月も最終週になりました。

連日猛暑が続きますが、みなさんは天気予報で使われる色分けが変わってきたのに気づいていますか?以前は、暑さを表すために赤が使われていましたが、今ではそれを超える暑さを示すために赤紫や濃い紫が使われるようになりました。この変化は、温暖化が進んでいることを視覚的に伝えるための方法のひとつです。異常気象や異常な高温が当たり前のようになってきた今、温暖化はもはや無視できない現実になっています。

30年前は、温暖化や気候変動ってちょっと遠い話みたいに思われていたけど、今ではその影響が私たちの生活に直接影響を与えているのを感じることが増えました。異常気象や猛暑、自然災害が増えてきて、温暖化の問題はもはや絵に描いた餅じゃないって実感している人が多いのではないでしょうか。

それではまず、今回紹介する記事をダイジェストで紹介します!!

■トレンド

【生成AIとセキュリティ④】生成AIを巡る世界の法規制。企業に迫られるイノベーションとの両立とは

生成AIは業務の効率化や新たなビジネス価値創出に大きく貢献する一方で、その利用には法的リスクが伴います。機密情報の漏えいや著作権侵害、倫理的な問題など、生成AIに関連する法的課題は多岐にわたるため、企業にとっては、技術的なセキュリティ対策だけでなく、法令やガイドラインの遵守も信頼性の確保と事業継続の観点から欠かせない要素となっています。今回は、連載最終回として、生成AIを取り巻くAI規制動向の現状や国内外のガイドラインなど、生成AIを安心して活用するために企業がとるべき対応を整理していきます。 (・・詳しくはこちらへ)

 

■ビジネス

行政、業界団体、企業の視点から考える日本のIT業界の未来─2025年5月12・13日開催|第19回CIO Japan Summit 2025 イベントリポート

2025年5月12日および13日の両日、ホテル椿山荘東京において、弊メディア「データのじかん」もメディアパートナーを務める「第19回CIO Japan Summit 2025」が開催されました。2日目のインタラクティブセッションでは、経済産業省商務情報政策局の河﨑幸徳氏、一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)会長の福永哲弥氏に加え、同サミットの議長を務める日本化薬株式会社執行役員情報システム部長の末續肇氏が登壇し、3名が行政、業界団体、企業、それぞれの視点から日本のIT業界の未来に向けた議論を交わしました。 (・・詳しくはこちらへ)

 

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トレンド

【生成AIとセキュリティ④】生成AIを巡る世界の法規制。企業に迫られるイノベーションとの両立とは

2025.07.21 公開

生成AIの活用がビジネス現場で急速に拡大する一方で、そのセキュリティ上のリスクも無視できないレベルに達しています。ウイングアークのメディア「データのじかん」では、全4回シリーズで生成AIに潜む脅威や具体的な対策を体系的に整理。本稿ではその最終回にあたる第4回の記事をご紹介します。

第1回では、生成AI普及の背景と企業が抱える共通課題をデータを交えて概観し、なぜセキュリティ重視が必然とされるのかを解説しました 。第2回では具体的なリスク事例、たとえばChatGPTへの機密情報入力やプロンプトインジェクション、ハルシネーション、ディープフェイク展開など、実際の事案から脅威を示しています 。さらに第3回では、DLPやCASB、アクセス制御、監査ログなどによる機密情報漏えい防止と、プロンプトインジェクションに対するバリデーション・モニタリング手法を具体的に紹介 。

そして第4回では、これまでの内容を踏まえた上で、「生成AIを安全かつ戦略的に活用するための今後の展望と実務対応策」に焦点を当てます。企業が導入段階で見落としがちなリスク管理や制度整備、ガバナンス体制の構築といったマクロ視点でのアプローチを丁寧に提示します。また、生成AI時代に求められる法制度や規制動向、国際的な潮流への対応も含めて整理。さらに、技術と倫理を交差させたセキュリティビジョンや、企業が現場導入に失敗しないためのステップも指南します。

生成AIの恩恵だけではなく、その裏に潜む潜在的リスクもしっかりと把握したい。特に、情報システム部門や経営層、そして法務・コンプライアンス部門にとって価値ある内容です。本記事は、生成AIを活用しながらも情報漏えいや不正出力、脅威攻撃を未然に防ぎ、安全で信頼できるAI活用を目指す方に最適な最後の視点を提供します。

生成AIの利活用を成功させるには、技術だけでなく組織としての備えが不可欠。本シリーズの締めくくりとして、第4回の記事をぜひご一読ください。

【生成AIとセキュリティ④】生成AIを巡る世界の法規制。企業に迫られるイノベーションとの両立とは

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ビジネス

行政、業界団体、企業の視点から考える日本のIT業界の未来─2025年5月12・13日開催|第19回CIO Japan Summit 2025 イベントリポート

2025.07.23 公開

2025年5月12・13日、ホテル椿山荘東京にて開催された「第19回CIO Japan Summit 2025」。IT部門の統括責任者が一堂に会した本サミットでは、弊社メディア「データのじかん」がメディアパートナーを務め、行政・業界・企業という三者の視点から日本のIT業界の未来について深く議論されました。

イベント2日目のインタラクティブセッションには、経済産業省 商務情報政策局 河﨑幸徳氏、JISA会長 福永哲弥氏、日本化薬 執行役員 情報システム部長 末續肇氏といったキーパーソンが登壇。それぞれが行政、産業団体、企業という立場から、日本のIT競争力、IT投資の現状と方向性、IT人材やデジタルガバナンスの課題について、多面的かつ示唆に富む議論を展開しています。

記事では、まず日本がかつて「電子立国」を掲げたものの、デジタル競争力や世界競争力ランキングにおいて順位を落とし続けている現状を、具体的な統計データを交えて整理。河﨑氏は地方銀行などの事例を通じ、システム統合や共同化の意義と課題に視点を向け、デジタル投資の拡大余地を論じます。

福永氏は、バブル崩壊以降の経営者の失われた自信が、ITへの投資やリスク対応能力の低下につながっていると分析。CIOに対しては、企業価値向上を見据えたデジタル戦略を主体的に推進する役割が求められると指摘しています。

末續氏も、IT投資を単なるコストとみなすことの限界を指摘し、日本企業の投資比率が海外に比べ低迷している現況に警鐘を鳴らします。生成AIやデータ活用を踏まえた今後のITアーキテクチャ設計の方向性も示唆されています。

さらに、記事は問題提起に終わらず、「環境変化に対応するためのアプローチ」も提示。生成AI時代のユーザーとベンダーの関係再構築、ITとOTの統合、CIOの経営視点への昇華など、求められる組織の変革と役割について実践的な指摘が豊富に盛り込まれています。

情報システム部門、経営層、CIO、DX戦略担当者、ITソリューションプロバイダーなど、日本のIT変革を担うプロフェッショナル必見のレポートです。企業価値と競争力を高めるための戦略的思考と、実行へのヒントが凝縮されています。

生成AIやDX時代におけるITリーダーシップ、IT投資、組織体制、ガバナンス構築の視座を得たい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

行政、業界団体、企業の視点から考える日本のIT業界の未来─2025年5月12・13日開催|第19回CIO Japan Summit 2025 イベントリポート

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編集後記

今回は『【生成AIとセキュリティ④】生成AIを巡る世界の法規制。企業に迫られるイノベーションとの両立とは』という記事を紹介させて頂きました。

生成AIの導入に関する企業の姿勢は、セキュリティリスクへの対応を重視し、慎重に進められているのが現実です。多くの企業が生成AIの導入を進める中で、これに伴うリスクも無視できない問題として浮上しています。AIによるデータ漏洩や不正アクセス、生成されたコンテンツにおける誤りやバイアスなど、AIが引き起こす可能性のある問題に対して、企業は強い警戒心を抱いています。特にエンジニアリングの現場においては、生成AIツールの使用が一部の従業員に限られており、全社員への利用許可が与えられることは少ないのが実情です。このような制限が設けられている背景には、企業が機密情報や知的財産の保護を最優先に考えていることがあるためです。

さらに、生成AIを導入しない企業でも、サイバー攻撃やデータ漏洩、内部からの不正使用などに直面する事例が増加しています。企業にとって、AIツールの導入だけでなく、セキュリティ対策の強化も急務であるという認識が広がっています。インシデント後の迅速な対応に追われる企業が多く、事後対応に時間を取られ、リスク管理体制が後手に回るケースも見受けられます。このような状況において、AIの導入は一部の企業にとってさらなるリスクとなり、足かせのように感じられることもあります。特に、生成AIに起因する新たなリスクが増えることで、企業は導入を見送ることもあります。

これに対して、AIツールを導入する企業は、リスク管理を重視し、導入にあたっては非常に慎重な姿勢を取っています。AIの活用は、単に業務効率化を図るだけでなく、セキュリティ面での配慮が不可欠であることを企業は理解しており、そのためにはセキュリティ対策を強化する必要があります。多くの企業では、生成AIの導入に対してリスク評価を行い、パイロット運用を経てから全社的な導入を進めるケースが一般的です。この過程で得られたデータやフィードバックをもとに、AIの活用に伴うリスクがどれほどの影響を及ぼすかを慎重に判断し、その後の方針を決定します。

一方で、生成AIを完全に安全に活用するには、外部とのネットワークを遮断した環境下で運用することが最も確実だという意見もあります。この「Air-gapped」環境は、外部からのサイバー攻撃やデータ漏洩を防ぐために有効な手段であり、企業にとっては高いセキュリティレベルを保つための最善策となる場合があります。しかし、この方法にはいくつかのデメリットもあります。たとえば、AIツールのアップデートや外部とのデータ交換が困難になるため、運用効率が低下する可能性があります。それでも、機密性が最重要視される場面では、ネットワークを遮断した環境での運用が、リスクを最小限に抑えるために最も効果的な方法であると言えるでしょう。

企業が生成AIを導入する際には、セキュリティ、コンプライアンス、倫理的な懸念を慎重に評価し、それに基づいて適切な運用方法を選定することが求められます。AI技術の発展とともに、これらのリスクにどう対処していくかは、今後の企業運営において非常に重要なテーマになると思います。

それでは次回も「データのじかんNews」をよろしくお願いします!


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(畑中 一平)

 

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